この年の十津川遊びのツアーは私の不手際によってドタバタした。
日程が決まったが、肝心かなめの宿泊地がお断り。
前代未聞の展開にあれこれ思案に四苦八苦。
民宿津川が受け入れてくれる日でないとアカンようになって再募集。
その結果は始まって以来の最小人数で出発することになった。
すったもんだのドタバタ顛末の経緯はこういうことだった。
今年も、昨年同様の9月の第二土曜日、日曜にしましょうか、と非公開掲示板に発信した日は7月30日だった。
前年に決めていた9月の第二土曜日、日曜伝達は念のためと思って書きこんだ。
8月半ばには大方の参加者が決まった。
Aさん、Fさん、Uさん。
私を入れて4人だった。
仕事の都合で不参加の、T夫妻にW家族。家の事情でMさんも不参加。
手術後まだ間もない身体状況に不参加表明のUさんは仕方ないが、盆を過ぎても連絡のなかったSさんは不参加だと判断していたが、8月21日になってようやく参加表明。
今年は亡くなった親父さんの一周忌に新盆。
なにかとバタバタしていたらしく連絡はそれで遅れた、ということだった。
やっと決まって5人。
参加者がはっきりしたところで、何十年も宿泊してきた民宿に電話を架けた。
いつでもいけると思っていたから、そうしたのがエライことになるとは・・・。
そんなことになるとは思ってもいなかった8月5日には行程並びに買い出し店、購入品目などの調整はあらかた済んでいた。
行程途中にあるイオン五條店で買いだし。
イオン五條店の1階食料品の開店時間は7時である。
朝7時の品数は少ない。
だいたいが9時になってから出揃う商品棚。
で、あれば、イオンに到着する時間を9時。
そこから換算していつもの集合地に集合する時間を8時半。
10時半に大塔星の国。
11時半に民宿に着く計算であったが・・なんと民宿が受け入れできないと・・。
電話を架けたのは8月22日。
前年に泊まった際に9月の第二土曜日、日曜に日程変更したことを伝えていたが、認知されていなかった。
その9月の第二土曜日、日曜は二人とも用事があってお出かけで「店」はできひん、ということだった。
これはえらいこっちゃである。
9月23日(土・祝)、24日(日)であれば、可能というので急遽の日程変更。
そして、再募集をかけたが、そりゃ彼岸の日やで・・とみなは云う。
そりゃそうだわな。
民宿は9月16日、17日も都合が悪いと云っていた。
後に事情がわかったお断り理由。
最近の傾向でいえば、お客さんが少なくなって、土曜日は積極的に休んでいるという。
えー、そうだったんだ。
結局のところ決まった日は9月31日(土)から10月1日(日曜)の月跨り日である。
その日に移った、とSさんに伝えるが返信がなかった。
仕事場にいるAさんも動いて社内通知をしてくれたが反応は返ってこなかった。
不参加と判断し決行する第33回目十津川ツアー参加者数は、これまで5人だった最少催行人数をさらに記録する4人。
私の不味い手配に猛省した。
さて、本日の行程である。
まずは集合。
午前8時半に集まる地は近鉄大和郡山駅改札口。
愛車に乗る友人はAさん。
到着予定時間は想定通りである。
次の集合地は午前9時の近鉄大和高田駅前国道寄り。
ここまで来るのにずいぶんと時間がかかってしまった。
予定では午前9時のつもりだったが、いかせん9時半を過ぎてしまった。
ちなみになんらかの施設ができるようで只今工事中だった。
ここで、Fさん、Uさんと落ち合って乗車が4人。
軽バンの定員数である。
再出発して南の葛城市を経て御所市に向かう。
途中で満タンにしておきたい愛車の軽の箱バン。
燃費はいいともいえない程度の1リッター13km。
平均ペースでそれくらいだ。
ガソリンスタンドは国道24号線沿いにある御所市・三室信号にあるセルフイックス御所SS。
トイレ休憩もさせてもらうガソリンスタンドは、サイフに優しい販売価格帯にクレジットカード支払いもできるありがたいスタンド。
こちらを通るときに度々利用している。
このときのレギュラーガソリンの価格。
1リッターが123円。
高いと思っていたが、年数を経て振り返ってみれば安価なときだったと思いだすだろう。
予定では午前9時半に着いて再出発は10時10分と踏んでいたイオン五條店での買い物。
当日と翌日の2日分のすぐに食べられる簡単料理のあれこれを買う。
料理長を買って出たFさんが選ぶ品物はその場で決める。
買い出し予算は4人分で3900円。
細かいことに拘るが、品物に拘りのないノープラン買いである。
4人で選んだ品は10個入り213円で売っていたイオン製の生たまご。
イオン製のチルド餃子が170円。
同じくイオン製のポーク&チキンウインナーが278円。
袋入りの中華名菜酢豚は278円。
3玉入りマルちゃんの焼きそばが170円。
それに41円のオーガニックもやしが2袋。
これだけでこの日と明日の昼飯はまかなえるのか。
とんでもない少なさ。
実は料理長のFさんが家から持参したモノモノがある。
家で小分けした豚バラが10袋。
1袋ごとに小分けした量が80g。
なんと、手間のかかることをようまぁ・・・。
ご近所で購入していた400円の鶏肉に細かく切ってきたキュウリと玉ねぎもあれば、家で作ってきた玉子焼きにポテジャガ。
これらすべてはだいたいの値段を聞いて会費から戻入しておいた。
お安く済んだが、これで二日分。
昔と違ってずいぶんと減ったものだ。
イオン五條店に入った時間は午前10時過ぎ。
買い終わって再出発した時間は入店してから30分後。
買物そのものが少なかったから早く出発できた。
午前10時半過ぎにイオン五條店を再出発して一路、十津川を目指す。
次の行程はトイレ休憩を兼ねて停める「吉野路大塔」の道の駅。
着いた時間は午前11時10分。
ここまで40分もかかっている。
トイレで用足しして再出発したのは午前11時20分。
目を覚まして一直線。
お宿の民宿津川がある十津川村に突入だ。
風屋ダムの停留所を下って90度直角カーブ道。
道なりに行けば十津川村の中心地に行ってしまう。
私たちの目的地はそこでなく支流の滝川にある。
鮎の川で賑わう滝川であるが、今の時季は落ち鮎である。
ここまで来れば民宿津川は目と鼻の先。
着いた時間は午後12時10分。
予定よりも30分遅れ。
道路がよくなっているから、昔に比べたら大きな改善。
年々が早くなる十津川ロードである。
着いたらすぐさま用意しておいた手土産を・・。
お互いが元気にしてきた顔で渡すに受け取り。
もうひとつお願いする明日の食糧保管。
毎年同じことを頼んでいる。
いつのころからそうなったのか。
そりゃもう30年以上も前のことである。
それと引き換えでないが、いつも人数分の枚数をいただく日帰り温泉優待券が嬉しい。
今日も支流の河原で愉しませてもらう。
そのつもりもあるが、今回は川に下りる気がまったくなく、トイレがある内原村の広場で腰を据えた。
到着したら直ちに設営。
午後12時半の設営は予定よりも20分遅れだが、お腹の減り具合が丁度いい。
夢のお告げで入手できたアウトドア用の椅子付き折りたたみ式テーブルを広げる。
説明書はないが、構造がわかれば広げ方も自動的。
多少の力は要るが、脚を固定したら完成だ。
なんせこのテーブルは椅子付き。
あーやこーやの言う間もなく、簡単に設営できた。
調理の舞台ができたら早速とりかかる料理長のFさん。
大きな鶏肉を買ってきたからとフライパン焼き。
塩、胡椒を振りかけて約2分間。
表面が焼けてきて肉の香りが辺りに漂ってきた。
焼いた鶏肉の皮がえー色具合。
このままでは口に入らないので箸で抑えて包丁を入れる。
包丁はアウトドア用の小型判。
ぶつ切りでもない肉厚切り。
タレはなにもつけずに一口に入れる。
これが美味いんだな。
サラダはFさんが家で作ってもってきたポテトジャガサラダ。
マヨネーズ和えしたキュウリに玉ねぎのスライスを加えて混ぜる。
ほどよい塩味加減でこれまた美味しい。
Fさんが家から持ってきた自家製料理はもう一つある。
塩もみしたキュウリにマヨネーズを落としたもの。
いやいやそれもあるが、玉子焼きである。
一部は影で見えないが、どれもこれも美味しくできている。
それほど広くもない簡易組立のアウトドアグッズのテーブルから毀れそうだ。
鉄板ならぬフライパンで焼いた鶏肉は油がジュージュー。
香ばしい香りが食欲をそそる。
手ごろな大きなにしていた焼き立て鶏肉は器に盛ってできあがり。
次もフライパン焼き・・。
フランクフルトではなくソーセージ。
炒めたらプリプリになる。
塩の利いたソーセージをパリパリいただく。
なんせ早くできあがるフライパン焼き・炒め。
手軽さがうけて長年使っている。
いつのころか忘れたが、フライパンは二つ。
カセットコンロも二つ。
もう一つのガスバーナーボンベは利用する機会がなくなった。
テーブルの上には料理ができるまでのちょい喰いのおつまみ。
酒のデイスカウント店であるやまやで買ってきたおつまみは2品。
揚げ物のやわらかソースカツにソフトイカの燻製。
我が家でも大評判のおつまみ。
一口食べたら止まらなくなるのが難点だ。
本格的な(いうほどでもないが)フライパン料理はここからだ。
Fさんがわざわざ小分けした豚バラ肉。
料理しやすいように80gの小分け。
これを10袋も用意したというからマメさがわかる。
ちゃちゃっと炒める豚バラ肉に塩、胡椒。
なんせFさん、タレはあまり使用しない。
醤油なんてものは持ってのほか、である。
行きしなに買ってきた生玉子。
これまでなら私が予め購入してきたが、今年からは事前購入はほぼ無し。
イオン五条で売っていた生玉子は税込み価格で213円。
我が家の家計ではあり得ない値段である。
曜日によって格安で売るスーパーは地元大和郡山に5店舗もある。
月曜、火曜、木曜、土曜、日曜に分かれているから冷蔵庫の玉子が少なくなったら出かけて買うようにしている。
いずれも100円未満。
最安値の78円売りのスーパーもある。
それだけに倍以上の正札で買うのがあほらしいのである。
ただ2倍価格であっても参加人数で割ればたいしたことのない額であるが・・。
と、いいつつできあがった豚肉玉子焼き。
これにお好み焼きソースにマヨネーズを落としたらとん平焼きじゃろが。
この日の昼飯にご飯は登場しない。
昼飯第一弾が出そろって料理人も一休み。
食べる方に専念。
ここ内原の地にある広場でゆっくり寛ぐ。
9月末ともなれば暑さはすっかり潜めて気持ちいい風が吹いている。
今年はたったの4人。
素早い調理をしてくれるFさんにまかせっきり。
少しはゆっくりと思うが、身体は再び稼働する。
次のフライパン料理は豚バラ肉にモヤシ炒め。
これもまた塩と胡椒だけの味付けだ。
ちゃちゃと炒めて次も。
今度はどんな料理が出てくるのだろう。
フライパンにで踊っているのは細かく切った豚バラ肉にタマネギだ。
Fさん持参のソースを絡めてできあがり。
ではなく、たっぷり敷いた玉子焼きに落とした。
見るからに美味そうなこれは・・。
薄焼き玉子をくるっとひっくり返したらオムレツになった。
玉子に下味をしているからケチャップは無用。
食が進む一品にありがとうだ。
到着してから食べる、食べる、食べ続け時間はおよそ2時間ほど。
ご互いの最近の動向について話し込む。
くったくのない話題に笑ったりー、である。
たおやかに流れる山間の風に目を覚ました。
そういえば気になっていた神社がすぐ近くにあると内原の住民から聞いていた。
この道を下っていけばすぐわかると云っていたことを思い出して歩いてみる。
距離はそれほどでもない。
わずか1分もかからない地に鳥居が・・。
目の前にある鳥居に扁額がかかっている。
氏神さんは矢高(やたか)神社。
目を凝らしてみてやっとわかった神社名であるが、平成28の9月10日に内原のハデ撮影に教えを乞うたNさんが揚げていた神社である。
鳥居を潜った地に鎮座していた矢高神社の社殿。
じっとここで佇んでいた
戻ってしばらくは語らい。
1時間も語っていたのは何だったんだろうか。
さっぱり思い出せないが、1時間もそうしていたのは4人とも心が弾んでいたからだろう。
頃合いを見計らって内原を出発して日帰り温泉の地を目指す。
例年そうしている癒しの場は初日と二日目を分けて利用している。
この年も民宿津川さんでもらった優待券を手にして目的地は遠方になる昴の郷の温泉。
そこは源泉かけ流しの宿と謳っているホテル昴にある温泉だ。
のんびり湯に浸かって疲れをとる。
入湯した時間帯は午後4時50分。
ほてった身体を休めるフロアのソファにもたれてうとうと。
してみたい気もするが、なぜか目はばっちり。
そのフロアの真上にみたことのなる松明がある。
「奉納 何某」とある松明はどのような経緯でこのホテル昴に持ち込まれたのだろうか。
松明はいわずと知れた東大寺二月堂で行われる修二会・登廊に練行衆の足元を照らすお松明祭具である。
松明に芳名がある。
ホテル昴の関係者なのか、それとも練行衆、或いは堂童子ら、いずれかの知り合いの者の手によって持ち込まれたのか・・・。
ホテル昴の温泉を出て民宿に戻ろうとしたが、どうも喉が渇いて仕方がない。
で、追加の発泡酒はいつ飲むんだ。
それはともかく宿に着いたのは午後6時50分。
いびき組の人は別部屋扱い。
3人と1人の切り分けをしてからやっと一息つく。
今夜の食事は鍋もあるがマグロの造りに塩焼き鮎。
蛸とキュウリの酢和えに煮物椀。
ゼンマイに鶏肉、ガンモ、コンニャク、イモ、ニンジン、椎茸の煮物椀が美味い。
野菜のかき揚げ天に何かを寄せている料理。
そして味噌で煮るシシ肉鍋。
奇麗なシシ肉に脂身が多い。
これが美味いんだな。
ささやかに始まった晩食に飲めや歌えや。
もとい飲めや食えやの語り合い。
ぐつぐつ煮てきた味噌仕立てのシシ肉鍋。
そこにどっさり野菜をぶちこむ。
アゲサンもあるし椎茸も。
これってほんまに美味しいから箸も口も進むくんになる。
この日の酒量は瓶ビールが何本。
実はいつもよりむちゃくちゃ少ないたったの4本だった。
どないなっとんのやといいたいところだが、実は缶チューハイをがぶがぶ飲んでいた。
喉越しがいいものだから次から次へと缶が空になる度に冷蔵庫に走る。
結局は底をついて10本停まり。
味はそれぞれだったのが功を奏して拍車がかかったようだ。
私たちの宴が終わるまではねーちゃんらは待機状態。
すまんであります。
結局、就寝時間は午後11時半。
何をぐだぐだ喋ってたんやろか。
すっかり記憶のない4人であった。
実は昼間も夜も自宅の電話を架けていた。
おふくろの容態が心配で酒どころではなかったのだが、安心してやという声につい甘んじていた。
ところで、前夜の天気予報の週間予報によれば・・・この日はカラカラの快晴。
ただ、気温は低い予報だった。
帰宅してから振り返ってみれば9月30日の最高温度は27度。
最低気温が12度だった。
明日の目覚めは、わっちゃーと声を上げたいくらいの寒さである。
10月1日の最高気温の予想は25度。
朝はこの日と同じく12度。
起床時は防寒具がいるかも・・・。
(H29. 9.30 SB932SH撮影)
(H29. 9.30 EOS40D撮影)
日程が決まったが、肝心かなめの宿泊地がお断り。
前代未聞の展開にあれこれ思案に四苦八苦。
民宿津川が受け入れてくれる日でないとアカンようになって再募集。
その結果は始まって以来の最小人数で出発することになった。
すったもんだのドタバタ顛末の経緯はこういうことだった。
今年も、昨年同様の9月の第二土曜日、日曜にしましょうか、と非公開掲示板に発信した日は7月30日だった。
前年に決めていた9月の第二土曜日、日曜伝達は念のためと思って書きこんだ。
8月半ばには大方の参加者が決まった。
Aさん、Fさん、Uさん。
私を入れて4人だった。
仕事の都合で不参加の、T夫妻にW家族。家の事情でMさんも不参加。
手術後まだ間もない身体状況に不参加表明のUさんは仕方ないが、盆を過ぎても連絡のなかったSさんは不参加だと判断していたが、8月21日になってようやく参加表明。
今年は亡くなった親父さんの一周忌に新盆。
なにかとバタバタしていたらしく連絡はそれで遅れた、ということだった。
やっと決まって5人。
参加者がはっきりしたところで、何十年も宿泊してきた民宿に電話を架けた。
いつでもいけると思っていたから、そうしたのがエライことになるとは・・・。
そんなことになるとは思ってもいなかった8月5日には行程並びに買い出し店、購入品目などの調整はあらかた済んでいた。
行程途中にあるイオン五條店で買いだし。
イオン五條店の1階食料品の開店時間は7時である。
朝7時の品数は少ない。
だいたいが9時になってから出揃う商品棚。
で、あれば、イオンに到着する時間を9時。
そこから換算していつもの集合地に集合する時間を8時半。
10時半に大塔星の国。
11時半に民宿に着く計算であったが・・なんと民宿が受け入れできないと・・。
電話を架けたのは8月22日。
前年に泊まった際に9月の第二土曜日、日曜に日程変更したことを伝えていたが、認知されていなかった。
その9月の第二土曜日、日曜は二人とも用事があってお出かけで「店」はできひん、ということだった。
これはえらいこっちゃである。
9月23日(土・祝)、24日(日)であれば、可能というので急遽の日程変更。
そして、再募集をかけたが、そりゃ彼岸の日やで・・とみなは云う。
そりゃそうだわな。
民宿は9月16日、17日も都合が悪いと云っていた。
後に事情がわかったお断り理由。
最近の傾向でいえば、お客さんが少なくなって、土曜日は積極的に休んでいるという。
えー、そうだったんだ。
結局のところ決まった日は9月31日(土)から10月1日(日曜)の月跨り日である。
その日に移った、とSさんに伝えるが返信がなかった。
仕事場にいるAさんも動いて社内通知をしてくれたが反応は返ってこなかった。
不参加と判断し決行する第33回目十津川ツアー参加者数は、これまで5人だった最少催行人数をさらに記録する4人。
私の不味い手配に猛省した。
さて、本日の行程である。
まずは集合。
午前8時半に集まる地は近鉄大和郡山駅改札口。
愛車に乗る友人はAさん。
到着予定時間は想定通りである。
次の集合地は午前9時の近鉄大和高田駅前国道寄り。
ここまで来るのにずいぶんと時間がかかってしまった。
予定では午前9時のつもりだったが、いかせん9時半を過ぎてしまった。
ちなみになんらかの施設ができるようで只今工事中だった。
ここで、Fさん、Uさんと落ち合って乗車が4人。
軽バンの定員数である。
再出発して南の葛城市を経て御所市に向かう。
途中で満タンにしておきたい愛車の軽の箱バン。
燃費はいいともいえない程度の1リッター13km。
平均ペースでそれくらいだ。
ガソリンスタンドは国道24号線沿いにある御所市・三室信号にあるセルフイックス御所SS。
トイレ休憩もさせてもらうガソリンスタンドは、サイフに優しい販売価格帯にクレジットカード支払いもできるありがたいスタンド。
こちらを通るときに度々利用している。
このときのレギュラーガソリンの価格。
1リッターが123円。
高いと思っていたが、年数を経て振り返ってみれば安価なときだったと思いだすだろう。
予定では午前9時半に着いて再出発は10時10分と踏んでいたイオン五條店での買い物。
当日と翌日の2日分のすぐに食べられる簡単料理のあれこれを買う。
料理長を買って出たFさんが選ぶ品物はその場で決める。
買い出し予算は4人分で3900円。
細かいことに拘るが、品物に拘りのないノープラン買いである。
4人で選んだ品は10個入り213円で売っていたイオン製の生たまご。
イオン製のチルド餃子が170円。
同じくイオン製のポーク&チキンウインナーが278円。
袋入りの中華名菜酢豚は278円。
3玉入りマルちゃんの焼きそばが170円。
それに41円のオーガニックもやしが2袋。
これだけでこの日と明日の昼飯はまかなえるのか。
とんでもない少なさ。
実は料理長のFさんが家から持参したモノモノがある。
家で小分けした豚バラが10袋。
1袋ごとに小分けした量が80g。
なんと、手間のかかることをようまぁ・・・。
ご近所で購入していた400円の鶏肉に細かく切ってきたキュウリと玉ねぎもあれば、家で作ってきた玉子焼きにポテジャガ。
これらすべてはだいたいの値段を聞いて会費から戻入しておいた。
お安く済んだが、これで二日分。
昔と違ってずいぶんと減ったものだ。
イオン五條店に入った時間は午前10時過ぎ。
買い終わって再出発した時間は入店してから30分後。
買物そのものが少なかったから早く出発できた。
午前10時半過ぎにイオン五條店を再出発して一路、十津川を目指す。
次の行程はトイレ休憩を兼ねて停める「吉野路大塔」の道の駅。
着いた時間は午前11時10分。
ここまで40分もかかっている。
トイレで用足しして再出発したのは午前11時20分。
目を覚まして一直線。
お宿の民宿津川がある十津川村に突入だ。
風屋ダムの停留所を下って90度直角カーブ道。
道なりに行けば十津川村の中心地に行ってしまう。
私たちの目的地はそこでなく支流の滝川にある。
鮎の川で賑わう滝川であるが、今の時季は落ち鮎である。
ここまで来れば民宿津川は目と鼻の先。
着いた時間は午後12時10分。
予定よりも30分遅れ。
道路がよくなっているから、昔に比べたら大きな改善。
年々が早くなる十津川ロードである。
着いたらすぐさま用意しておいた手土産を・・。
お互いが元気にしてきた顔で渡すに受け取り。
もうひとつお願いする明日の食糧保管。
毎年同じことを頼んでいる。
いつのころからそうなったのか。
そりゃもう30年以上も前のことである。
それと引き換えでないが、いつも人数分の枚数をいただく日帰り温泉優待券が嬉しい。
今日も支流の河原で愉しませてもらう。
そのつもりもあるが、今回は川に下りる気がまったくなく、トイレがある内原村の広場で腰を据えた。
到着したら直ちに設営。
午後12時半の設営は予定よりも20分遅れだが、お腹の減り具合が丁度いい。
夢のお告げで入手できたアウトドア用の椅子付き折りたたみ式テーブルを広げる。
説明書はないが、構造がわかれば広げ方も自動的。
多少の力は要るが、脚を固定したら完成だ。
なんせこのテーブルは椅子付き。
あーやこーやの言う間もなく、簡単に設営できた。
調理の舞台ができたら早速とりかかる料理長のFさん。
大きな鶏肉を買ってきたからとフライパン焼き。
塩、胡椒を振りかけて約2分間。
表面が焼けてきて肉の香りが辺りに漂ってきた。
焼いた鶏肉の皮がえー色具合。
このままでは口に入らないので箸で抑えて包丁を入れる。
包丁はアウトドア用の小型判。
ぶつ切りでもない肉厚切り。
タレはなにもつけずに一口に入れる。
これが美味いんだな。
サラダはFさんが家で作ってもってきたポテトジャガサラダ。
マヨネーズ和えしたキュウリに玉ねぎのスライスを加えて混ぜる。
ほどよい塩味加減でこれまた美味しい。
Fさんが家から持ってきた自家製料理はもう一つある。
塩もみしたキュウリにマヨネーズを落としたもの。
いやいやそれもあるが、玉子焼きである。
一部は影で見えないが、どれもこれも美味しくできている。
それほど広くもない簡易組立のアウトドアグッズのテーブルから毀れそうだ。
鉄板ならぬフライパンで焼いた鶏肉は油がジュージュー。
香ばしい香りが食欲をそそる。
手ごろな大きなにしていた焼き立て鶏肉は器に盛ってできあがり。
次もフライパン焼き・・。
フランクフルトではなくソーセージ。
炒めたらプリプリになる。
塩の利いたソーセージをパリパリいただく。
なんせ早くできあがるフライパン焼き・炒め。
手軽さがうけて長年使っている。
いつのころか忘れたが、フライパンは二つ。
カセットコンロも二つ。
もう一つのガスバーナーボンベは利用する機会がなくなった。
テーブルの上には料理ができるまでのちょい喰いのおつまみ。
酒のデイスカウント店であるやまやで買ってきたおつまみは2品。
揚げ物のやわらかソースカツにソフトイカの燻製。
我が家でも大評判のおつまみ。
一口食べたら止まらなくなるのが難点だ。
本格的な(いうほどでもないが)フライパン料理はここからだ。
Fさんがわざわざ小分けした豚バラ肉。
料理しやすいように80gの小分け。
これを10袋も用意したというからマメさがわかる。
ちゃちゃっと炒める豚バラ肉に塩、胡椒。
なんせFさん、タレはあまり使用しない。
醤油なんてものは持ってのほか、である。
行きしなに買ってきた生玉子。
これまでなら私が予め購入してきたが、今年からは事前購入はほぼ無し。
イオン五条で売っていた生玉子は税込み価格で213円。
我が家の家計ではあり得ない値段である。
曜日によって格安で売るスーパーは地元大和郡山に5店舗もある。
月曜、火曜、木曜、土曜、日曜に分かれているから冷蔵庫の玉子が少なくなったら出かけて買うようにしている。
いずれも100円未満。
最安値の78円売りのスーパーもある。
それだけに倍以上の正札で買うのがあほらしいのである。
ただ2倍価格であっても参加人数で割ればたいしたことのない額であるが・・。
と、いいつつできあがった豚肉玉子焼き。
これにお好み焼きソースにマヨネーズを落としたらとん平焼きじゃろが。
この日の昼飯にご飯は登場しない。
昼飯第一弾が出そろって料理人も一休み。
食べる方に専念。
ここ内原の地にある広場でゆっくり寛ぐ。
9月末ともなれば暑さはすっかり潜めて気持ちいい風が吹いている。
今年はたったの4人。
素早い調理をしてくれるFさんにまかせっきり。
少しはゆっくりと思うが、身体は再び稼働する。
次のフライパン料理は豚バラ肉にモヤシ炒め。
これもまた塩と胡椒だけの味付けだ。
ちゃちゃと炒めて次も。
今度はどんな料理が出てくるのだろう。
フライパンにで踊っているのは細かく切った豚バラ肉にタマネギだ。
Fさん持参のソースを絡めてできあがり。
ではなく、たっぷり敷いた玉子焼きに落とした。
見るからに美味そうなこれは・・。
薄焼き玉子をくるっとひっくり返したらオムレツになった。
玉子に下味をしているからケチャップは無用。
食が進む一品にありがとうだ。
到着してから食べる、食べる、食べ続け時間はおよそ2時間ほど。
ご互いの最近の動向について話し込む。
くったくのない話題に笑ったりー、である。
たおやかに流れる山間の風に目を覚ました。
そういえば気になっていた神社がすぐ近くにあると内原の住民から聞いていた。
この道を下っていけばすぐわかると云っていたことを思い出して歩いてみる。
距離はそれほどでもない。
わずか1分もかからない地に鳥居が・・。
目の前にある鳥居に扁額がかかっている。
氏神さんは矢高(やたか)神社。
目を凝らしてみてやっとわかった神社名であるが、平成28の9月10日に内原のハデ撮影に教えを乞うたNさんが揚げていた神社である。
鳥居を潜った地に鎮座していた矢高神社の社殿。
じっとここで佇んでいた
戻ってしばらくは語らい。
1時間も語っていたのは何だったんだろうか。
さっぱり思い出せないが、1時間もそうしていたのは4人とも心が弾んでいたからだろう。
頃合いを見計らって内原を出発して日帰り温泉の地を目指す。
例年そうしている癒しの場は初日と二日目を分けて利用している。
この年も民宿津川さんでもらった優待券を手にして目的地は遠方になる昴の郷の温泉。
そこは源泉かけ流しの宿と謳っているホテル昴にある温泉だ。
のんびり湯に浸かって疲れをとる。
入湯した時間帯は午後4時50分。
ほてった身体を休めるフロアのソファにもたれてうとうと。
してみたい気もするが、なぜか目はばっちり。
そのフロアの真上にみたことのなる松明がある。
「奉納 何某」とある松明はどのような経緯でこのホテル昴に持ち込まれたのだろうか。
松明はいわずと知れた東大寺二月堂で行われる修二会・登廊に練行衆の足元を照らすお松明祭具である。
松明に芳名がある。
ホテル昴の関係者なのか、それとも練行衆、或いは堂童子ら、いずれかの知り合いの者の手によって持ち込まれたのか・・・。
ホテル昴の温泉を出て民宿に戻ろうとしたが、どうも喉が渇いて仕方がない。
で、追加の発泡酒はいつ飲むんだ。
それはともかく宿に着いたのは午後6時50分。
いびき組の人は別部屋扱い。
3人と1人の切り分けをしてからやっと一息つく。
今夜の食事は鍋もあるがマグロの造りに塩焼き鮎。
蛸とキュウリの酢和えに煮物椀。
ゼンマイに鶏肉、ガンモ、コンニャク、イモ、ニンジン、椎茸の煮物椀が美味い。
野菜のかき揚げ天に何かを寄せている料理。
そして味噌で煮るシシ肉鍋。
奇麗なシシ肉に脂身が多い。
これが美味いんだな。
ささやかに始まった晩食に飲めや歌えや。
もとい飲めや食えやの語り合い。
ぐつぐつ煮てきた味噌仕立てのシシ肉鍋。
そこにどっさり野菜をぶちこむ。
アゲサンもあるし椎茸も。
これってほんまに美味しいから箸も口も進むくんになる。
この日の酒量は瓶ビールが何本。
実はいつもよりむちゃくちゃ少ないたったの4本だった。
どないなっとんのやといいたいところだが、実は缶チューハイをがぶがぶ飲んでいた。
喉越しがいいものだから次から次へと缶が空になる度に冷蔵庫に走る。
結局は底をついて10本停まり。
味はそれぞれだったのが功を奏して拍車がかかったようだ。
私たちの宴が終わるまではねーちゃんらは待機状態。
すまんであります。
結局、就寝時間は午後11時半。
何をぐだぐだ喋ってたんやろか。
すっかり記憶のない4人であった。
実は昼間も夜も自宅の電話を架けていた。
おふくろの容態が心配で酒どころではなかったのだが、安心してやという声につい甘んじていた。
ところで、前夜の天気予報の週間予報によれば・・・この日はカラカラの快晴。
ただ、気温は低い予報だった。
帰宅してから振り返ってみれば9月30日の最高温度は27度。
最低気温が12度だった。
明日の目覚めは、わっちゃーと声を上げたいくらいの寒さである。
10月1日の最高気温の予想は25度。
朝はこの日と同じく12度。
起床時は防寒具がいるかも・・・。
(H29. 9.30 SB932SH撮影)
(H29. 9.30 EOS40D撮影)