今更の・・・動画シリーズ
ロボカップ世界大会2014の7回目(最後)の競技です。
RoboCupJunior Rescue-B team "Kachofugetsu" in 2014 - 012
いや、もう、本気で、クレージーなコースでした。
2階の部屋からスタートですが・・・2階の部屋には壁がありません。3×4の空間に3枚の黒タイルでコースが作られています。そして、巨大なスピードバンプが貼り付けられています。
これは、もう単なる、嫌がらせでしょう(笑)
とにかく、スタートしたロボットは、すぐに傾斜路を降りて、1階に向かいます。
1階では、高さ1cmの板(これもスピードバンプ)や黒タイルにも大量の串・・・
「花鳥風月」のロボットも頑張って進みますが・・・苦しそうです。
1階にも、斜めに貼られた長いバンプがありますが、なんとか乗り越えて進みます。とりあえず、外周を1周進むことはできました。次は、内側に入ります。1か所だけ、レスキューキットが(15cmの線に)入らないところがありましたが、被災者は全員発見しました。
ロボットは1階の探索を終えて、傾斜路を上って2階に進みます。
さて、2階では、黒タイルと大きな材木の障害物、そして、長い斜めバンプの洗礼です。障害物には何度も当たりますが、その都度多少横にズレて回避します。斜めのバンプは見た目ほど凶悪ではありませんでした。
ロボットは淡々と進み、スタートタイルで止まりました。
M&Y母が・・・「さすがに、これはクレージーなコースだ!」と、Rescue Chair の Nolte先生を呼びに行ったのですが・・・やってきたNolte先生は「花鳥風月」の競技を見て・・・「おいおい、どこがクレージーなの、ちゃんとロボットが進めているじゃない」と言ったそうです。「そりゃ、まともに進めたのはこのロボットだけですよ・・・」(笑)
「花鳥風月」は、このクレージーなコースで競技進行停止もなく、脱出ボーナスも獲得しました。まさに奇跡の走りで510点をたたき出したのですが・・・
それまで、2位だった「Croatian Robotic association」は、105点、3位だった「teamohnename.de」は、たったの40点しか取れませんでした。チャンピオンの「DaLu」ですら競技進行停止を余儀なくされたしスタートタイルで止まれませんでした。
レスキューキットが1個だけ入らなかったので満点ではありませんでしたが・・・(あくまでも、このコースだけですけど)「花鳥風月」が世界一の走りを見せた(魅せた)競技でした。
(そういうの持っているのなら、出し惜しみするなよなぁ・・・)
私も、見ていて、鳥肌が立ちましたよ。
いや~、最後は良く頑張った・・・(笑)