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古典的ともいえる若妻の恋「暮れ逢い A Promise ’13」劇場公開2014年12月

2015-08-02 17:32:13 | 映画

             
 1912年ドイツ。製鉄所を経営するカール・ホフマイスター(アラン・リックマン)の妻ロット(レベッカ・ホール)とは二十歳以上の年の差がある。しかもカールは病んでいた。

 新しく採用したザイツ(リチャード・マッデン)は、大学で冶金学を修めていて優秀な若者だった。次第に取り立てて彼の意見を真剣に聞くようになった。そして、屋敷に住み込んではどうかと提案。

 その結果、ロットとザイツは急速に近づいた。この事態は、カールが予期したし、むしろ期待したといっていい。カールは、自身の死後のことを考えていたからだ。

 そしてザイツからの提案。メキシコで新規事業を起こしては? カールはザイツをメキシコに派遣した。2年の予定が6年になった。その間、第一次大戦の影響で音信不通にもなった。
 カールは、ロットに告白した。後のことをザイツに託そうと思っていたが、嫉妬が邪魔をした。それがザイツをメキシコに派遣した理由でもあった。

 カールの死後二人は結ばれるが、それまではロットはキスも許さなかった。1912年というのはそういう時代だったんだろうか。不倫なんて罪悪という時代か。

 「仕立て屋の恋」や「髪結いの亭主」などで日本でも人気を誇るフランス人監督、パトリス・ルコントが、自ら「集大成」だと語る恋愛映画「暮れ逢い」。このタイトルの「暮れ逢い」は、辞書にはない。造語なんだが、いまひとつ意味が分からない。
        
        

監督
パトリス・ルコント1947年11月パリ生まれ。
        
キャスト
レベッカ・ホール1982年5月イギリス、ロンドン生まれ。
アラン・リックマン1946年2月イギリス、ロンドン生まれ。
リチャード・マッデン1986年6月イギリス、スコットランド生まれ。