都市と楽しみ

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ふしぎなキリスト教(橋爪大三郎・大澤真幸):西洋文化の根幹の理解と日本の対比

2012-03-05 05:38:28 | 趣味

 本書の発想は、戦後日本の「日本国憲法」、「民主主義」、「市場経済」、「科学技術」、「文化芸術」は養氏であり「キリスト教」が出自としてありそのルーツを探るためとある。キリスト教自体、ユダヤ教と関連、イスラム教との違い、一神教と多神教の日本の比較などあり、キリスト教を軸とした日本文化論としても有益な著作だ。<o:p></o:p>

知見を羅列する。<o:p></o:p>

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キリスト教はユダヤ教の発展系で、イスラム教とともに一神教はGod(アカの他人で人間を創造する)、対して多神教は神様(人間みたいで仲良くする仲間)と定義が明解だ。<o:p></o:p>

国家があてにならないから、ユダヤ教はGodが生まれた、負け組み宗教だが「選ばれた」からコンプレックスがプライドに変わるというのも面白い。(ちなみにイスラム教は勝ち組宗教)なお、アラビアとユダヤのルーツはアブラハムで、2つに分化したらしい。<o:p></o:p>

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一神教のGodは究極の原因、責任者、仏教は因果律で唯物論、マルクス主義も宗教の否定といいながら、一神教に近い。一神教では偶像崇拝はいけない、なぜなら偶像は人間が作ったものだから。<o:p></o:p>

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神道は多神教だが、日本独自。自然と共生関係がある穏やかな島国で仲良しだから。<o:p></o:p>

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イエス・キリストは神であり人であるというパラドックス。三位一体は「父なる神」、「子なるキリスト」、「精霊(連絡手段)」で説明。<o:p></o:p>

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キリスト教の拡大について、ゲルマン民族はドルドイ教(樹木崇拝、小人、妖精 など)を取り入れつつ改宗をすすめた。典礼言語をラテン語として普遍性とローマの排除、ラテン語の情報伝達とネットワーク、政治への「救済」をてこに介入、結婚への介入(秘蹟)、相続への関与、聖職者を利用した官僚機構、新KING(王)の支援。<o:p></o:p>

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キリスト教は限定列挙でそれ以外は自由、イスラム教はすべて規定がしっかりしていて自由度が少ないため商業は上手いがものづくりが伸びない。日本はアニミズムもありモノとの共存がありものづくりが巧み。<o:p></o:p>

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知的興奮と学びがある本です。驚嘆しました。<o:p></o:p>

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コメント
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