『セフレの品格 決意』
監督:城定秀夫
出演:行平あい佳,青柳翔,片山萌美,新納慎也,髙石あかり,石橋侑大,大嶋宏成他
梅田ブルク7改めT・ジョイ梅田にて、10時半からの回を鑑賞。
2部作の前編『セフレの品格 初恋』は今月初めになんばパークスシネマで観ました。
夜の回だったせいもあってか、客層は中年男性がほとんどでしたが、
朝の回に来てみたところでそんなに変わらない、と思いきや、意外と多い女性客。
主人公の年齢を40代前半かと思っていたけれど、30代後半の設定だと知る。
アラフォーという括りでは同じになるでしょうか。
前編の最後で別れる話になりそうだったのに、別れちゃったら話が続かない。
抄子が自分の年齢を気にしはじめた頃、一樹の自宅を訪ねると、
明らかに未成年の少女が出てきて、「誰?おばさん」と言われる。
セフレなのだから、相手の交際に文句など言う立場でないことはわかっているが、
こんなに若い女性にまで手を出しているとは。
怒りを抑えられずにいる抄子をなだめ、一樹は事情を説明する。
親とおなかの子の父親の同意書が必要だと言うと、
そんなことは無理だからもういい、闇医者で堕ろしてもらうと咲は怒る。
咲には過去にも中絶した痕があり、そのときも闇医者にかかった様子。
致し方なく一樹は処置をしたが、おそらく咲は親から虐待を受けているから、家に帰せない。
しばらく安静にする間、咲を家に置くことにしたと言うのだ。
一樹の家で咲に料理を教えたりするようになった抄子だったが、
本心では一樹を独り占めしたい咲は、抄子を憎んでいて……。
これもネタバレしてよいですかね。
咲は男友だちに頼んで抄子を襲わせます。未遂に終わったものの、ひどく傷ついた抄子。
咲の仕業だとわかったのに、一樹は抄子に被害届を出さないでほしいと言い、
どうして咲の肩を持つのかと怒る抄子に別れを切り出します。
一樹への想いを断ち切りたくて、仕事に没頭する抄子。
そんな彼女に恋をするのが会社で清掃のバイトをするプロボクサー・猛(石橋侑大)。
抄子より一回りほど年下の猛に、抄子はセフレとなることを提案。
真面目な猛が気の毒になります(笑)。
序盤は結構笑えるシーンも。
騎乗位で事に及んでいるときに、抄子の腰がピキッ。ぎっくり腰になりかねないと中断。
仰向けになって寝ていた抄子がブヒッと鼻を鳴らすシーンには苦笑い。
若いときって、鼻が鳴ることはなかったでしょうか。歳を取ったから!?
そして最後は不覚にもこんなAV(アダルトビデオ)まがいの作品で泣いてしまいました。
咲役の髙石あかりがとても良い。彼女は脱がないですからね。ご心配なく(笑)。
AVまがいと書きましたが、絡みのシーンは多くとも、きちんとストーリーがある。
日活ロマンポルノもそうですよね。さすがピンク出身の城定監督!