マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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山の恵み

2010年11月26日 08時37分33秒 | もらいもの・おくりもの
十津川から獲(採)れたてのシカ肉やイノシシ肉とともに原産マツタケが送られてきた。

例年お世話になっている民宿津川さんからだ。

84歳の親父さんは鉄砲持って山に入った。

最近はクマが出没する。

川でアマゴを釣っていたら川原にクマが現れたそうだ。

それを間近に見た親父さん。

怖くなって入山は遠慮していた。

近所の人がマツタケを持ってきたことから気持ちは押さえきれずに山に向かった。

クマが出るから入山者は少ない。

危険を伴うからだ。

山を下りてきた親父さんは山の恵みを持っていた。

冷蔵パックで知り合いに送ったという。

お礼の電話をかけて今夜のすき焼きの具材を買いに行こうとした。

ところがエンジンがかからない。

バッテリーが切れているのだ。

数日前から運転席側の窓ガラスが開閉しなくなっていた。

スイッチが壊れて動かない。

たまに動いたら今度は閉まらない。

これではノンセキュリティだ。

仕方なく動作しないようにロックしておいた。

なのにエンジンをかけたときに窓ガラスが動く。

スイッチが入ったままなのであろう。

一晩停めた結果がこれだ。

買い出しに行けなくなった。

山の神の恵みが口に入るのは一日おあずけになったがこの晩のすき焼きは一年でもっとも豪華になった。

後日にはおばちゃんからの知恵をもらってショウガ汁とニンニクを下味にして唐揚げにした。

これは美味だ。

一挙にイノシシ肉も、というわけにはいかない。

数週間後に味噌仕立ての鍋の具材になった。

スライス肉が特に美味かった。

山の恵みはありがたい我が家のご馳走になった。

(H22.10.18 EOS40D撮影)