元々は16日が祭礼の日だった山添村切幡の神明神社の大祭。
上出と下出の両垣内の氏子たちが集まりやすい第三日曜に移った。
本殿には提灯を設えてお供えを吊している。
フクラシの木に吊ったカマスは6匹。
それは合計4本ある。
拝殿から一段高い位置にある本殿の前には鳥居がある。
そこには柚の実を付けた木を括っている。
村人の参拝接待に供される甘酒は桶に入れている。
それを運ぶのは当屋の息子たち。
参籠所の廊下に受付台を設けた。
そのころ出発した上出のお渡り一行。
御幣を持つ村の神主を先頭に大当屋と相当屋の二人。
いずれも白衣の衣装で御幣を持つ。
後列には和服や礼服衣装の氏子たちが続く。
彼らは小さな御幣を手にした。
川つたいの旧道をお渡りする一行。

一目見ようと村の人が出迎える。
特に決まりはないがこの年は上出が最初に神社に着いた。

そのころ下出は出発していた。
同じように旧道を渡ってきた。
御幣を持つ村の神主は白衣、二人の当屋は羽織袴姿。
サカキの木も持っている。
両垣内とも御幣は欠かせない。

神社では可愛い姿のお稚児さんが迎えてくれた。
祭りは華やかさを保った。
御幣は拝殿横に置いて参拝する。

それを済まして甘酒をいただく。
右手は上出で杯は黒色だ。
左手は下出で杯は朱色。
甘酒が注がれているそれぞれの杯を手にして口に入れた。
微妙に味は違うが、大差はなくいずれも美味しい甘酒だ。
そして御供のモチを一個いただく。

参籠所には座衆が座った。
神職を迎えて神事は始まった。
拝殿に入るのは右手が神主と上出の当屋と区長。
左手は氏子総代役員と下出の当屋。
祓いの儀など賑々しく神事が行われた。
その間、ご婦人や子供たちは境内で参拝する。
それが終われば神事相撲に移る。
まず上出の神主と当屋が拝殿から筵を登っていった。
その際には藁草履に履き替える。

3人は氏神さんに向かって拝礼したのち2人の力士が肩を組み合った。
左に三回ぐるぐる回る。
そして甘酒を一杯口にする。
その次は右に三回ぐるぐる回る。
同じように杯に注がれた甘酒を飲む。
これで奉納相撲を終えた。

次は下出の出番だ。
所作は同じだ。
これらの所作は参籠所からはまったく見えない。
拝殿の向こう側の本殿はまったく見えないのである。
見たこともない人は大勢居る。
当屋経験者でない限り判らない神事相撲だ。
今回は神主に特別許可を得て撮影させていただいた。
この場を借りて感謝申し上げる次第だ。
すべてが終われば参籠所で直会。
神主が接待するいつものアズキメシをテゴク(手御供)でよばれる。
お神酒も入ってなごやかムードになった。
(H22.10.17 EOS40D撮影)
上出と下出の両垣内の氏子たちが集まりやすい第三日曜に移った。
本殿には提灯を設えてお供えを吊している。
フクラシの木に吊ったカマスは6匹。
それは合計4本ある。
拝殿から一段高い位置にある本殿の前には鳥居がある。
そこには柚の実を付けた木を括っている。
村人の参拝接待に供される甘酒は桶に入れている。
それを運ぶのは当屋の息子たち。
参籠所の廊下に受付台を設けた。
そのころ出発した上出のお渡り一行。
御幣を持つ村の神主を先頭に大当屋と相当屋の二人。
いずれも白衣の衣装で御幣を持つ。
後列には和服や礼服衣装の氏子たちが続く。
彼らは小さな御幣を手にした。
川つたいの旧道をお渡りする一行。

一目見ようと村の人が出迎える。
特に決まりはないがこの年は上出が最初に神社に着いた。

そのころ下出は出発していた。
同じように旧道を渡ってきた。
御幣を持つ村の神主は白衣、二人の当屋は羽織袴姿。
サカキの木も持っている。
両垣内とも御幣は欠かせない。

神社では可愛い姿のお稚児さんが迎えてくれた。
祭りは華やかさを保った。
御幣は拝殿横に置いて参拝する。

それを済まして甘酒をいただく。
右手は上出で杯は黒色だ。
左手は下出で杯は朱色。
甘酒が注がれているそれぞれの杯を手にして口に入れた。
微妙に味は違うが、大差はなくいずれも美味しい甘酒だ。
そして御供のモチを一個いただく。

参籠所には座衆が座った。
神職を迎えて神事は始まった。
拝殿に入るのは右手が神主と上出の当屋と区長。
左手は氏子総代役員と下出の当屋。
祓いの儀など賑々しく神事が行われた。
その間、ご婦人や子供たちは境内で参拝する。
それが終われば神事相撲に移る。
まず上出の神主と当屋が拝殿から筵を登っていった。
その際には藁草履に履き替える。

3人は氏神さんに向かって拝礼したのち2人の力士が肩を組み合った。
左に三回ぐるぐる回る。
そして甘酒を一杯口にする。
その次は右に三回ぐるぐる回る。
同じように杯に注がれた甘酒を飲む。
これで奉納相撲を終えた。

次は下出の出番だ。
所作は同じだ。
これらの所作は参籠所からはまったく見えない。
拝殿の向こう側の本殿はまったく見えないのである。
見たこともない人は大勢居る。
当屋経験者でない限り判らない神事相撲だ。
今回は神主に特別許可を得て撮影させていただいた。
この場を借りて感謝申し上げる次第だ。
すべてが終われば参籠所で直会。
神主が接待するいつものアズキメシをテゴク(手御供)でよばれる。
お神酒も入ってなごやかムードになった。
(H22.10.17 EOS40D撮影)