マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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10日ぶりの入浴に補装具コルセットを装着した日

2018年12月29日 08時16分31秒 | むびょうそくさい(おかん編)
毎週の月曜と木曜日が定例の入浴日。

2日に採寸したコルセットが出来あがる日でもある、この日は木曜日だ。

午前10時以降の何時になるかもしれないが、入浴の介助があると聞いていた。

入浴後に着替える着衣は何枚も要るとかで用意してきた。

着いた時間帯は午前10時半。

介助の二人が動き出した。

ベッドに横たわったままの状態で移動する。

フロアーは同階の南側にある。

ナースステーションの前を通って角を曲がれば入浴場の真ん前。

そこで入浴ができるようにストレッチャーに移す。

高さを合してさっと移す。

プロの仕事は実にスマート。

家族の介助ではそうはいかないプロの仕事に感謝する。

入浴は30分間。

3人かかりで綺麗にしてもらったおふくろが戻ってきた。

10日ぶりの入浴に、さっぱりして、とても気持ちいいと云う。

運ばれるまでは話し声は小さかったが、大きな声が出るようになった。

実はお風呂に入るまでは、もうどうでもえぇわ、と呟いていた。

さっぱりしたら気持ちが切り替わったようだ。

コルセットの装着予定時間は午前11時だったが、30分経過してもやってこない。

看護士さんに尋ねたら緊急の患者さんがおられて採寸などで、30分から1時間も遅れていると伝える。

そうとなれば、付き添い家族は早めの昼ご飯。

地下1階にコンビニエンスストアがある。

かーさんはそこでコーヒーにサンドイッチ買い。

私は先に所用を済ませたスーパーマツゲンで税抜き298円の三色おむすびセットを買っていた。

2年前にも利用したことがある地下1階のコンビニエンスストアの弁当はやや高めで品数も少なかったと記憶する。

塩分含有量の心配もせなならんので先に買っておいたのだ。

三色おむすびセットの塩分含有量は3.28g。

これぐらいならまったく問題がない。

コンビニ弁当に限らずスーパーの弁当も含有量が多い中、この程度の含有量であれば、心臓病の私にとっては救いである。

地下1階のコンビニエンスストアの奥はイートインコーナーがある。

そこでいただく早めの昼ご飯。最近はお腹が減ることが多くなっているので嬉しい。

三色おむすびは鮭フレークに佃煮昆布にツナマヨネーズ。

程よい塩分で美味しい。

フライもんはコロッケに鶏の唐揚げ。

コロッケに味は有るが、パサパサなのが難点だ。

その点、唐揚げは味付け良し、ジューシーさも良し、だった。

玉子焼きもまぁまぁ美味しくいただけた。

もう一つは照り焼きタレを塗した鶏肉団子。

これも美味かったので満足である。

食べ終わって外を見ていたかーさんは気がついた。

帽子を被ってはいるものの、あの後ろ姿に見覚えがある。

はっと椅子から腰を上げて走っていく。

近所に住む親しい婦人であった。

病院で出合う病いの話題。

ご互い、それぞれが病い持ちに花が咲く。

コルセットもでき上っていると思って、思い腰をあげて病室に行けば、調整の最中だった冨金原義肢製作の義肢さんがおられた。

担当主治医の指示を仰いでリハビリ担当の理学療法士も付いて調整してくれていた。

微妙な調整具合に何度も尋ねるおふくろの装着具合。

心地よい締めもあるが、背骨が曲がらないように締め付けも必要だ。

肩バンドの締めもあるし、腹バンドの締め具合も緩めではなくある程度のキツさが要る。

ベッドの上部を斜めに上げて装着する。

ほぼ座っているかのような傾きである。

コルセットは反り返るぐらいに締め付け調整。

座っても、横になっても痛くないようにする。

調整が終わってコルセット補装具の引き渡し。

満足できたところで現金支払い。

領収書に主治医意見書が手渡される。

その主治医意見書に書いてあった正式病名は「第6胸椎圧迫骨折」である。

何故に骨折に至ったのか・・。

それはわからないが、一般的に骨粗しょう症の人たちの場合はクシャミ、咳払い、寝返りがほとんどと聞いている。

骨はそれほど弱くなったということだ。

民俗行事の取材先の高齢者が話していたことを思い出す。

クシャミしたら骨が折れて3カ月も難儀したということである。

ちなみに入院当初に聞いていた入院は2週間。

その日数は安静加療であった。

2週間経ったらもう退院だと思っていたが、そうではない。

リハビリを重ねて退院したとしよう。

それで治ったということにはならない。

一般的な年齢の人であっても3カ月はコルセットを装着したままの日常の暮らしである。

高齢者はその倍の半年間も要するというのだ。

つまりは通院して身体状況の確認をする。

おふくろの骨は骨粗しょう症であるから半年間もコルセット生活になるということだ。

肌身離さずのコルセットは汚れる。

汚れたら洗う。

その場合は内部に納めている金属片を外に出す。

出さなくとも洗いは可能であるが、水分を嫌う金属片はできれば抜きだし。

どういう具合にするのですかと聞けば実演してくださる。

これならできそうだ、と思ったが、嵌めるときは逆向きにならないようにするのが注意点だ。

理学療法士が来るまではおふくろも昼ご飯。

今週のメニューによれば牛肉と油揚げが入ったカレーうどんであった。

ブロッコリーやカリフラワーの野菜サラダにフルーツヨーグルトで一式。

運ばれた昼ご飯にカレーの香りはない。

もちろんうどんもない。

寝たままのベッド生活では汁けのある食事は摂ることはできない。

ご飯は特別に作ってくださる三角おにぎりだ。

ソーメンは絶対的に無理。

箸を使って食べることが不可能。



そういう患者さんには串挿し食事。

それであれば片手でも口にもってこられる。

ただ、串挿しの奥の方は食べにくい。

座って食べるようであれば難なく食べられるが、寝たままでは串を掴む手の動きがままならない。

元気な人であれば、何してんのや、と云われそうだが、障害をもつ人にとってはそれさえ難儀するのである。

入院する前から食欲が少なくなってきたおふくろ。

結局、口にしたのは串挿しフルーツと1個のおにぎりだけだった。

えー匂いがする串挿しの牛肉。

ネギとか梅やきの炊いたんを試しにいただいた。

味付けは美味しいが、手元側に残った串挿し料理は私でさえ食べにくかったことがわかった。

ここ最近のおふくろは血圧が高めである。

入院するまでは一般的数値の血圧。

130もないぐらいであったが、入院してからはこれまで味わったことのない異常状態を感じてか、高血圧になってしまった。

そのことがあって病院食は減塩料理。

串挿しブロッコリーやカリフラワーの野菜サラダなんてものはまったく味がない。

味のないものは食べられないといって一切を口にしない。

時間帯は午後1時20分になっていた。

問題なく装着が終われば理学療法士によるリハビリ運動に入る。

足揉みが気持ち良いと声をあげるおふくろ。

膝曲げに蹴りを10回。

昨日までは5回であったが、コルセットをしたら倍の回数にする。

しかも力強いリハビリ揉み。

そうであっても気持ち良いと声をあげるおふくろ。

運動を終えて気がついたK理学療法士。

腰や背中を抑える道具が要る。

この日までは病院にある柔らかめのクッションをしていた。

もう少し張りのある堅めの座布団やクッションを持ってきた方が良いと伝えられた。

そういえば、私も入院中は腰マクラで腰や背中を抑えていた。

そのことを思い出した。

明日になるけどもってくるわと約束する。

痛みもまったくないようになってきたこの日の身体状況が嬉しい。

気持ち良い、を連発するおふくろの顔も嬉しいと云っている。

ちなみに理学療法士は2交替制勤務。

担当のKさんは大阪八尾。

おふくろの住んでいる大阪住之江もよくしっているという。

なぜにしっているかと云えば、通っていた大学(コスモスクエア駅・森ノ宮医療大学)があるというのだ。

なるほど、である。

以前の勤務地はここではなかった。

仕事は重労働。なんとか別の医療機関に転職したいと考えていたら、友人はここが良いと奨められて転職した。

それが良かったと笑顔で応える若者よ、これからもよろしくお願いします、である。

病院を離れたら次の行先は大和郡山市の市役所。

時間帯は午後3時半である。

地元の大和郡山でどのようなケアを考えておいたらいいのか。

相談する窓口はどこにあるのか。

おふくろが住まいする大阪であれば、住居番地を包括する地域包括支援センターになる。

それは9月27日に伺って解決した。

私が住まいする家で介助をしていくにはどの地域包括支援センターなるのか。

前日に電話で確認をとったかーさんの話しによれば市役所内にあるという。

課名は地域包括ケア推進課。

主な業務が地域包括支援センターと高齢支援係の二つ。

大和郡山の地域包括支援センターは南部にも数か所あるが、我が家の地番から云えば市役所内の地域包括支援センターであるとわかった。

門を叩いてお願いしたら職員が席についてくださった。

経緯は8月初めから始まる。

細々なことは省いて身体状況と療養地に入院した病院に大阪住之江の地域包括支援センターなどのことを伝えた。

特に相談すべきは認定区分の変更手続き。

それはここ大和郡山でなく大阪住之江になる。

つまりは住民票があるべき所の地域包括支援センターが担う。

そうだったのか。

主たるセンターは大阪住之江。

大和郡山の地域包括支援センターは大阪住之江からの委託を受けて動くということだ。

なるほど、である。

もう一つは私どもにとって考えておかなくてはならない施設とケアマネジャーである。

それについてはかーさんもそこにしたいと思っていた、住まい地に近いウエルケア悠が良いでしょう、である。

両者とも直ちに手配してくださるというからありがたい。

もう一つの悩みどころは長期不在になりそうな大阪住之江の郵便ポストである。

これまで週一ペースで住之江に出かけて必ず確認していた郵便ポスト。

ほとんどが宣伝パンフとかチラシである。

その中に埋もれそうになっている重要な通知書である。

今回の介護認定とかの通知は最も重要な通知書がどこかに紛れ込んだらエライことになる。

そうであれば、郵便物転送をしておけばいいのです、と云われる。

そうやったんや。

引っ越しで転居してしまう場合は転送をお願いすることは認知していたが、我が家で療養している場合も郵便物転送をしておけばいいのだ。

帰り道ついでに立ち寄った郵便局。

指定の用紙に記入してお願いすれば一週間後にはその手続きが実行されるようだ。

これで、一件落着である。

(H29.10. 5 SB932SH撮影)