前日に本当屋と受け当屋の2軒の家にヨバレに行く座衆を採択する「座分け」があった長滝町。
夕方から始まって凡そ3時間は酒宴になる。
今はパック詰め料理になった当屋の料理。
かつては料理をこしらえて接待をしていたそうだ。
本当屋の玄関口には注連縄が張られている。
両側には藁で包んだ洗い米と塩がある。
そして3mぐらいの長さの太いメダケを3本立てている。
2本は提灯。形態は高張提灯のようだ。
もう1本は幟とも思える幡だ。
本当屋は赤色で大当屋の幡。受け当屋は白色でコ当屋になるという。
本当屋の座敷には舘の神さんを祀っている。
2月5日に行われた正月ドーヤのときから一年間祀るそうだ。
祭壇には2種類のモチのお供えがある。
アンツケ(アンコ)モチとキナコモチだ。これはセキダモチと呼んでいる。
モチを搗いて柔らかい間に「イ(藺)」で切るという。
今夜は九頭神社の宵宮。
かつては長いオーコで担いでいた太鼓台があった。
秋祭りには天理ダムに沈んだ地区まで練っていた。
台には子供が4、5人乗って太鼓を叩いていたと話すNさん。
長老十人衆の予備にあたるそうだ。
両当家は行司が出発時間を調整して神社までお渡りをする。
出発前、素襖(ソウ)を身につけ烏帽子を被る当屋と十人衆。区長もその姿になった。
玄関口で太い松明に火を点けた。
赤い炎がメラメラと燃える。
提灯にもローソクが点された。
最初に出発した受け当屋に一行が待ち会う場所にやってきた。
しかし先導を行くのは本当屋の行列だ。
一列になって神社を目指して真夜中のお渡り。
鳥居をくぐって宮入りした。
松明は境内で燃やす。
そして始まった真夜中の宵宮式典。
両当家、長老十人衆らが席に着いた。
一老は朗々と祝詞を奏上する。
境内は賑やかだが拝殿はまさに神事一色。
それが終われば千本杵で搗いた紅白の御供モチをいただく。
参拝者には甘酒が振る舞われる。
明日の秋祭りの時間を通達されて宵宮を終えた。
(H22.10.10 EOS40D撮影)
夕方から始まって凡そ3時間は酒宴になる。
今はパック詰め料理になった当屋の料理。
かつては料理をこしらえて接待をしていたそうだ。
本当屋の玄関口には注連縄が張られている。
両側には藁で包んだ洗い米と塩がある。
そして3mぐらいの長さの太いメダケを3本立てている。
2本は提灯。形態は高張提灯のようだ。
もう1本は幟とも思える幡だ。
本当屋は赤色で大当屋の幡。受け当屋は白色でコ当屋になるという。
本当屋の座敷には舘の神さんを祀っている。
2月5日に行われた正月ドーヤのときから一年間祀るそうだ。
祭壇には2種類のモチのお供えがある。
アンツケ(アンコ)モチとキナコモチだ。これはセキダモチと呼んでいる。
モチを搗いて柔らかい間に「イ(藺)」で切るという。
今夜は九頭神社の宵宮。
かつては長いオーコで担いでいた太鼓台があった。
秋祭りには天理ダムに沈んだ地区まで練っていた。
台には子供が4、5人乗って太鼓を叩いていたと話すNさん。
長老十人衆の予備にあたるそうだ。
両当家は行司が出発時間を調整して神社までお渡りをする。
出発前、素襖(ソウ)を身につけ烏帽子を被る当屋と十人衆。区長もその姿になった。
玄関口で太い松明に火を点けた。
赤い炎がメラメラと燃える。
提灯にもローソクが点された。
最初に出発した受け当屋に一行が待ち会う場所にやってきた。
しかし先導を行くのは本当屋の行列だ。
一列になって神社を目指して真夜中のお渡り。
鳥居をくぐって宮入りした。
松明は境内で燃やす。
そして始まった真夜中の宵宮式典。
両当家、長老十人衆らが席に着いた。
一老は朗々と祝詞を奏上する。
境内は賑やかだが拝殿はまさに神事一色。
それが終われば千本杵で搗いた紅白の御供モチをいただく。
参拝者には甘酒が振る舞われる。
明日の秋祭りの時間を通達されて宵宮を終えた。
(H22.10.10 EOS40D撮影)