マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

洗面台排水管から出水

2021年11月20日 09時56分02秒 | ぽつりと
かーさんが悲鳴をあげた。

炊事場がびちゃびちゃになっていると・・。

流し台に、いつもの蛇口の水量が多い、と云われてきた。

勢いで跳ね飛ぶ水滴が炊事場に・・。

敷いているマットに水もかかるでしょ。

まして流し台シンクは水まみれ。

そんなに勢い流さなくとも・・と云われてきた。

その晩は激しく詰め寄られたが、だ。流し台の内部を試しに見たかーさん。

排水管から水が溢れているってさ。

そりゃぁ、びちゃびちゃになるはずだ。

敷いていたマットをどけたら水浸し。

床面全部に亘って水浸し。

排水管の交換で済むのか、それとも・・。

ずいぶん前のことだが、蛇口を交換したことがわる。

DIY店で買ってきた二口蛇口は洗面所から風呂場も含めて3カ所すべてを交換したが、キッチンの排水まわりは、構造が見えていないから手におえないと判断して近くの森下設備に電話をかけてお願いした。

流し台内部は排水ダクトからの水漏れで湿気だらけ。

長い期間に亘って知らずにいたダクトホース。

物置のようになんやかやあった諸々はすべて除去して一昼夜放置。



少しばかりの乾燥処置をしてみても長年のアカが溜まり放題。

少しは奇麗にとかーさんは動いた。

電話は開店直後の9時にしたらすぐ行きますと・・。

水漏れ状況を診断した森下設備の従業員さん。

水漏れは、ダクトホースの経年劣化による硬化現象による接続外れ。

ここは新築してからまったく手付かずのキッチン。

おおかた40年近くになる期間の経年劣化である。

点検した従業員さん、在庫確認に一旦戻られてすぐさまやってきた。

倉庫に在庫あったというから対応は早い。

組み立ては屋外でされてはめ込み。



これで大丈夫と云われた、費用は7300円ほどであるが、うち工賃は5000円。

思っていた予算は倍ほどもしていたが、お安くしてくださった。

流し台そのものはステンレス製品だったから水漏れしても大丈夫。

布巾で拭くだけで済んだが、木製のキッチンなら腐ってボロボロになっていただろう。

ダクトホースの交換を終えても内部は湿気っているので終日扉開放して乾燥した方が良いと伝えてくれた。

(R2. 3. 9 SB805SH撮影)

カルディコーヒー・ナニワ肉吸いの素はもみない

2021年11月19日 10時04分47秒 | あれこれインスタント
ときおり立ち寄ることがあるイオンモール大和郡山店。

大型スーパーに求める買い物は、以前よりかは極端に減ってきた。

ささっと巡ってささっと購入するのもお決まりの商品に、これはっと思えるものがない。

いつも決まった同じ商品に飽きがくる。

そのショッピングコーナーからすぐ近くに若者たちがこぞって買いにくるカルディコーヒー

コーヒー専門店だと思っていたカルディにユニーク商品が棚積み、山積み。

見るもの初めての商品がいっぱいあるある。

えっ、と思って、手が伸びたナニワ肉吸いの素。

“肉吸い”といえば、関西人ならほとんど、誰でも、とまではいかないが、ある程度の年齢なら、あっ、それ知ってる、というくらいに有名になっちまったメニュー。

ナニワ肉吸いの素」パッケージの裏面にある大阪名物肉吸いは「肉うどんからうどんを抜いたもの。さらにだしが決めての肉もない汁」。

つまり肉味の吸い物みたいなもんだ。

旨味が詰まった汁だけの商品にお好きな具材を入れて愉しむ「ナニワ肉吸いの素」。

悲しいかな、肉吸いだけの表記では著作権にひっかかるのか、わざと前に付加した「ナニワ」の文字。

ナニワは”浪速”。

昔の大阪湾の呼び名。

潮の流れが早い波が速い意。

そこから生まれた「なみはや」が「なにわ」に転化したとか・・(※諸説あるが・・

古代史に記す「浪速津」は、船着き港。

その付近の地を「浪速」とか「難波」に・・・。

復元した古来の地図などをみれば今の時代とはまったく様相が異なる。

大阪生まれの肉吸いにいろいろあるもんだからカタカナ表記の「ナニワ」にした・・・・知らんけど・・

そもそも「肉吸い」の発祥は、大阪・難波に店を構えたうどん屋の「千とせ(※ちとせ)」が開発したもの。

尤も、開発?のきっかけになったのは、吉本新喜劇に出演していた芸人さんの花紀京(※はなき きょう)さん。

出番の空き時間に訪れた千とせ。

二日酔いに軽く食べたかったためにうどん抜きの肉うどんにしてもらったのが経緯。

そう、肉吸いはうどんだけを抜いたのがほんま。

肉もない汁ものなら、肉なし吸いになるわけだ。

旨味は肉だし吸い物で摂る。

ところがカルディコーヒーがプレゼンツする「ナニワ肉吸いの素」はもみない。

味のない食べ物は「もみない」とか「もむない」という。

おおばあさんも、その家族も、私もみな、味のないものをそういう。



不味いという意でなく、味のない食べ物をそういう。

ナニワ肉吸いの素」をだしに家人がつくってくれた吸い物。

ほんまに味がない。

これを美味しいという人たちは、何かをトッピングしてるのでは・・・と思うのだ。

パッケージの図柄を見たブロガーさん。

思わず発したのか知らないが、「パッケージの、めっちゃ浪速」に疑問をもつ。

なぜならそのデザイン。

どこかで見たことあるような・・「くいだおれ太郎」の衣装柄・色のように見えるのは私だけだろうか?・・・。

(R2. 3. 4 SB805SH撮影)

外泊許可に選んだ食事処はかっぱ寿司奈良柏木店

2021年11月18日 09時46分31秒 | 食事が主な周辺をお散歩
1月4日に圧迫骨折で入院したおふくろ

入院中にテレビが報道する新型コロナウイルス情報。

次々に映される情報に辟易するが、巣食う人感染に怯え、国の要請にウイルス拡散防止対策を講じる社会全体。

企業も学校も個人もたいへんだが、患者さんを預かって治療する病院関係者や介護施設者は尤も神経をつかう職場であろう。

家族であっても面会謝絶せざるを得ない環境つくり。

過去、これまでもインフル感染予防対策してきた病院。

それ以上のことをしなきゃならんし、絶対必須のマスクさえ困ったことになっている。

そんな院内に閉じ込められた患者さんも不自由な状態。

病室を一歩出てトイレ、入浴する際もマスク着用。

長期間に亘る対応は初体験のおふくろもストレスを抱えて苛立っていた。

骨折治療は安静状態になおかつ身体を固定するコルセット着用。

2度目の着用であるが慣れることはなく苦しい、痛いである。

痛みは和らいだが、動きによっては筋肉痛にもなる。

鬱積たまるおふくろの治療も進展する。

リハビリ運動のおかげもあって階段の上り下りができるようになったが、入浴は介助を要する器械入力。

自力で入浴は不可であるが、試験的に外泊が認められた。

院内と違って設備も温度調節もまったく異なる家庭内環境に慣れることが第一の目的に外泊が認められた。

前回に発症した圧迫骨折のときの試験外泊は、平成29年の12月13日、14日の一泊外泊

昼めし時間帯は外していたが、今回は病院を出てすぐに外食。

ストレス解消に選んだ試験外泊の外食はかっぱ寿司柏木店。

おふくろが入院する前までは度々の食事に利用したかっぱ寿司。

場所は大阪・西成にあるかっぱ寿司南津守店

昨年の令和元年12月20日利用は耳鼻科医院の受診後。

耳鼻科医師の治療のおかげで通院は向こう3カ月先になった。

その3カ月先はもう過ぎている。

退院日は未定だから次の診察日は決められない。

そんなことはすっかり消えて、毛頭頭にないおふくろ連れてやってきたかっぱ寿司柏木店。

我が家の軽バン乗り降りは特に問題となる動きはなかった。

ただ、3カ月も空白だった乗り降りはぎこちないのは仕方のないこと。

歩きはちゃちゃっといかないかーさん支援付きの杖歩き。



段差の少ない緩やかなスロープを利用して入店した。

案内された席についてタッチパネル。



その位置は、目の位置より高い。

かーさん操作するにも肩が痛くて手を伸ばせない。

目を近づけても見えない文字。

小さな文字では老眼鏡が必須。

しかも南津守店で見慣れた画面でなく、これまで見たこともないレイアウト。

文字も映像もみな小さい。

同じかっぱ寿司店であっても店舗によって大きな違いがある。

しかも、柏木店のタッチパネルは固定。

南津守店なら装置から外してテーブル置きでも使える、客に優しい装置。

どうにかならんのでしょうか、と支払い時に尋ねた店員さんの回答は4月にリニューアルするとのこと。

嬉しいニュースは店内にも案内してよ、と言いたくなる。

くるくる回る回転寿司。

食べたいものが流れてきても手に取らない。

かーさんも南津守店で慣れたせいか、昔のように回転レーンに手を出さない。

すべてがタッチパネルからの注文である。

それにしてもおかしな状況だと思った。

今、まさに新型コロナウイルス拡散防止対策にやっきになっている時代。

生にぎりの寿司が回転レーンに廻っていること自体が異常である。

咳こんこん飛沫によってうつる新型コロナウイルス。

それがわかってもう何日経っていることやら・・。

なのに、回転寿司が廻っている。

経営者自身がこの世界観に気がつかないとしたら失格である。

くら寿司の回転寿司は一皿ごとに防御する鮮度くんの名で知られる保護キャップがあるから安全です、と言い切る経営感覚が怖い。

そう思った雛祭りの日にいただく外泊許可日の回転寿司店。

なんと、はま寿司は早くもこの日に「3月3日より、回転レーンを停止、タッチパネルだけの注文方式に切り替えた」とニュースが伝えていた

呑気なかっぱ寿司さん、柏木店はどう対応するのだろうか。

実は、はま寿司は前々月の1月5日と22日にも出かけて食べていた。

正月明けの5日はともかく22日は新型コロナウイルス情報のニュースは、クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号報道一色に染まるくらいの恐怖感増殖時期。

停泊してから検疫、検疫・・・陽性者の濃厚接触者リスクは留まることをしらないくらいに増殖していた。

日本国土では、遡ること1月16日。

中国武漢市滞在し帰国した30代男性から新型コロナウイルスが検出された初の症例確認

この1例目から13例目発表は1月31日。2月11日に25例目。

2月20日は一挙に増えた76例目。

月末の29日となれば3桁の217例目。

この日の雛祭り日は、257例目に達していた

また、死亡例は6例目になっていた。

なお、この事例数はクルーズ船感染者を含まずである。

はま寿司の発表から遅れた翌日の4日に発表したかっぱ寿司の対応もまた同じく回転レーンは停止してタッチパネルの発注方式に正式切り替え通達した。

が、あきんどスシローは、旧態依然の方式を貫いたニュースに唖然とするが・・・。

今の時季のフエアはなんだろうか。

回転レーンの上にもう一つのレーンが特急レーン。

注文ネタがやってくる。

その後ろにあるネタ、ネタ、寿司ネタ・・はあん肝ポン酢ジュレ軍艦、揚げいかしゅうまい~ピリ辛明太子味~・・・卵黄納豆軍艦、いかのうに和え軍艦、活〆寒ぶりはらみ炙り、海老めんたい軍艦・・。



先月の2月4日から始まっていた「九州を寿司で巡ろう」フエアは期間限定。

「九州産あじのなめろう」に「海老めんたい軍艦」はかろうじて間にあったが、佐賀県呼子町名物の「いかしゅうまいにピリ辛明太子を加えた200円の「揚げいかしゅうまいピリ辛めんたいこ味」は売り切れ。



悲しいかな、他に美味いもんはないやろかと探す前。

先にインプットしておくおふくろが大好きなまぐろにぎり。



今日はプラスに中とろにぎりも。

そして、本日は平日。

平日限定の一杯が150円のかけうどん。



まぐろにかけうどんが愉しみのおふくろ。

配膳されるのもいち早く、である。

次は、かーさんのお好み。

ぷりぷりの赤海老にぎりは一貫で100円。



ホッキ貝も100円。



つぶ貝も100円。



えび天にぎりも100円。



かーさんの定番コースである。

さて、何にするか、タッチパネルにあれば即タッチしたい博多めんたい包み、九州産アジのなめろう、豚角煮にぎり。



旨そうな写真にお腹がぐうぐう言い出した。



にぎりより先に注文したのはかけうどん。

七味を落としていただくと、いつもより美味しく感じる。



ピリっとした辛味。

ラーメンでもその傾向にある求ピリ辛。

出汁も美味い一杯のかけうどんを食べている間にかーさんが注文した100円の生たこが到着した。



そろそろ来てほしい私の注文したあれこれ。

海老めんたい軍艦にいかの雲丹和え軍艦。



いずれも100円の軍艦にぎり。

これが実に旨いんだな。

海老はプチプチ弾ける食感に辛みの明太子がどばぁっと口の中で踊りだす。

今まで味わったことのない絶品味。

是非とも定番のにぎりの一品に加えてほしい。

もう一つのいかの雲丹和え軍艦。



これも美味い方になる。

どっちかといえば酒の肴であるが・・海の味が舌にからみつく。

来た、来た、またもやかーさんの注文ネタ。



純粋のうに軍艦に真いか。



いずれも100円コース。

味的にはこっちのうに軍艦の方が美味いらしいというかーさん。



私が食べたネタを見たついでに注文したいかの雲丹和え軍艦が気に入ったようだ。



一方、おふくろも追加注文。



ジューシーな味のいなり寿司にサクサク感がむちゃ美味いえび天にぎり。



3人とも大評判のえび天にぎりであるが、私どもの願いはえび天にぎりだけでなく、いかげそ天にぎりが食べたいのだ。

かれこれ相当数のかっぱ寿司専用はがきに書かせてもらったいかげそ天にぎり。

いつになったら出てくるんやろか。

かーさんはそろそろ〆にかかった。

これまた定番の180円にぎりのほたて。



一度くらいは私も、と思っているが、どうしても味の冒険をしたくなる。



どどっと到着した3品。

初の味わいに選んだ280円の和がらしのせ豚角煮にぎり。



それなりに美味い。

豚角煮の味は美味い方だが、決め手は辛子。

もっと濃いめの辛子だったらなぁ。

九州産あじのなめろうがむちゃ美味い。



なめろう感も素晴らしい上にアジの旨いこと。

280円の価格が物いう新鮮なアジ。

もう一品食べたくなる旨さがたまんね。

かけうどんを食べたもんだからちょっとセーブと思いながらも注文した山かけまぐろ軍艦。



もひとつおまけにと注文した枝豆。

冷凍もんらしく口に入れて噛んだら冷たい。



冷たいが茹では問題ない。

ただ味に乏しいのでお塩をパラパラ落としたら、あれまぁ。美味しいやん。

これならおふくろも食べるだろうと思ってひと粒、ふた粒。

そうね、美味しいねと味の感想。

かーさんも同じ具合だが、いかんせん。

お腹は満腹になっていたから喜びようは低い。

そんなお腹なのになぜか鶏の唐揚げは絶賛。



サクサク、ジュワーっとくる唐揚げはいつもと同じおいしさ。

私の口には入らない。

さて、私の〆は・・・2度目喰いの海老めんたい軍艦。



ほんまに美味いから定番に入れてほしい一品、よろしくである。

で、本日、ほんまの〆は美味さ抜群の海鮮うま辛和え軍艦である。



いつの間にか定番椅子に座っているが、実は、100円売りの海鮮うま辛和え軍艦は定番ではなく数量限定ネタだった。

つまりいつでも食べられるものでもなく、ネタが有れば、である。

これこそ〆にとかーさんが注文した200円のプレミアムホイッププリン。

ほんま甘いもん、よく食べるもんだ。

会計を押して店員さんが皿枚数などを数えて〆る。



合計支払いは3人で3872円。

店を出ておふくろが行きたがっていた美容院行き。



初めて入店した美容院プラージュで奇麗にしてもらった。

お店を出てきてびっくり。

髪の仕上がり具合は、まるで宝塚。

ずいぶんと若返ったものだが、希望していた髪洗いは身体状態の具合でできんかった。

奇麗に利用してもらったおふくろ。

この日の夕刻。

我が家に戻ってしばらく談笑していたおふくろ。



予想もしていなかったまさかの状態に救急車コールせなあかん事態に・・・。

(R2. 3. 3 SB805SH撮影)

ふり返る令和2年2月の介護まとめ

2021年11月17日 10時23分52秒 | むびょうそくさい(おかん編)
この月もおふくろの介護の関係で大阪・住之江に行くこと度々。

記憶は記録。

ふり返る際に思い出したい事項は書き記しておく。

2日、妄想ではないが、おふくろが話を盛り込む事実より割り増しする訴えにトイレ行きが6回。

事実は3回であるが・・。

病室の冷蔵庫が停止し、ランプは消灯に・・・消えてたわ、と伝える看護師。

点いていたのは事実であるが、毎シフトの交替時にランプを点検していたのは午後5以前の3時間だけ。

H看護師が語る事実が本当だろう。

病室ばかりの暮らしに閉塞感。

しんどいと訴えることが多くなるのも頷ける自由さ。

勝手な動きは、もちろんあかんが、談話室も行けない身体状況に、対話する人もなく・・・。

私がこうなったのもみな人のせい、薬のせいにしてしまうおふくろ。

今日も訴えた冷蔵庫が止まっている。

実弟の三男が見舞いにもってきてくれたプリン。

昼食後に食べたらしく、食感がへんな感じで美味しくないのもすべて冷蔵庫が・・冷蔵庫が・・・と、同じ話を繰り返すばかり。

たしかに夜勤の看護師の点検漏れもあると思うが、プリンは常温で4カ月ももつ商品。

今、点検したら1日もつと看護師は云われるが・・・そこが落とし穴でしょ。

連続稼働できるようにセットしないと、ちゃんと稼働しませんよ。

冷蔵庫に問題はないが、タイマー機能を発揮するセッテイングが誤っておれば・・・。

日々の点検は残り日数を記録したら、漏れはなくなると思うのだが・・。

病室に行けない状態に苛立ちがつのるばかりだ。

インフルエンザ対応は収束に向かっているそうだが、新型コロナウイルス対策措置も考える現実に明日の月曜日には次の対応策に移るようだと看護師が伝えてくれた。

5日、前日にかーさんが云った。

昔のおかあさんと違っている。

優しいおかあさんだったのにイライラしているし、訴えることばかりやし。

看護師のいうことも聞かなくないってお義母さんらしくないなどなど・・と話し込んだ。

私が、そうかといってくれたから、気分が滅入っていた顔もすっきりしたようになったという。

1日経っても、また同じ状態なのか、それとも心配しながら見舞いに行ったら、声は弾んでいるしお通じも看護師のいうこと守って薬は飲むわ、浣腸も受け入れた。

その浣腸が利いた。

前夜にドバーっと出た、という。

三男がくれたプリンは不味かったのは、プリンソースをかけてなかったと話すおふくろ。

ダダコネしないおふくろに戻って、ほっとした。

歩行器に頼って待合室から歩く足取りはひきずることのない軽い足取り。

運動前に計測する血圧が平常値だったこともあるし、勢いがついているようだ。

この日の見舞い中に出会った地元小林町の住民。

正月だったか、明けだったか聞きそびれたが、おふくろと同じ棟に入院していたのはHさんだった。

お見舞いに来ていたのは、息子さん。

傷病は骨折。正月の酒を飲みすぎたのか、ふらっと倒れて後ろにあった家具に背中を打った。

それが原因に脊椎12節が骨折し、1月半の安静診断。

6日、大阪市センターより介護再認定委員会は資料が揃っていないと判断されて次月3月4日ころに日延べ・・。

ケアプランデイア1・ケアマネジャーのFさんに、おふくろの状態も含めてかけた電話連絡。

入院先の病院は、インフルエンザ防止対策の影響もあり、リハビリ室は閉鎖。

現在はサロン室も行けず、動く機会は、トイレに機械入浴など。

院内廊下を移動する手当は歩行器運動。

そのときにしかか病室を出ることもないのでリハビリ運動が遅れている。

介護認定調査員のヒアリングが終わったら控えを渡される、とケアプランデイア1・ケアマネジャーのFさんは云ったが、今回の調査員はテーブルに置いていないし、手渡しもなく、看護師の立ち合いヒアリング終わったら、さっさと帰っていきました、と伝えたら・・・えーっ。

資料不足で考えられるのは医師の診断書発行が遅れるケ-ス。

審査が遅れても要介護になるのは間違いない、と判断されたが。

7日、かーさんの話によれば、眼鏡の看護師が、こういったそうだ。

「今後どうされるのですか・・・」、と。

どうやら今までのように復帰するのは難しく、老人ホーム入所を奨めているような気がする。

わたし的に考えている退院の目途は、階段の上り下りができるように、というのが目標なんだが・・・。

8日、車椅子だったおふくろに聞いたら、そうしょった・・て、という。

身体のことは、何も問わない付けまつ毛の看護師。

そっけなかった、という。

2年前の圧迫骨折で入院したときのリハビリ運動。

当時、診てくれたKリハビリ療法士。

今回の圧迫骨折の見立ては、2年前と違って、復帰は遅い状態にある、という。

リハビリ室は解放されたようだ。

閉鎖もしていない様子。

入院患者さんのリハビリ運動もしているようだが、腰の痛みを訴えるおふくろは機会を逃している。

前回と違うのはそこだ。安静加療していても腰痛が治まらないだけに遅れを感じる。

先日検査したレントゲンでは正常だった、と医師は伝えてくれたが・・・。

昨日に検査した再レントゲン。

その結果報告もあると思うが・・。

圧迫骨折部が潰れている痛みの可能性もあるが、現実はその状態で問題もないことから退院する患者さんも多い。

診断結果を下すのは医師の仕事。

リハビリ療法士は直接伝えることはできない。

老健と老人ホームの違いは期限の違い。

老健は1年以内まで。

退院への動きはまったくない。

時期的に確定申告。

おふくろが行けない、となれば委任状が要るのではと思ったが、情報によれば、委任状なくとも申告はできる、とも・・。

9日、おふくろの身体状況が気になり、夕方近い時間帯だが面会に行く。

少しでも出歩いたらリハビリになるし気分転換にもなるだろうと思っていったが、かーさんが見舞いに行ったときはなんともなかったのに、仰向けに寝たまま看護師が足の爪を切った直後に腰が痛くなった。

歩行器で面会に来たがヨタヨタ。

歳いったなと感じる姿だった。

木製椅子に座らせたらソファよりも高いので、また歩行器に掴まる場合は苦にならんだろう、と思って高椅子に座ったらその通りだった。

和歌山写真隊のDさんがくださった写真展の案内話をして見せたらこれほしい、という。

案内状に採用した風景写真がとても綺麗だから、欲しいという。

その写真を見て元気になってくれれば、それでいい。

でも、よう来てくれたというおふくろ。

何故に、と聞けば、かーさんが帰ったあとに気がついたテイッシュペーパー不足。

丁度いいときに来たから、明日2箱を持ってきてや、とお姉買いされた。

起床してから2時間ほどは、テイッシュの山。

世話になっているから消費が早いテイッシュペーパー。

10日、おふくろ痛みなく口も軽やか。

看護師からに伝達。

医師面談をするので家族さんに伝えてください、と言われた。

なんかあったんか心配になって聞いたら「大丈夫よ、順調なんだから心配せんといて」と返されたそうだ。

ナースステーションに尋ねた回答は、医師面談時間は外来診察が終わってからの午後3時以降の5時まで。

救急患者が入った場合は、待ってもらうことになるというので4時から5時の間に決めてもらった。

何でも、国に状況報告するための面談実績報告のようだ。

12日、おふくろ、並びにAリハビリ療法士とT看護師が立ち会う三者面談。

数日前に撮影したレントゲン映像を見せながら、説明する担当医師。

特に問題なく順調であるが、いざリハビリ運動となったら血圧が180になるし、腰が痛い、と訴えるから予定していた運動回数は少ない。

昨日も排便ができなかった。

便は、詰まっているから処置はしたが、前夜に食べたのをもどしたのも運動量が少ないからだという。

点滴したのは、食べたものをもどしたから・・。

食物が摂取できていないから栄養剤を投入する点滴実施。

もう普通食に戻すので点滴は外す。

T看護師から指摘のあった院外食の饅頭。

家族さんがお持ちいただいた饅頭。

2個では多いのでは、と担当主治医のN医師に質問された。

医師の答えは「そんだけの量なら影響受けることはない、むしろなんも心配ないので安心してもらうよう家族さんからお話し。説得させるのではなく、自らの意思で無理せん程度に、そして積極的に運動してください」、と説明された。

介護支援専門員のIさん。

2年前とは状態は違うが、圧迫骨折するまでは家で一人炊事も洗濯も物干しもされていた。

介護再認定審査会は書類不足に1ヶ月先送り。

「あっ、それは医師の診断書遅れです。まことにもうしわけない」と頭を下げられた。

いずれにしても次回審査日は3月4日辺り。

結果は要介護に認定されるだろうということだ。

Aリハビリ療法士も、今日は問題なく歩行器リハビリができた。

毎日がこうであれば回復は早くなるだろう、と・・。

また、T看護師からは、「おかあさんのところに饅頭2個入っていたのでお返しします」って。

でもさぁ、それは、饅頭はかーさんがえーやろと判断して入れたもの・・・。

13日は大阪・住之江行きの用事。

先に立ち寄った住之江・サボア。

転居に奈良へ移る前に暮らしていた住之江時代。

そのころに食べていたケーキ屋さんが、サボア。

映像はむちゃ美味しいおばちゃんが焼くお好み焼き、焼きそばあるなかで、断トツに旨い博多焼き。

一枚がなんとたったの百円。

2枚食べても二百円。

三枚食べたら晩飯無用の博多焼き。

右手に映ってはないが、そこにケーキ屋さんのサボアがある。

親しくさせていただいている上に何かとお世話になっているAさんにサボアのロールケーキを買ってお礼に行ったが、不在だった。
自治会会費の支払いもあったが、班長も不在だったので、ご自宅のポストに投函した。

16日の病院見舞いは、家族さんに知人面会が4組に。

たまたま重なった面会時間に面会コーナは人でいっぱい。

通行する通路だけは確保してそれぞれの面会に、祭り、行事取材でいつも世話になった小林町のHさん家族もいる。

後日に聞いた話によれば、Hさんは2月23日に一時帰宅許可をもらい、自宅生活における障害有無を確認したそうだ。

また、3月8日までは、県立民俗博物館・古民家写真展を開催しているので、是非見に来てねと伝えたが新型コロナ防止対策の関係で、2月27日に急遽決まった中止判断。

間に合ったかどうか・・・。

この日の面会がいっぱいいっぱいの状況にH看護師が指示を出した。

私たち家族だけは、特別にナース詰め所前の談話室に入ってください、と云われて恐縮する。

病室から、歩行器でやってくるおふくろの足取りは軽い。

あの日以来のお通じは14日にあった。

食欲あり、吐きもどしもしていないし、痛みもない状態に気分は良さそうだ。

Aリハビリ療法士に尋ねた4階リハビリ室。

いったい、いつになったらいけるのかなぁっ、と呟いたおふくろ。

それもあるが、退院はいつになるの、と・・・

「いやいやそうじゃなくて、段階上り下りができるようになれば、だから・・。先日の三者面談の結果表に、順調とあり、一歩一歩の運動量を、と医師から話があったでしょ。だから心配することないんよ。怖いとか恐れずに聞いてみたら一歩進めるから。おふくろがさりげなく聞いたらいいんだよ」、と話してみたが・・

どことなく、以前よりか弱気になっているような気がするおふくろの心情。

おふくろの顔を見て、「数日前よりも顔つき、ハリがよくなっているし、口調もはっきりしてるよ」、と云った。

気持ちだけでも、晴れやかになってもらうように・・・。

H看護師に、食事も順調なので林檎は食べてもいいでしょうか、と尋ねたら、毎朝はバナナが一切れありますし、この前のような饅頭でなければ良しとしますが、少なめに、ですから、と云われた。

午前中に入浴させてもらったおふくろ。

身体がさらさらで気持ちいい、という17日。

病室に戻って食べた今日持ってきたリンゴ。

美味しく食べられるからよかったな・・。

4階のリハビリ室に連れてくれはって気分爽快や。

なんせ、ここのリハビリ室は入ったとたんに見える三方。

北、西、南の方角に向けて全開。

青空が広がって気持ちいい、と喜んでいるおふくろ。

何時ころにいったんや、と聞けば、昨日のことだった。

昨日の見舞いに、家族が帰った直後にAリハビリ療法士が4階に行きましょう、と声をかけてくれた。

血圧は正常値やし、痛みもない。

エレベータを上がったところの階段を上り下り。

左手を支え、右手に杖つき恰好で階段を上り下り。

6段の階段を2往復もした、という。

その運動は、特に支障もなく上り下りした際である。

Aリハビリ療法士が伝えた指導。

杖は地面に直角につかないと返って危険。

杖は少しでも斜めにしてつけば、床を滑ってしまい、ずれたりする。

だから、倒れては、元もこうもなくなるから、気をつけてください、と云われた。

リハビリ室での運動を終えて、屋外に行きましょう、と奨められ、車が並ぶ駐車場も杖をついて歩かしてもらったら気持ちよかった、と嬉しそうに話すおふくろ。

Aリハビリ療法士に誘われたときの血圧が上がったのは、ストレスやったんやって、ことに初めて気がつくおふくろ。

今までストレスを感じたことなかったけど、これがストレスって初めてわかったわ、と笑っている。

18日は、入院料の支払い。

保険料分の合計金額は732580円。患者負担額が57600円。

食事標準負担額は4600円。生活療養負担額は42000円におむつ代が1600円。

実支払い総計は105800円を、一括払いのクレジットカードで支払った。

20日、食事の間に空腹を覚えるおふくろ。

お腹が減って仕方がない。

なんか食べたい、とKリハビリ療法士に相談したら、サークル歩行器であれば移動できるようになってきたから、行きましょう、と地下1階にあるコンビニエンスストアへ。

もちろん看護師の承諾を得ての移動に、饅頭など4種類の補食も。

一人では無理な身体のおふくろに介添についていったかーさん。

特に支障もなく、難なくラクラクとエレベータにも乗った。

お菓子は以前看護師から言われたようにちょびちょび食べる、と約束させて・・。

Kリハビリ療法士の見立てによれば、トイレの下着上げ下ろしも難なくしているし、歩行器は卒業し、杖歩きにした方がいい、とアドバイスがあった。

21日に介護再認定決定通知が届いた。

決定結果は要支援1から2に上がった。

認定結果が出たら、すぐに連絡するケアマネジャーさん。

大阪が所在地のケアプランデイア1に属しているケアマネジャーのFさんに電話で伝えた。

Fさんの話によれば、「住之江区は他区より低く決定される傾向にあり。受け持っている介護者は、軒並みランク下げの様相。要支援2ならば、通所デイサービスしてもらっているアロンティア介護支援施設は、週に2回の二日間利用できるからまだマシ。ただ、入院に一旦は離れたアロンティアに、現状、空きがあればいいのですが・・」と。

退院日が確定した段階になれば、また連絡する、と伝えた。

おふくろにその旨を伝えたら、週2回はみなにまた会えるからうれしいって。

階段運動はこの前に2回目。

杖歩きに自力入浴ができたら先は見えてくるよなぁ。

そうなってほしいと願うおふくろ同様に家族もそう願っている。

23日、朝9時にAリハビリ療法士の病室入り。

早速、連れていってもらった4階のリハビリ室。

運動こなして階段の上り下りに杖なし歩行は3往復もした。

痛みはないし、トイレも住まいする住居で暮らしていたときと同じようにできた。

しかも食事は、患者さんみなが集まる談話室サロンで食べられるようになった。

朝は間に合わんかったが、昼からになった。

いずれみなもそうなるやろな。

明日も祝日。

介護士さんも少なく手薄になるから入浴はシャワーにします、と連絡があったそうだ。

25日、毎日が談話室で患者4人が同じテーブルで食事摂っている。

Aリハビリ療法士が休みの場合は、代わりの先生になるが、リハビリ室行きはなく、廊下の2往復程度になる。

パンに甘いもんを食べたい、というおふくろの食欲に、この日も看護師の承諾を得て、地下1階のコンビニエンスストアに行く。慣れてきた歩行器遣いで歩くおふくろ。

回復良く、軽やかな足具合。

新館と旧館の境い目にある段差解消は、階段でなく緩やかな坂になっている。

登りは少し力は要るが、難なく登りきった。

逆に怖いのが下りである。

スロープになっているから、あれよあれよ・・・。

力を入れてなきゃするっと滑ったらエライことになる。

歩行器を支えながら下ってもらう。

エレベータの隙間段差も難なく通り、到着したコンビニエンスストア。

いろんな品物にあれこれ手が動く。

早く、杖つきで歩けるようになれば、いいね。

26日、政府の動静から新型コロナウイルス対策措置は近々に厳しくなる、とH看護師から伝えられたそうだ。

発令された場合は、面会・面談は不可になる。

その不可対応に、着替えの下着などの入替などは、病院受付前にて看護師を通して手渡すことになるだろう・・と。

27日の朝9時過ぎ。

病室から携帯電話で我が家の電話にかけて伝えるおふくろのお願いは・・・。

住之江に確定申告に行くなら、実弟の三男にもらった漬物が冷蔵庫にあるからもってきて、と・・。

携帯電話がやっと自分でかける意欲ができたんや。

そう喜ぶ家族であった。

出かけた大阪・住之江区役所。

確定申告に息子の嫁と伝えたら、かーさん1人で申請できた。

尤も、私は横についているが・・。

住民税市民税は、別途住民税市民税申請書で所得額が200万円以下なら医療費控除は10万円以上または所得額の5%をかけた額によって決まるが、その場合は7万円以上であれば返戻される。

医療費控除は5年間の有効期間はあるが、その場合は直接税務署に、と伝えてくれた住之江区役所の臨時対応の担当女性が教えてくれた。

おふくろの確定申告は無事に終えた。

その帰り道に立ち寄ったたこ焼き屋の「たこ焼き ぺちゃ焼きのあほや」。

あほやどこにあるのか、さんざん迷って到着した長吉長原店。

かーさんと同郷の知人を探してここまできた。



念願叶ってようやく顔を合わせたが、お土産のたこ焼きは・・・ない。

28日、見舞いに出かけたかーさんからの報告は、外泊許可。

その方向に向かっており、1日になるか、それとも2日になるか、主治医の指示が出るそうだ。

退院後に我が家で療養する場合は、てすりのレンタルができるから、と介護支援専門員のIさんから話はあったが、住民票のある大阪でないと無理ちゃうやろ。

仮に考えたてすりの設置方法は、住之江住居でも実績のある垂直支え棒。

設置場所は2カ所。リビングはゴミ箱のある位置。つまりドア付近に。

もう1カ所は玄関入った下駄ばき付近。

現在、鏡立てを置いてある位置に、2階部の張り出しを支えに廊下端を、と考えた。

29日、外泊許可規定によれば最大二泊三日。

長かっても心配のタネになるから一泊にした3月3日の午前11時。

戻りは3月4日の午後4時に決めて、申込書を提出した。



食事制限はなく、回転寿司もかまいません、I看護師の了解をとった。

(R2. 2.13、27、29 SB805SH撮影)

きまぐれや写真展2020 💭リ・ビュー・撤収日に話題拡がり

2021年11月16日 08時13分27秒 | しゃしん(平日喫茶きまぐれや展示編)
丸一カ月間も展示してくださった大岩・喫茶きまぐれやさん。

お店に行く度にオーナー店主のMさんと話すことがある。

お客さんはいつも多く来てくださるので手を休めてお話しするのも難しい。

若いときはスポーツウーマンだった。

特にスキーが得意だった、というーナー。

得意なスキーだったが断念した。

話題は当時患った病い。

疾患はほぼほぼ私と同じ心の臓。

実弟の次男と同じ心臓肥大症。

私は僧坊弁破損。

病後に併症した心拍異常。

その症状は私とまったく同じ。

同じ効き目のある薬を服用。

激しい運動ができない身もまったく同じ。

お店を終えたあとの時間は自分のための時間。

飼い犬の散歩が日々日常の暮らしにゆったり寛ぎ。

健康だった当時の愉しみはバードウオッチングに明け暮れていた日々。

鳴き声でわかるくらいに覚えた野鳥の種類。

今もその気持ちがあって店外に野鳥の餌台を設けている。

今は枝に挿しているだけなので、いずれ大工さんに依頼する予定にあるそうだ。

自然観察に湯目、野草、獣に野鳥観察。

二十歳代から興味をもった私もそうである。

体験が一致するオーナーに親しみを感じた日だった。

今日は写真展の最終日。



閉店時間までに展示した写真など、すべてを撤収する。



そんな日でないとゆっくり話したいこともできそうにないから、今日、行くからと伝えてくれた高取町に住むNさん。

先日に行われた「民俗行事を語る会」も来てくださったが、落ち着いて話すのは今日しかない、と判断され、合流した。

撤収、片付けに支援してくれたNさんとともに摂った食事は、きまぐれやさんが提供する美味しいセット。

Nさんに食べてもらったスペシャルランチ。



飲物一杯付きの500円。

ワンコインで美味しいランチ。

本日はトーストサンドだった。

私は、ずっと食べたかったモーニングの小倉トースト。



予想していたよりも、もっと美味い小倉トースト。

毎日食べられる名古屋の人たちが羨ましいと思うくらいに美味しい。

オーナーの話によれば、小倉トーストの小豆餡は、2カ月に1度は名古屋に出かけるので、そのときに合わせて知人から分けてもらっているそうだ。

本場の小倉餡だったんだ。

名古屋まで行かなくとも済むきまぐれやさんのモーニング・小倉トーストは350円。

来店、お待ちしております。

閉店時間を迎えたきまぐれやさん。

支援してくださったNさんと別れ、お礼に出かけた。

区長のK家に向かう。

午後もKさんは忙しく外出中。

お家におられた奥さんに差し上げるお礼の図録。

これまで何度も県立民俗博物館展示の写真展にもお越しいただいたKさんは不在だったが、ガレージに吊るして保管した藁巻きに、もしやカンピョウ干しをしているのでは、と尋ねたら、今年は20個くらいも作って干していた、という。



来年も、カンピョウ干しはしているから撮りに来て、逆にお願いされた。

では、カンピョウ玉(※ユウガオの実)の皮はどう処理されているのか、とこれもまた質問したら、奥から探してくれた道具は・・・・。

カンピョウの皮を剥くのカンナのような道具だという。

ナタ切れ具合はガタガタ。

皮剥き包丁だから不細工なデキになっているという道具。



餅搗きに搗いたネコモチ。

そのネコモチを一枚、一枚にカキモチ用途に切る餅切り道具がある。

その餅切り道具の形は、カンピョウの皮を剥くカンナのような道具。



両サイドの端を両手で持つ。

手前に引いて、薄く、剥くようにして切る。

この道具は「カキモチスキ」といえばいいのだろうか。

帰宅してからネット探し。

ネットに見つけた道具は「カキモチカンナ」若しくは「カキモチ引き」と呼ぶようだが、K家にあった道具も、カンピョウの皮剥きに両手引きで使っていたのだろう。

道具を見せてくれた奥さんの出里は、奈良市・帯解地区内の(上)村。

行政町名でいえば山村町。

当地でえびすさんの縁起物を作るようになったのはおじいさんの時代のようだ。

今から100年くらい前の時代に、大阪の今宮戎に出かけたことがきっかけに作るようになった。

縁起物の俵は短めに成長した稲で作る。

作った縁起物は、入れ物に収めてオーコの前と後ろに吊るして担いだ。

下駄履きの姿の格好で、遥か遠く、西の方角に見える生駒山。

生駒市西畑町から大阪・東大阪市枚岡(※ひらおか)を結ぶある国道308号線にある暗峠(※くらがりとうげ)を越えて大阪に向かった。

暗峠付近は、車でさえなかなか登り難いとてつもない急坂道。

テレビで度々紹介される国道を下駄履きで登った、というから昔の人は、それこそすごかった。

縁起物を納めた神社はもちろん、今宮戎。

福を求めて大勢の参詣者で溢れる。

山村で、縁起物をつくっていると知ったのは、ずいぶん前。

村中を巡って該当するお家を探したが、見つからなかった。

つくっているお家は個人宅。

目印なく途方に暮れたことだけが記憶にあった。

が、やっと関係者と出会えて嬉しく思ったこの日に尋ねた民俗。

正月前の大晦日。神社に通じる道。

場所は神社から集落に一本の砂の道は・・・なかった。

また、お盆の際にサシサバを食べたことがあるか・・・に、聞いたこともない。

帯解地区内では、そうした習俗はなかったようだが、叔母さんが暮らしていた大和郡山市筒井の町でカンピョウ作りをしていたそうだ。

筒井でカンピョウ干しをしていたという事例は、知人のNさんが話してくれた

一例、二例となれ三例目も期待したいところだが・・・

カンピョウの話題に、奥から持ってきた綺麗なカンピョウ。



K家がつくられたカンピョウでなく、知り合いのUさんがつくったもの。

なんでも道の駅軽トラ市に売っていたので思わず買い占めたそうだ。

生産者の名前も付記されている地産地消のカンピョウ。

隣村の岩壺に暮らしているUさんを訪ねて、カンピョウ干しを取材したいものだ。

畑してないんなら持って帰りと云われて袋にいれてくれたお家栽培の2品。



一つはまるまるごろごろに肥えたドロイモ。

もう一品は、これまで見たことあるような、ないような新種のカリフラワー。



帰宅して調べた植物は、たぶんにロマネスクダ・ビンチ

数日後に、我が家の食卓にあがったロマネスクダ・ビンチサラダ。



サラダチキンをスライスのせ。

旨味はこれ、サクサク感のロマネスクダを味わうドレッシングは、我が家で飛び切り人気のオークワが販売するくらしモアのナタリーおばさんの和風ドレッシング

野菜特有の苦みもなく美味しくいただいた。

それから1カ月後。

やっと食卓に登場したごろごろドロイモ料理。

コンニャクにちくわ。

牛蒡に揚げさんも入れて炊いてくれた芋煮。



これが旨いんだなぁ。

とろっとろの口あたりが大好きなドロイモ料理。

掘り起こしてからも日持ちするので、ついつい寒いに食べたくなって・・・。

と、いうよりも、ほんまは毎日食べたいのだが・・・

(R2. 2.28 SB805SH撮影)
(R2. 3.23 SB805SH撮影)

大阪ふくちぁんラーメン長原店の日替わりミニ丼セット

2021年11月15日 10時09分46秒 | 食事が主な周辺をお散歩
入院中のおふくろに代わって申告する確定申告。

大阪・住之江区役所特設会場へ向かう道すがらに立ち寄って食事する。

食事処は前回と同じく大阪ふくちぁんラーメン長原店。

2月まで有効の一杯が200円割引特典のサービス券利用。



今日も決めている日替わりセット。

日替わりに提供されるミニ丼。

本日はなんだろう。

楽しみにしているその日の特別丼。

今日は、チャーシューと煮玉子を盛った2色丼。

いいね!である。

ラーメンは今日も肉醤油ラーメン。

トッピングはニラダレであれば720円。

日替わりミ丼は140円(セット料金)。

お腹いっぱいになりそうな具合であるが、1/3も美味しいと言ってかーさんが食べていた。

いつも美味しいキムチに大根なます。



ご飯のお供にもいいが、日替わり丼の味付け。

なんせタレが美味いのである。



見た目はもひとつだが、味が良い。

もぅちょっと多ければなおいいのだが・・。

チャーシューは端くれでも美味い。

味が濃いからご飯が進む。

煮玉子はとろっとした食感が好き。

先に食べていたら2分後にラーメンの配膳。

丼喰いの続きは後回し。

期待のニラダレ肉醤油ラーメンを久しぶりに味わう。

前回といえば、1年と2カ月前。

食事処は、大東店

当時より値段は上がっているが・・。

この日の特別注文は、固めの麺。

にんにくはたっぷりのせ。

これが正解である。

むちゃくちゃ美味い。

大海原のように盛ったニラダレ肉醤油ラーメン。



丼から溢れそうになっている。

熱々、ふーふーしないと舌が火傷しそうになる。

にんにくに絡めて食べる。

味たっぷりに沁み込んだ玉ねぎを絡めて肉、肉・・これが美味いから麺も美味くなる。

テレビ番組でも紹介されたふくちぁんラーメンのベース味は、とんこつ醤油。

動物臭がいっさいないあっさり味。

女性にうける味と伝えていた映像を見ていたかーさん。

どうりで、美味しくて、食べやすいと思ったわ、という本日のかーさんは、他のメニューを注文したことがない。

とんこつ味のあっさり系は、この近くで言えば東大阪の高井田系ラーメン。

一度も口にしたことはないが・・・。

さて、本日のニラダレ肉醤油ラーメン。

表現のしようがないほどに旨さ抜群。

ガツガツ食べてはずるずると麺をすする。

スープは煮玉子入りよりも、一層コクを感じる。

この日も完食。

スープ一滴も残さなかった。

ところで、気になるメニューがある。

店内に掲げている札にあった辛ラーメン、コーンバターラーメン、メンマラーメン。

メニューリストに見当たらないから、長原店のオリジナルメニューだろう。

コーンバターにメンマは気にもならないが、辛ラーメンが大いに気になる。

四川辛ラーメンのような気もするが、札には価格表示がないのも気になる。

(R2. 2.26 SB805SH撮影)

ちゃあしゅうや亀王東九条店のとんこつピリ辛ピリうまラーメン・じゃんじゃん丼セット

2021年11月14日 09時25分29秒 | 食事が主な周辺をお散歩
膵臓・嚢胞、胆のうに腫瘍マーカー検査結果は良し

うきうき気分で車を走らせる。

目的地の食事処は奈良市内。

病院から15分余りで着く。

久しぶりに利用させていただく100円割引サービス券。



毎月の1日に発刊される新聞折り込みチラシに届けてくれる美味しいサービス券。

本日もまた美味しいラーメンを食べたいちゃあしゅうや亀王東九条店



尤も同店は、それ以前から存じているし。

食べてもいる。

1番にお奨めするラーメンは、油そば。

口にしたとたんに震えが・・。

旨さにどっぷりつかる油そば。

他店舗では見たことがない油そば。

あったとしてもその店を知らないから、県内にただ一つだと思っている油そば。

メニューを見て、本日の選択は・・油そばでなく、とんこつピリ辛ピリうまラーメン。



これまでピリ辛の存在は知ってはいるが、注文はしたことがない。

なぜだか私もわからない。

わからないが、注文した700円のとんこつピリ辛ピリうまラーメン。

不思議なことに名は二つ。

とんこつピリ辛ラーメン表記もあればうまラーメンの表記も。

分かれているワケはわかんめいが、ドッキングした方が良かろうと勝手な判断でとんこつピリ辛ピリうまラーメン。

それは正解であった。

検査結果が良しとわかってお腹はぺこぺこ。

東九条店のありがたいセットがある。

本来なら300円のじゃんじゃん丼が、セットで頼んだらハーフサイズだが200円で食べられる。

じゃんじゃん丼の旨さは記憶にある。

とにかく旨いのである。

注文してから数分後に配膳されたとんこつピリ辛ピリうまラーメン。

箸で引き揚げる20番細麺。

たぶんそうだと思う細麺。

注文するときにお願いしたやや固め。



真っ赤に染まったカラカラ(辛々)スープに絡んで口に吸い込まれる。

ず、ずず、ずぅっと一気に放り込んだピリ辛麺。

旨味もあるピリ辛麺。

一挙に3回も繰り返し・・。

なんせ箸が止まらない、絶品の旨さ。

至福の味にひたっていたそのときにじゃんじゃん丼も配膳された。

ピリ辛からの味替えにじゃんじゃん丼。

これが美味いんだなぁ。

ご飯に沁み込んだタレに旨味がある。

このタレだけでも十分に味わえるじゃんじゃん丼。

盛っている黒い塊はコクありチャーシュー。

味付け良し、柔らかさ良しが絡んだご飯がまたうんまい。

これまた箸が・・ではなくスプーンが止まらない。

半分までいったところで、再び味替え。

ピリ辛、うま辛を味わうとんこつピリ辛ラーメン。

とんこつ仕様なのだが、とんこつらしさはない。

コクのある醤油味・・でもなくどちらかと言えば坦々味。

胡麻の香りがするピリ辛。

コクのあるスープにほとばしる坦々味噌。

坦々肉の相性も良し。

辛い、旨いにヒーハァがもれる。

絶品味のとんこつピリ辛ピリうまラーメンが実に旨い。

スープを飲み干して完食。

その合間に残りのじゃんじゃん丼をがっつく。



これまた完食。

こりゃぁ、油そばを抜いたかもしれん。

帰宅してから見た食べログ。

そこにあったメニュー。

とんこつピリ辛ピリうまラーメンの値段は850円だった。

右に配置する味噌ラーメンは750円。

左側の醤油ラーメンは650円。

九州油そばも650円。

その発信画像は平成30年12月のもの

令和元年10月、消費税率は8%から10%に引き上げられた。

その時期かどうか知らないが、前述した4種のラーメンすべてが700円になっていた。

とんこつピリ辛ピリうまラーメンが850円なら注文していなかっただろう。

一挙に150円の値下げの恩恵を味わった本日の昼めし。

こんなに旨くて700円。

何度でも食べたくなる旨味。

爆発するほどの美味さと評価したい。

(R2. 2.26 SB805SH撮影)

診断結果は特に問題のない経過観察

2021年11月13日 09時53分45秒 | むびょうそくさい
一週間前の検査来院時には見なかった案内がある。

症状が「風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上も続いている場合。持病をお持ちの方で、いつもと違う強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)の場合。65歳以上の高齢者や基礎疾患のある方は、その症状が2日間続く場合」。

また、渡航歴、曝露歴(※問題となる因子に、特定の集団あるいは個人が晒されること)が「中国・湖北省・浙江省への渡航歴がある。中華人民共和国の湖北省・浙江省からの帰国者または患者との濃厚に接触」。

「症状が一つ。その件に、当てはまる場合は「帰国者・接触者相談センター連絡してください」とある。

読んで自然と身に心も引き締まる今日この頃であるが、翌月の3月26日ともなれば、特定渡航も増えて多数国の「流行地」になった。

その流行地は、湖北省・浙江省以外の大韓民国の大邱広域市・慶尚北道清道郡・慶山市・安東市・永川市・漆谷郡・義城郡・星州郡・軍威郡。他国はサンマリア共和国、オランダ王国、フランス共和国、アイスランド共和国、スイス連邦、ベルギー王国、アイルランド共和国、スウェーデン王国、ポルトガル共和国、アンドラ公国、スペイン王国、マルタ共和国、スロベニア共和国、イタリア共和国、デンマーク王国、モナコ公国、エストニア共和国、ドイツ連邦共和国、リヒテンシュタイン公国、オーストリア共和国、ノルウエー王国、バチカン、ルクセンブルク大公国、イラン・イスラム共和国である。

特定症状とは関係もない、本日は消化器内科の経過観察診断である。

その診断一週間前に実施した検査結果が出る。



検査種目は、血液検査にCTエコーとMRI検査の三つ。

画像を見ながらその結果を伝える消化器内科医師は、T医師。

膵臓、膵膿疱の頭と尻尾の2点は頭が小さく、尻尾は変化がみられず、ということで、特に問題なしの判定。

胆嚢は小さな欠片が2個あるが、特に問題はない。

また、腫瘍マーカーの数値である。

上段のCEAが1.5ng/ml。

下段のCA19ー9は15.8U/mlに、これもまた、特に問題なしである。

CEAの上限値が5ng/mlであるから問題なし。

CA19ー9の上限値も37/mlであるから、これもまた問題なしであるが、膵臓がいつ動き出すかわからないので、放置せず定期的に、ということで、今後は半年ごとのMRI検査と血液検査を実施し、膵膿疱の進展有無を診ていくことになった。

MRI検査をする前に行う問診項目は胎内に金属物があるか、ないかである。



また、溶接など、金属物に触れることがあったか、またなかった。

その問診回答に不備があれば、MRI検査は実施できない。

本人申告による自己診断、いや自己問診形式のチェックシートであった。

次のMRI検査は、心臓血管診察のある8月12日の午後1時に設定された。

朝食は朝7時までに摂り、昼食は検査が終わってから。

要は、検査前に5時間も空けておくことである。

ちなみに血液検査結果に記録しておきたい数値がある。

それは、ヘモグロビン数値にPT-INRの二つ。

どちらも血液に関する項目。

ヘモグロビン数値は、13.7g/dL。

PT-INRは、1.51。



ほぼ基準値範囲内のデータから支障のない状況だった。

(R2. 2.26 SB805SH撮影)

急(せ)いてはことを仕損じる

2021年11月12日 10時18分06秒 | いどう
迂闊な行動をしてしまった。

慌てていたときに限って失敗する。

ハンドルをきり損なったわけではない。

村の中の道に極めて狭い通りの向こうにおられる住民に手渡したい写真展図録がある。

焦っていたと思える行動は視野を狭める。

何度も通っていた狭い道。

慣れてしまったときに発生した気のゆるみが、乗っていた車体を損傷させた。

その狭い道は、短い距離に右折れ、左折れするL字型クランクが2度も。

初めて通ったときはゆるゆる運転。

L字型クランクの短い距離はおよそ3m。

時速2kmも満たない速度でハンドルをきる。

それくらいの低速なら速度なんていわないだろう。

クランク、クランクを繰り返して通り抜ける。

その狭い道に片側は民家の高い塀。

運転席から見える位置にある。

反対側の助手席側は超低いブロック。

損傷した傷痕でわかるように低い位置にある。

タイヤよりも低い位置にあるブロックは2段重ね。

そこに当たってすり抜ける音はゴリゴリ・・・。

あーやってもうた。

すぐさま車を停めてみた損傷部分。

スライドドアが可動できるのが幸い。

傷痕だけでなく、凹みもある。

気分はすでに凹んでいる。

図録を手渡したい取材先の男性。

ゴリゴリ、ガリガリ音が聞こえただろう。

この日は、大淀町大岩にて初の対談に民俗行事を語らう場にいた。

食事を済ませて向かう行先は、明日香下平田に田原本町佐味を経て田原本町矢部まで。

それぞれの地域に住まいする人たちが大切に育てたカンピョウ干し。

その一部をとらえた映像を取り上げ、「私がとらえたやまとの民俗」として紹介した図録を手にして車を動かした。

その途中にゴリゴリ擦ってしまった自損事故だった。

(R2. 2.24 SB805SH撮影)

大淀町大岩きまぐれや・松田度氏と初の対談に民俗行事を語らう

2021年11月11日 09時28分33秒 | 民俗を語る
大淀町大岩・「きまぐれや」の店内ギャラリーに、初の写真展を設営し終わったとき。

様子伺いに来てくださった区長のKさん。

4pw版写真が8枚。

プラスした2Lサイズも並べて展示した写真展。

その中の1枚に伝えたかった思いをKさんに語った民俗。

そのことがきっかけにすぐさま動いてくださった対談・講演会の案内。

行動力の素早さによろしくお願いされた案内は、地区はもちろん活動状況を逐一伝えているFBにも・・。

受付は、午前9時半。

遅れないように朝早くに自宅を出発したが、到着は受付の10分前だった。

喫茶きまぐれやの階段を登ったそこに案内を掲示していた。

「 「きまぐれや」の店内ギャラリーで「きまぐれや写真展2020 リ・ビュー」展を開いている民俗写真家の田中眞人さんと、大淀町教育委員会学芸員の松田度さんをお招きして、「民俗行事を語る会」を開催します。地域に残っている伝統的民俗行事を見つめ直す機会にできればと思います。どうぞお気軽に足を運んでください。 」に、気が引き締まる。

「民俗行事を語る会」は、二部構成。

はじめに松田度さんが語る「おおよど遺産に見る民俗行事」。

次が会談である。

聞き手の松田度さんがリードに、私は、存知する範囲の中から民俗を引き出して語らう。

進行は、区長のKさん。

新型コロナウイルス対策を施した喫茶きまぐれや。

急遽用意してくださった消毒液に消毒綿。



会場入りに、必ず手を綺麗に消毒していただく。

松田度さんが語るミニ講演に欠かせないプロジェクター設営。



パソコンデータから映し出す映像を調整されていた。

右横に座した男性は、大岩からすぐ近くの高取町丹生谷在住のNさん。

何かとお世話になっているNさんは、松田さんも小西さんとも親交があり、共に行動されることもある。

そして、もうひと方も来場された。

この年初めて県立民俗博物館事業の「私がとらえた大和の民俗」写真展に参加してくださったUさんの顔も。

Uさんもまた松田度さんをよく存じている知人関係にある。

続々と会場にやってきた近隣在住の人たち。

御所市、吉野町などなど。



たくさんの人たちが集まってくださった。

和やかな雰囲気に包まれた会場。

その様子を松田度さんが、Uさんが、そして講演終了後に名刺交換してくださったOさんも。

さまざまな視点でとらえてくれた投稿に感謝する。

松田度さんが揚げたFB投稿

「持続可能な地域づくりに欠かせないのが、守り伝えてきた地域の民俗行事の価値を、みんなでしっかりと理解しあえる集い。ワンドリンク制もお店に貢献できる。主催者の意図も明確。何よりも、民俗写真家・田中眞人さんの気持ちがあふれていた。誰もが楽しめるひととき。」をコメントしてくださった。

午後1時からの民博解説があるのに来てくれた奈良民俗写真の会のUさんは「大淀町教育委員会学芸員の松田度さんが大岩に残る地域遺産や民俗行事についてプロジェクターを活用しながら講演していただき、その後民俗写真家の田中眞人さんと松田さんの対談形式で県内の民俗行事について話していただきました。お二人の話す口調・ペースは対照的でしたが、二人の想いは会場に集まった方々に伝わったと思います。自分が住んでいる身近な地域にこんなのが残っているんだと知り、関心を高めるいいきっかけになったのではないかと思います。」をコメントされた

そして、地域活動されているOさんは「民俗写真家の田中眞人さんと大淀町教育委員会学芸員の松田度さんの話は興味深い内容でした。ロマン溢れる雰囲気の集いでした💕💕 このような企画が町内の各地区で実施できて、近隣の町村の皆さんとも自然な形で交流が拡がればいいですね。住民パワーで町を動かしましょう。」

みなさんのありがたいお言葉に益々精進していかねば・・と思った時間だった。

この場を借りて感謝申しあげる次第だ。

なお、語る会の催しが終ってからも民俗に関するさまざまな話題や情報を教えてくださった。

区長のKさんからは、「春になれば家族同士が弁当をもって山の尾根に出かけて花見をしていた」と。

そのときの行事名は、たぶんに“レンゾ”と呼んでいたのであろう。“レンゾ”は“レンド”が訛ったと推定し、漢字の“連道”を充てる学者さんもおられるが、花見に集まる状態からとらえた“連座(※れんざ)”から訛ったのでは、と伝えた。

また、「伊勢講の古文書が家にあり、先々代より古い小西ジンエモンの名が見みられる。地蔵尊がある地の小字はザトウ谷、近くにドウノマエがある」との情報も。

他所で拝見させてもらった講中記録は旅の行程とか費用面などを記した事例がある。

K家が保管する伊勢講古文書を精査しないとわからないが、とても貴重な史料になろう。

小字名は、仮に推定できる範囲内で漢字を充ててみると、その地が見えてくる場合もある。

ザトウ谷は、「座頭谷」が考えられる。

他所になるが、有馬温泉にからむ湯治者の座頭が迷い込んだから座頭谷を称するようになったとかいう地域例も参考になる。

小字ドウノマエは、「堂の前」。

たぶんにお堂が建っていたお寺さんの前の地。

他所の事例に「ドウニシ」が訛った「ドニシ」は、「堂の西」だった。

「ドノウエ」は「ドウノウエ」が訛ったもの。

だから「堂の上」が所在地である。

これらはわかりやすい。

Kさんの奥さんも話してくださった。

「円照寺近くの奈良市山町。地元では、山町を下山と上山があり、上山の行事に白の袴着用の六人衆が日の丸御幣をもち、お渡りする際に“トーリン トーリン ワッファーイ もうひとつ笑いましょう ワッハッハ-”を唱和する。」

上山は、奈良市山村町。神社は、平成20年、21年の9月1日に取材した八朔祭が行われた御霊神社。唱和されるのは秋祭りのお渡りのようだ。

隣村になる下山の八坂神社で行われた行事に当家祭がある

平成18年、21年の10月取材したお渡りに「トーニン、トーニン、ワッハッハーイ」があった。

奈良県内の盆地、平たんにある地域行事に度々耳にする唱和の詞章は、まったく同じというケースは見当たらない。

是非とも取材させていただきたい山村御霊神社の秋まつりであるが、新型コロナ対策にやきもきする今年はたぶんに中止されるだろう。

以前、おふくろが私に話していたサンキラを伝えたら、なんと、奥さんが出里の帯解界隈でも白い餅の”団子”をサンキラに挟んで食べていた、という。

サンキラは、山野に自生するつる性のサルトリイバラ科の植物名。

充てる漢字は、「山帰来(※さんきらい)」。

秋には青や真っ赤な実がつく。

甘い団子を塩漬けしておいたサンキラの葉に挟んで食べる。

香りの食文化に和菓子屋さんが提供する「山帰来(さんきらい)」が、94歳のおふくろの故郷、大阪南河内郡滝谷不動と奈良の帯解を線で結んでくれた。

話してくれた奥さん。

今ではそのサンキラこと“サルトリイバラ”の赤、青などの実を絵に描いている、という。

久しぶりに顔を合わせた高取町丹生谷に住むNさん。

奥さんの実家は宇陀水分神社前通りにある民家。

座敷にある神棚は特殊な構造。

提供してくれた張りだし神棚映像は、中山町のとんど行事に出会った男性の家と同じ形式だったことから掲載許可を得て、民俗の一例として紹介させてもらった。

住まいする地元で議員活動されているOさんが、話しかけてくれたそれは長距離サイクリング。

Oさんは、自宅から十津川村までサイクリングした経験がある。

私も若干であるが長距離サイクリングは体験したことがある。

民俗ではないが、共通する体験は話が弾む。

また、大日さんの雨ごいの泥水地発見者でもあるMさんもおられる。

橿考研や唐古などのボランテイア活動に大淀文化調査会の活動も・・。

大日さんの雨ごい井戸に案内してくださったMさん

特別に参加させてもらった「ふるさと大岩の歴史を語る会」に、Mさんは元売薬家だったことから保存していた携行用簡易天秤、薬箱、薬製造道具(薬研)、看板、台帳文書、売薬を詰めて販売していた柳行李など薬の民俗を見せてくださった。

そのMさん。

本日、解説したオツキヨウカの黄色い花。

「それはヤマブキや・・」で、と指摘してくださった。

かつて大岩にもあったオツキヨウカの民俗を体験していた方だった。

他にもわざわざ自己紹介してくださった天川村議員のZさん、FBリンクをお願いされた町役場勤めのNさんらも・・。

また、今回行われた大岩きまぐれやに民俗行事を語らう会を新聞記事に取り上げてくださったN記者からは、屋根の民俗の質問を受けた。



「茅葺き替えに取材した新庄の家では葺き替えた屋根に藁を挿した・・・しばらくして切ったという習俗は神が降りる依り代と思っている・・・がどうか。」である。

私が、これまで見聞きした民俗に聞いたことのないあり方である。

県内事例にまだまだ知らない習俗は、制限のないくらいに多いと思う。

されている人の信仰にも左右されるケースも考えられる。

鯉のぼりの支柱に神が降りるという考えをもつ人もおられようが、はじまりは無病息災を祈願するものだった。

江戸時代になれば、誕生した男児を神さんに知らせる意味が付加された。

県内事例に、葉付きの支柱を立てるお家が、少なからずある

伝統を紡いできた家長が祝う子孫繁栄。

家長を継ぐ長男が生まれたときに立てる支柱は、檜とか杉の葉を付けた一本木。

所有地に植生する木材を用途に支柱を立てる。

翌年には伐り落として矢車に取り換える習俗事例は、数は少なくなったが、今も継承しているお家もある。

天頂に残した檜の葉、杉の葉に神が降りる依り代のような・・・と考えてもよさそうだが・・・新庄の一例だけでは判断し難く、なんともいえないと回答した。

対談後に来店された桜井在住の若夫婦。

8カ月目に入った乳児を抱えるご夫婦には簡単に解説を加えた。

喫茶きまぐれやの閉店時間までは、まだ十分に余裕がある。

オーナーに注文したスペシャルランチができあがるまではまだ時間がある。

その時間を活用し、展示した行事写真の一部、特徴のある行事を中心にお話した。

そして、松田度さん、KさんにNさんは、予定していた索道調査に向かわれた。

直近になって発見された大岩の索道。

鉱石を運んでいたと推測される遺跡候補であるが、その場はパークゴルフ場内にあるらしく、許可取りが難しかった、という。

3人はあたかもゴルフをしているように見せかけるため、それなりの恰好に身を構え、ゴルフカートに乗って現場に行くそうだ。



「民俗行事を語らう」に、直接関係する大岩の行事ではなかったが、興味をもってくださった方、多数。

ありがたい評価をいただき、この場を借りて感謝申し上げます。

(R2. 2.24 SB805SH撮影)