マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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下永東城キョウ

2007年06月22日 09時28分53秒 | 川西町へ
西城で祭事を終えた糸井神社の神職は引き続き東城に来られる。

そして八幡神社の境内にジャジャウマを置きお渡りの無事を祈願します。

担いだジャジャウマ屋形を先頭に神職、お神酒、塩などの神饌持ちや模型農具持ち、コモグサ持ちなどが続きます。

地区の東側にあるノーガミサンの塚には昨年に供えられたジャジャウマ屋形が見られる。

このジャジャウマ屋形を置く位置、昨年のは南北に置き、今年の屋形は東西に向けて毎年交互に置く位置を換える。

ヨノミの木の前に神饌、農具模型をを供えて神職の祝詞奏上、鈴祓い神事が行われます。

その後、ともだってきた地区の人らに農具模型を配るとコモグサ投げが始まります。

東から西に向かって高く放り投げるコモグサ。

手に入れようと待ち構える人、人。

主役の子どもがいなかった今年のキョウ。

童心にかえったわと笑う。

いただいたコモグサは両手で注連縄のように先をを撚っていきます。

コモグサは蛇や虫がやってこんようにと家の門前や玄関に吊るしておきます。

役員らは公民館に戻り昼ころにキョウの御膳をいただきます。

来年は対象になるもんが3人もおるから楽しみじゃとおっしゃる。

(H19. 6. 3 Kiss Digtal N撮影)

下永東城キョウの膳

2007年06月22日 09時24分32秒 | 川西町へ
川西町下永の東城では早朝に役員が公民館に集まりキョウ御膳を作っていきます。

焚いたスシメシを桶に入れて大きなしゃもじで酢をまぶします。

84軒も配られるスシメシ。

大量なので何度もお釜で炊いて作られます。

スシメシは型に入れて作る押しスシ。

飾りスシの上には煮炊きしたコーヤドーフ、タマゴ、シイタケ、ショウガ、シオサバ、そしてデンブを振り掛けバランの皿に盛ります。

一方、スシメシのほうは同じように型に入れた押しスシで黒ゴマを掛けた質素なもの。

横にはハッタイコを入れて包むカラムシ青葉。

漬物を添えてできあがり。

その間、西城ではキョウの祭事が行われています。

(H19. 6. 3 Kiss Digtal N撮影)