さて、企業興亡記 Ⅱ でございます。写真は多くのIT企業が集まる六本木ヒルズ、いえこの記事とは何の関係もございません。うちの会社の近くなもんで…。
A社の場合 2.
先代の大社長より業界トップのハイヤー・タクシー会社を引き継いだa氏、お人柄はよくは存じませんが、時はバブルに向かう頃、世間はイケイケドンドンと専業の拡大どころか、多角化経営大流行り。いやでも銀行は金を貸したがり、あれ買えこれ買えとせまる、という時代。
このa氏、KO大学卒のお坊ちゃまでゴルフがお好きだったんですね…。ハンデが2というプロ並みの腕前でございました。
自分の会社のゴルフ場が欲しいと思われたのでしょうね、常磐高速から程近く、インターからもさほど遠くない茨城の田んぼを買占め、足りないところは借地契約し、造りましたは高級ゴルフ場。
ゴルフコンサルタントとして有名な戸○ 某氏の設計・施工、キャディーは若い女の子にチェックのニッカボッカーという可愛い制服を着せ、某氏の学校で研修を受けさせ、いらっしゃいませ~とにっこり。(私も1回行っただけですが)
他にもオーストラリアにホテルを、ハワイではショッピングセンターを買い、社員は永年勤続記念にオーストラリアに奥様と二人で記念旅行という豪華な時も有りました。
が…、途中は省かせていただきますが…、金利だけで年に何億という負担はバブル崩壊後には負担しきれず…、倒産や吸収合併は避けられましたが、さる投資顧問関連会社に買われ、その後外資系投資会社に転売され、創業一族は現在一人もこの会社にかかわっておりません。
それなりに会社としての努力はしたのですよ、2度のリストラで社員を大幅に削減し、売れるものはホテルでもショッピングセンターでも売り、でも最後まで例のゴルフ場は別会社にして売らず、(今は外資系のゴルフ経営会社に買収。) 社長も大手銀行から迎え入れ手を尽くしましたが、名前と業種は同じながら今は前とはまったく別の会社となっています。負債は3,000億円以上だったとか。
B社の場合 2.
A社と同じくバブルの時代、銀行からしつこく多角化経営を薦められてもまだ現役だった先代社長のB氏は首を縦には振りません。B氏はこと新しい事業に関しては、石橋を叩いて叩いて叩き壊すような慎重な性格だったのですね。
唯一食指が動きかけたのが、甘いもの好きなB氏がアメリカに行ったとき彼の地のスウィーツのあまりの不味さに彼の地でケーキ屋をやろうかと思ったというもの。(笑)
それも結局立ち消えとなり、B社はひたすら建築業界で生きていきます。
それはB´氏の経営になっても変わらず、B´氏は自分の趣味でポケットマネーからレストラン経営に出資はしているようですが、B社としての新規事業としては高級インテリア施工を細々と行っているだけです。これが又笑えるくらい儲かっていないようなのですが。
あっもう一つ、建設現場に文具を届けるためにさる文具配送会社の代理店になっています。こちらはそこそこ儲かっている模様。
いずれにしてもB社はバブル後は大成長とは言いがたいまでも、いまだ無借金で社員も増え、支店・営業所も20近くを数え、工場も10近く持つ業界2位の会社として存続しています。
私は、個別の会社や社長の悪口とか、褒め言葉とか言うつもりは無く、又多角化経営がどうとかも言える立場では有りません。事実多角化で現在立派に創業時の業種を上回って大きくなっている会社も有りますし。
んっ ? なにやら似た会社を知っていると言うあなた、こんなこと、あんなこともあったろうと言う私の作り話でございますよ~。
A社の場合 2.
先代の大社長より業界トップのハイヤー・タクシー会社を引き継いだa氏、お人柄はよくは存じませんが、時はバブルに向かう頃、世間はイケイケドンドンと専業の拡大どころか、多角化経営大流行り。いやでも銀行は金を貸したがり、あれ買えこれ買えとせまる、という時代。
このa氏、KO大学卒のお坊ちゃまでゴルフがお好きだったんですね…。ハンデが2というプロ並みの腕前でございました。
自分の会社のゴルフ場が欲しいと思われたのでしょうね、常磐高速から程近く、インターからもさほど遠くない茨城の田んぼを買占め、足りないところは借地契約し、造りましたは高級ゴルフ場。
ゴルフコンサルタントとして有名な戸○ 某氏の設計・施工、キャディーは若い女の子にチェックのニッカボッカーという可愛い制服を着せ、某氏の学校で研修を受けさせ、いらっしゃいませ~とにっこり。(私も1回行っただけですが)
他にもオーストラリアにホテルを、ハワイではショッピングセンターを買い、社員は永年勤続記念にオーストラリアに奥様と二人で記念旅行という豪華な時も有りました。
が…、途中は省かせていただきますが…、金利だけで年に何億という負担はバブル崩壊後には負担しきれず…、倒産や吸収合併は避けられましたが、さる投資顧問関連会社に買われ、その後外資系投資会社に転売され、創業一族は現在一人もこの会社にかかわっておりません。
それなりに会社としての努力はしたのですよ、2度のリストラで社員を大幅に削減し、売れるものはホテルでもショッピングセンターでも売り、でも最後まで例のゴルフ場は別会社にして売らず、(今は外資系のゴルフ経営会社に買収。) 社長も大手銀行から迎え入れ手を尽くしましたが、名前と業種は同じながら今は前とはまったく別の会社となっています。負債は3,000億円以上だったとか。
B社の場合 2.
A社と同じくバブルの時代、銀行からしつこく多角化経営を薦められてもまだ現役だった先代社長のB氏は首を縦には振りません。B氏はこと新しい事業に関しては、石橋を叩いて叩いて叩き壊すような慎重な性格だったのですね。
唯一食指が動きかけたのが、甘いもの好きなB氏がアメリカに行ったとき彼の地のスウィーツのあまりの不味さに彼の地でケーキ屋をやろうかと思ったというもの。(笑)
それも結局立ち消えとなり、B社はひたすら建築業界で生きていきます。
それはB´氏の経営になっても変わらず、B´氏は自分の趣味でポケットマネーからレストラン経営に出資はしているようですが、B社としての新規事業としては高級インテリア施工を細々と行っているだけです。これが又笑えるくらい儲かっていないようなのですが。
あっもう一つ、建設現場に文具を届けるためにさる文具配送会社の代理店になっています。こちらはそこそこ儲かっている模様。
いずれにしてもB社はバブル後は大成長とは言いがたいまでも、いまだ無借金で社員も増え、支店・営業所も20近くを数え、工場も10近く持つ業界2位の会社として存続しています。
私は、個別の会社や社長の悪口とか、褒め言葉とか言うつもりは無く、又多角化経営がどうとかも言える立場では有りません。事実多角化で現在立派に創業時の業種を上回って大きくなっている会社も有りますし。
んっ ? なにやら似た会社を知っていると言うあなた、こんなこと、あんなこともあったろうと言う私の作り話でございますよ~。