マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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この年の内原のハダ

2018年12月23日 09時02分32秒 | 民俗あれこれ(干す編)
内原の集落の佇まいがお気に入りだ。

一年に一度しか訪れないが、初めて訪れてから早や40数年。

いつまでもここにいたくなる景観に見惚れていた。

今年も十津川村の内原(ないはら)に来ることができた。

訪れる日程が定まらず、結局決まった日は9月末の土曜日。

台風は通り過ぎて、爽やかな秋風が吹いて、透き通った青空が広がる日になった。

前会社の友人たちは日頃の行い・・・なんてことは誰も云わない。

私が晴男だからや、という人もいない。

それはともかく、数週間に亘って真っ青な空から降り注ぐ天の恵みの光を浴びていた多段型のハザカケ。

昨年に話してくださった昭和7年生まれのNさんは今年も元気でおられるのか。

ただ、ただ、それが気がかりだった。



内原の景観は例年とまったく同じ。

多段型の竿は何基もある。写真にはとらえていないが、これの倍以上もある。

昨年は8月末から9月末まで干していた長雨の年。



今年はそうではなかったが、年老いた奥さんとともにハダカケをしているNさん。

1基だけが残っていたのは嬉しいが、いっぺんに作業ができなかったように思った。

(H29. 9.30 EOS40D撮影)
(H29.10. 1 EOS40D撮影)