本当は金融工学の専門家であり、著作も面白いが、引退後のお金稼ぎか、この大学の内部告発型大笑いシリーズは続いている。<o:p></o:p>
今回は誠にシリアスな大学での生き残り競争とアメリカの文化的問題を「笑い」に包み紹介している。大学関係者は必読の書だ。また、健康管理には気をつけようという事例も凄い。知見は:<o:p></o:p>
・学生は知識「獲得」競争、教員は知識「生産」競争で間には「死の谷」があり、博士となり教員となってから3年間で見極めがあり、脱落すると「ティーチング・マシーン」に転がり落ちる。そのためには、ネタの仕込みが重要<o:p></o:p>
・流行を追って、研究分野の展開と論文生産の学生、ピア・レビュー(論文審査)のつても必要<o:p></o:p>
・パデュー大学は「退屈」、よく根岸教授は30年もいたものだ、ミセス根岸には頭が下がる<o:p></o:p>
・一流のビジネス・スクールには一流の教員、学生、就職口がある、二流は二流<o:p></o:p>
・脳のレジスターは6つ(±2)で問題の数や研究課題が制限される→これはそのとおり、お仕事でもプロジェクトは5つくらいまでしか並行できなかった(他に自分の課題や問題もあるし)<o:p></o:p>
・国際A級大学でも情実人事、コネはある<o:p></o:p>
・ビジネス・スクールは日本では評価されなかったが、最近は金融工学の流行りもあり人気<o:p></o:p>
・ハーバードは、金融ビジネスの反省(強欲と厚顔と無反省)から、サンデルの正義論に転向したのか<o:p></o:p>
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なんとも面白い<o:p></o:p>
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