最近、ラーメン店の新店が多い。しかし世の中は少子高齢化であり若者ターゲットのラーメンの市場は拡大しているとは思えない。つまりは閉店も多く、入れ替わりが激しいのではないだろうか。<o:p></o:p>
ラーメン好きのコア・ターゲット層である若者を捕まえるためか、または先端層を捕まえ誘発効果を図るためか、「限定」ものとか「コラボ(他店と共同企画)」などがイベント的にあるようだ。<o:p></o:p>
決して行こうとは思わない。混雑が多いだろうし、ターゲット層との年齢乖離もあるし、店の方針も馴染みを作らないようで好きではない。しかし、現状の若者が少ない人口構成では「限定」で人を呼ぶ、差異を明確にするのも戦術だろう。<o:p></o:p>
しかし、ラーメンの戦略とは、安くて愛好家の多い「うどん」への対抗、高くて趣味性の高い「蕎麦」との融和や、同じ若者ターゲット層で競合する安い牛丼への差別化だろう。健康、無化調、本物の本格派か(Differentiation)、大盛り、格安の二郎派(Cost)、なつかし古典系(Focus)の3種類がポーターの初期マーケティング理論からも残ると思われる。( http://en.wikipedia.org/wiki/Porter's_generic_strategies )<o:p></o:p>
さらに企画ものは、気に入っても「何時も食べる」ことができないという弱みがある。たまに変化をつけるのは良いが、何時もイベントだと味わう方も困るときがある。サプライ・サイド(Push型:今しかない)の発想は、需要喚起(Pull 型:引き寄せる)の時流には反する。<o:p></o:p>
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企画ものは疲れるだろうし、変化は幅広い常連客を生まない、開店当初は良いが継続は疑問だ<o:p></o:p>
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