ご存知、池波正太郎の「鬼平犯科帳」をアニメ化して、テレビ東京が毎週月曜日深夜2:05分から放送している番組。このシーズン1は、4月3日に最終回を迎えることになっている。
それをアマゾン・プライムで観ることが出来る。アマゾンの紹介文を引用すると「時は江戸後期。暴虐の限りを尽くす盗賊たちが、「鬼」と呼んで畏れる男がいた。「鬼の平蔵」こと火付盗賊改方ひつけとうぞくあらためかた・長谷川平蔵その人である。
火付盗賊改方とは、一種の特別警察。江戸市中内外の犯罪を取り締まるだけでなく、他国に出て犯罪者を捕らえることもできる機動性の高い組織。しかし平蔵は職務に忠実なだけの固い男ではない。時として罪を犯した者にも情けをかけることがある。平蔵が許さないのは、非道。《盗人三箇条》--殺さず、犯さず、盗まれたら潰れるような店からは盗まない--から外れ、人の道に背く者には一切容赦はしない。
男気と人情にあふれ、毅然としながらもどこか色気を漂わせた佇まいで人を惹きつけるオトナ。そんな平蔵と彼を取り巻くクセのあるキャラクターたちが、江戸にはびこる非道を追い込み、叩き潰す」とある。
実際のところ、平蔵のような男がいたらモテモテだろうなあ。アニメで描かれる平蔵は、心の広い優しい男。妻久栄をこよなく愛し、ほかの女には色目も使わない実直そのもの。これが一旦刃を抜き払えば、一刀のもとに切り捨てる。イヤー格好いいねえ。
こういうのを観ながら考えると、当時盗賊もかなりの使い手も多かっただろうから、取り締まる方もそれ以上の力量がないと生きていけないというかなり厳しい時代を想像する。だから取り締まる方もかなり荒っぽい。
第11話は「むかしの男」で、妻久栄の過去が浮かび上がる。「平蔵の留守中、久栄宛に手紙が届いた。『明日四ツ、護国寺、門前の茶屋よしのやまで…』と書かれ、差出人の名を見て久栄ははっとした。「むかしの男」、近藤勘四郎からだったのだ。一人で指定の場所に出向き、「長谷川平蔵の妻を、何用あって呼び出された」と毅然と応対した久栄だったが、勘四郎は「屋敷へ戻って、驚くなよ」と言い放ち去っていく。その後、役宅に帰ると予告通り、驚く事態となっていた……。」とあらすじがある。
久栄の若い頃、隣同士だった近藤勘四郎と久栄は情を通じた過去がある。それでも妻に迎えた平蔵。牢屋にぶち込んだ勘四郎からいきさつを聞かされても、一瞬間があってかかと笑う平蔵に度肝を抜かれた勘四郎の哀れ。
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