
四人の娘、人物を主に撮る商業カメラマンのリグビー(セルマ・ブレア)、同棲しているボーイフレンドのケーキレシピ探求に手を貸すゲイル(エヴァ・アムリ・マツティーノ)、法律事務所勤めのレベッカ(クリスティナ・リッチ)、有名デザイナーの母親ニナ(シャロン・ストーン)の影響から逃れて住み、独自のデザインを目指すレイラ(アレキサンドリア・ダニエルズ)たち。
世の中の母と娘は、多かれ少なかれ意見の相違はある筈。それが対立や断絶に至るのは不幸なことではある。しかし、世の中とはそういうもの。母親は豊富な人生経験があり、それを土台とした価値観がある。娘にしても未熟ながら、その年代の価値観がある。いわば新旧の価値観がせめぎ合う。
四人の娘を登場させて描くこの映画は、やや散漫でちょっと欲張り過ぎかなと思う。女優も男優もそこそこのレベルを集めたせいもあって、印象に残らないものになっている。
邦題が「ニューヨーク」を冠してあるが、ほとんどが部屋のシーンだった。ついでにニューヨークで思い出したことがある。先日、保守系のネット放送「虎ノ門ニュース」で弁護士のケント・ギルバートさんが言っていた。
「ニューヨークって本当にすごいね」どこがすごいかは言っていなかったが、ケントさんはユタ州に生まれて育ったので、田舎者の私は大都会ニューヨークに圧倒されたのかもしれない。そんな口ぶりだった。
そのニューヨークでグラウンド・ゼロ(爆心地)の隣に超高層ビルがオープンした。ここの展望室に上がるにはエレベーターの乗車賃(35ドルといっていたかな)がいるそうだ。私としてはエレベーターの製造元が知りたいところだ。
映画の方は劇場では公開されず、2017年WOWOWで放映後2018年1月より(未体験ゾーンの映画たち2018)で上映。

監督
ポール・ダドリッジ1966年11月イギリス、ウェールズ生まれ。
キャスト
セルマ・ブレア1972年6月ミシガン州サウスフィールド生まれ。
コートニー・コックス1964年6月アラバマ州バーミンガム生まれ。
エヴァ・アムリ・マルティーノ1985年3月ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。母スーザン・サランドン。
クリスティナ・リッチ1980年2月カリフォルニア州サンタモニカ生まれ。
スーザン・サランドン1946年10月ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。
ミラ・ソルヴィノ1967年9月ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。
シャロン・ストーン1958年3月ペンシルヴェニア州生まれ。
アレキサンドリア・ダニエルズ出自未詳。
ステファニー・シャーミ1993年10月カリフォルニア州ロングビーチ生まれ。