レスキューのルールについては、いろいろと(個人的に)ごちゃごちゃと研究をしてきましたが、今年、レスキューのスタッフとして参加させていただいた中で、昨年のジャパンの時に検討されたという細かいルールを教えていただきました。
私自身、そのルールで「うん納得」という感じなので、紹介したいと思います。
もちろん、以下の内容が共通ルールというわけではありません。 競技の前に必ず確認する必要があります。
(レスキューのルール)
被災者の発見は以下の場合にポイントになるようです。
(1)黒線を順方向(スタートからゴールに向かう方向)にライントレースして進んできたロボットが被災者を見つけて被災者発見のアピールをした場合
(2)被災者を見つけて被災者発見のアピールをした後に、黒線を順方向にライントレースして進んだ場合
なんだか、同じことを言っているように思われるかもしれませんが・・・(1)は「ライントレースしてきて被災者を発見した、しかしその後にラインを外れてしまった」という場合でも被災者発見のポイントになることを示しています。 また(2)は、「迷走や黒線を逆走しているなど競技進行停止中に、たまたま被災者を発見した。その後にきちんと順方向にライントレースして進み出せば、その被災者は発見したことになる」ということを示しています。
また、被災者を見つけたのかどうかについては、各チームのロボットの特質にもよります。 通常はロボットの下に下向きに付けられた光センサーで判断するので、ロボット本体が被災者にかかった状態で停止してアピールすることが多いようです。 しかし(私は見たことがありませんが)小型カメラで被災者を発見するモンスターマシンが有ったようです。そのマシンはカメラでロボットの前方を写しながら進むので、被災者の手前で停止してアピールしていたようです。 また「NXTはモータがなかなか止まらないので結構行き過ぎてから停止してアピールする。」という説明をしてくれたチームがありました。 事前に説明があれば、ある程度考慮してもらえるようです。
ちなみに、「M&Y」のロボットですが・・・
Yが半田付けで作成した、2色のLEDが付いて搭載されており、銀の被災者を発見したら、白色のLEDが点滅し、緑の被災者を発見したら、青色のLEDが点滅するようになっています。 同じ被災者を何度も発見アピールしていたことがあり、一人の被災者を発見した後は、一定時間は被災者発見のアピールをしない・・・というプログラムの設定にしていたところ、被災者が連続して置かれているコースがあり、見事に?二人目をスルーしてしまったので、その設定は消してしまったようです。
注2012.10.5
現在は、被災者はシールでなく缶になってしまったので、この記事は過去の遺物になってしましました。(笑)
どうも、経路にいる被災者を発見することは良いのですが・・・その発見した被災者をロボットが轢いて進んでいる印象がある・・・ということで、地面に貼りついた被災者は廃止になったようです。
でも、新しいルールの被災者が1人だけ・・・というのはどうかと思います。