都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

京都市水族館の開館に思う:交通・規模(水量)・展示の面白さが課題

2012-03-15 06:02:55 | 都市開発

大人2,000円で200万人/年の想定らしい。入場料は海遊館と同じだ。ちなみに海遊館は初年度600万人、開業20年で220万人/年、展示水量 11,000t、動線延長2kmと現在でも日本屈指の規模と展示内容だ。<o:p></o:p>

 交通は京都駅から徒歩で15分はかかる。バスの停留所は七条通にあるが遠い。また、観光バスの駐車場が少ないようだ。「わざわざ」立地で周辺は梅小路公園で観光名所ではない。土日祝はシャトルバスも用意されるようだが大人220円とある。<o:p></o:p>

 規模は小さい。動線延長は500m位だろうか。しかも展示水量が少ない。ドルフィン・プールの容量は大きいだろうが、これは展示とは違う。<o:p></o:p>

 展示は中型水槽、タイドプール、海獣(Mamal)とショウ・プールの合体で、京都水族館の所有・運営を行うオリックスが以前から所有・運営にかかわる新江ノ島水族館( http://www.enosui.com/ )に準じている。なお、入場料や年間パスポートの値段も京都水族館( http://www.kyoto-aquarium.com/ )は同じだ。展示の魅力(Attractiveness)となる、圧倒的な水量、擬岩の作りこみ、ラッコなど可愛らしさ、展示テーマの展開に欠けると感じた。また、ドルフィン・プールも水深が浅く、ジャンプが低く思えた。<o:p></o:p>

 結論から考えると、初年度の200万人の可能性はあるが、定常状態では50万人位と考える。初期投資も海遊館に比べ小さいため収支は見込めるだろう。人工海水と循環濾過・滅菌でイルカのストレスはどうだろうか心配だ。<o:p></o:p>

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 今後の展開を見守っておきたい。海岸の観光地でもないのに、京都の梅小路で水族館なのか良く分からない<o:p></o:p>

コメント (2)
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