SRF-05 をやったので、TPA-81 もやっときますかねぇ。
レスキューBは、被災者が壁に貼り付いたヒーターなので、何らかの温度センサーで壁の温度を検知することになります。
普通は、壁に触れたまま走ることができないので、離れたところから温度を測れる赤外線式の温度センサーを使うことになります。 (非接触型の赤外線温度センサーが一般的です。)
M&Yは、2010年の競技の時には、NIIT-BLUEに教わったACTLASの赤外線温度センサーを使っていたのですが、値段が高かったので1個しか買えませんでした。
2010年のシンガポール大会の時に仲良しになった、スウェーデンのチームに教わったのがTPA-81です。
これも、Devantech社の製品です。
テクニカルデータはここにあります。
http://www.robot-electronics.co.uk/htm/tpa81tech.htm
一つのモジュールの中に、一列に並んだ8組のサーモパイル組み込まれています。
接続は I2C(あいすくえあどしー)です。
しかも、その8組の温度センサーの値がそれぞれのレジスターに対応しているので、単純にレジスター番号を指定して読み出すだけです。
レジスタ番号2から9が、8組の温度センサーに対応しているので、それらを読み出すと、単純に摂氏の温度が返されます。
このセンサーは、やろうと思えば、NXTのセンサーポートにも直接接続できます。
で、最近気が付いたのですが・・・
このセンサーは8組の温度センサーだけでなく、9組目を搭載しているらしい・・・
それは、モジュール自体の温度です。
つまり、対象物の温度を測ると共に、自分自身の温度(モジュールの周りの室温)を測ることができるらしいです。
これが、レジスタ1番で、資料には「Ambient Temperature」と書かれていました。
(訳すと「周囲温度」ですね。)
では、早速実験してみます。
レジスタ1を読み出すと・・・確かに周囲温度らしきものが表示されます。
センサーに手をかざしても、変化しません。
役に立つかどうか判りませんが・・・・
これなら、周囲温度と計測した温度との差を計算して、その差が一定以上なら、「被災者発見」というようにすれば、毎回閾値を変更する必要がなくなるのではないでしょうか!?
この温度センサーですが・・・M&Yは円高の時に買ったので5,000円ちょっとだったのですが・・・昨今の円安では、めっちゃ高い感じが・・・
そうすると、ACTLASのセンサーも価格勝負に参加できますねぇ。