4.6.7. ロボットの故障が原因で競技進行が停止した場合、チームはその試合を所定の時間より早く止めることを選択できる。この場合、チームのキャプテンは競技を終えたいというチームの意向を審判に告げなければならない。この場合、その時点までに獲得した全ての点数がチームに与えられる。
レスキューの競技時間は10分間ですが・・・これ以上競技を続けても得点があがらない(又は、これ以上競技を続けると下がってしまう。)という場合には、競技の中止(いわゆる「リタイア」)を宣言することができます。 それまでに取得した得点となります。
ところがこの「リタイア」という宣言は、昨年のアトランタでの世界大会では、全く通用しませんでした。 そもそもこの「retire」は、英和辞典を調べても、「退く」とか「退職する」というような意味のようです。 スポーツとかでは棄権の時には「Give up」とか「Default」とかだったような気がします。 アトランタ大会では、途中でやめるときに「END」とコールしていました。 他の世界大会常連者に確認すると、やっぱり他の大会でも「END」だったそうです。
先日「LINK」に聞いたら、競技を中止するときには「END」か「Give up」だったそうです。 日本の大会でも「Give up」 にすれば良いのになあ・・・。
ちなみにアトランタ大会では、(最初の頃の競技では)自由に中止ができませんでした。 ロボットが黒線を外れたり、壁にぶつかったり、何かしらトラブルがないと中止できません。 今考えると、確かにルールの先頭のところに、「競技進行が停止した場合に、早く止めることを選択できる。」と書かれています。 審判はそのままの解釈だったようですね。 2階のレッドゾーンでランダムに走行しているチームが、これ以上続けてもしょうがないと思い「END」コールをしましたが、「ちゃんとロボットが動いているのだから中止できない。 競技進行停止にならないと中止できない。」と言っていました。 まあ、こんな解釈もあるということで。
注2012.10.5
現在は競技時間は、調整を含めて8分間になっています。
また、世界大会では、競技終了の宣言は「Finish」または「END」が普通のようです。