今更の・・・動画シリーズ
今回は、ロボカップジュニアの2015年度の最初の競技は関東ブロック大会です。
RoboCupJunior Rescue-B team "Kachofugetsu" in 2015 - 001
関東ブロック大会は、簡易的なプラダンアリーナを使用しています。壁の高さが15cmだからとっても見やすいです。ただし・・・今回は、会場が体育館でとっても寒く、いつも被災者に使用しているホッカイロ(貼るホッカイロミニ)の温度がなかなか上がりませんでした。途中でもらった靴用の簡易カイロがいい温度になるので、それを使いました。
「花鳥風月」の競技ですが・・・競技が始ると、相変わらずキャリブレーションをします。
温度センサーが機能することを確認してから、スタートです。
コースは難易度も高くなく、ロボットは淡々と進みます。傾斜路を上り、2階の部屋に入りました。最初の被災者は発見したのですが・・・何故か、後の2人の被災者をスルーします。(ちゃんと被災者の前を通ったのに・・・) ロボットは、1人しか見つけていないにも関わらず・・・「2階の部屋の探索は終了」とばかりに、傾斜路を降りようとします。ロボットが、傾斜路の上の踊場にある銀タイルに差しかかったところで・・・Yは、ギリギリで競技進行停止をとりました。
傾斜路の上の踊場の銀タイルから再スタートです。
で・・・ここで、ロボットを置く方向を違って、ロボットが傾斜路を下り始めるのは・・・お決まりのボケですね。(ロボットが転がって壊れなくて良かった 苦笑)
再度、競技進行停止をとって、再スタートします。ロボットは「いったい私の動きの何所に文句があるの・・・・」とばかりに、さっきと全く同じ動きをトレースします。最初の一人は見つけるのですが、残りの二人はやっぱりスルーです。結局 Yはあきらめて、そのままロボットを見守ります。ロボットは傾斜路を下って1階の部屋に戻りました。
ロボットは残りの被災者を淡々と探して進み、スタートタイルに戻りました。
結局、345点で競技時間は7分20秒(けっこう掛かりましたねぇ)でした。
競技後に、スルーした被災者2人の温度を測ったら、他の被災者よりも温度が低くなっていました。靴用の簡易カイロは長持ちしないようです。(実は、この2つだけは、他の被災者よりも早くテスト的に貼ったものだったので、既に寿命が尽きかけていたのでしょう)
で・・・これらは、ダミーだったということにしました。(笑)
今回の関東ブロック大会では2014年ルールで競技を実施しています。だから、昨年(2014年)の世界大会と同じです。だから、昨年のプログラムのままでも参加できます・・・でも、世界大会の反省をもとにちゃんと改善していました。
だから、動きが見違えるように(そうでもないか・・・)良くなりました。
主に変更した部分は
・壁の前でかならず姿勢制御をしていたのをやめた(時間の無駄)
・ロボットが左右の壁の真ん中を通るようにした(これまでは近い方の壁しか見ていなかった)
・レスキューキットを確実に配布するために、キットランチャーを被災者の方向に向ける
こんな、ことくらいしかやっていませんが・・・なかなかいい動きです。
(と、自画自賛、あっ、自チーム自賛か!)
満点じゃなかったけれども、それは運営側が悪い・・・ということにしておきます。
補足
主審をしてくれていたのは、2013年の世界大会でレスキューBで準優勝したチームのメンバーです。ちなみに、そのチームのもう一人のメンバーはCoSpaceRescueの競技の運営をしてくれていました。