マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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石川町・八坂神社の注連縄

2020年08月17日 10時18分01秒 | 大和郡山市へ
大和郡山市内の旧村に見られる簾型の注連縄調査は元日をあけて翌日の2日から再開した。

まずは、石川町・八坂神社の注連縄である。

この日は東山間の正月情景の取材。

奈良市から天理市などの景観もとり混ぜて平坦部の大和郡山市内に下ってきた道すがら。



拝見した注連縄は石川町の八坂神社。



平成22年12月31日以来の再見である。



架ける位置に若干の違いは見られるが、今もなお六人衆の人たちが作っているのだろう。

玉垣に寄進した「古基座」の名がある。

石川町の秋の祭りは古基座本座それぞれのお渡り神幸祭がある。



トーニン、トーニンと唱和しながらのお渡りは平成21年10月11日に取材した。



前夜は古基座本座の両座とも拝殿籠り所で御膳作りが行われる。

古式ゆかしく白マスク姿で菰巻きをあしらえたモッソ飯の御膳を作る。

境内玉垣に寄せているイネカツギが運んで奉った稲穂を見れば、久しぶりに顔を出してみたくもなる。

また、ごく数軒であるが、裏木戸とか納屋などに輪〆も。



3年前にトーヤを務めると云っていた終身制六人衆の二老。

取材が重なっていけなくなったが、飾り付けを拝見して、今も元気にしているように思えた。

(H31. 1. 2 SB932SH撮影)
(H31. 1. 2 EOS7D撮影)