猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

山椒と毒の間

2007年11月15日 11時38分29秒 | マンガ家名 やらわ行
 昨日、最寄のブック○フで 吉野 朔美さん → 以前の記事 吉野 朔美 「記憶の技法」 の違う短編集を立ち読みしてて、相変わらず毒をちりばめて描いてるな~などと思っていたのです。そして、はっと気づいてしまったのですね~ 

 以前今年6月22日の記事で紹介していた 槇村 さとるさん → 槇村 さとる 「Do Da Dancin!」 個人的に、とても綺麗な絵でお話もノーブルで好きな作家さんなんですが、なぜかコミックスを集めるほど好きではないようで、1冊も持っていないのです。
 その コミックスを集めるほどではない  好きさ加減がこれか~と思い至ったというわけ。
 反対に又毒が強すぎて、吉野 朔美さん は集めるほど好きじゃない。私には人から借りるか、まんが喫茶で読む作家さんなんです。

 もう十分大人のわたくし、の手元にある本たちを眺めるに、直球そのものの作品より、ちょっとはひねったところがなくちゃつまらない。
 猛毒じゃなくて山椒やわさびのようにぴりりと利く程度の皮肉や、酸いも甘いもかみ分けた大人のエスプリや、でもやっぱりものの本質を鋭く突いた普遍的なものが根底にないと納得できないし・・・と、いろいろ我儘。

 好きな作家さんの中でも、例えば萩尾 望都氏の作品の中で、どうも 「残酷な神が支配する」 は毒が効き過ぎて、読んでて辛くて好きになれない。でもやっぱり気になる作品なので、そのうち時間が経ったらじっくり読んでしまう作品かも知れないけど。同じ作家さんでも、作品によって皆さん好き嫌いはあるでしょう ? 
 
 普通の男女の恋愛話より最近BLに走っている (笑) のも、普通じゃもうつまんないのでしょうね~ ? イマドキ障害のある恋愛なんて男女の間では皆無ですもの。
 BLに関してはもう自分の好み全開で、特に笑いのセンスが好きな方 (山田ユギ氏・西田東氏) でないと読んでてつまらない。BLは私にとって娯楽作品そのものです。

 バランス中間よりやや毒ッ気の多い作品の方が好きかも。これはこちらをお読みの諸姉の皆様も同じでしょう。いやいや、今更そんなことに気づいたの、とあきれられるかも。

 思いつくまま書きなぐっていたら、なにやらまとまりがない記事になってしまいましたが、

山椒の辛さから猛毒一歩手前まで、この中に入るあなたのキャパはさて、何冊くらい ?
コメント (4)
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