都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

プリモぐりる(兵庫 元町):ビフカツもハヤシ・ライスもいまひとつ味が浅い

2014-09-21 05:08:47 | 食べ歩き
 洋食の朝日に行こうとしたら12時過ぎで行列が35人。諦めて、こちらまで歩いて初訪。先客はおらず、ビフカツにハヤシ・ライスをつけて2,200円。
 
餡仕立てのスープは凡庸で暑い中、汗をかく。冷たいスープが良いのでは。
 
ビフカツは2切れで棒状が2本、4㎝×1㎝で長さ12㎝位、衣は薄めできれいに揚がっている。肉は味わいが抜けているようで、大量のドゥミグラス・ソースも味に厚みがない。ソースを混ぜてもいまひとつ。ガルニは酸っぱめドレッシングがかかりすぎたキャベツとベーコン入りのトマト・スパゲティ。小さいカツにするなら大量のキャベツの繊切に辛子か薄味のコール・スロー(日本橋たいめいけん など)がよいのでは。
 
ハヤシ・ライスは玉葱炒め型、ドゥミグラス・ソース追加型だが、玉葱は櫛切りで小さく、歯触りや甘みが感じられない。ご飯はまあまあ。ソースはトマト味だが塩っぱく、味の深みがない。肉は薄切りで旨味がない。福神漬けもなく変化がない。三宮なら、かつての みやす の昼にあったハヤシ・ライスは玉葱炒め型で中庸だが旨みがあった。濃いドゥミグラス・ソースで関西の古典なら大阪のガスビル食堂あたりが好きだ。(東京なら銀座の煉瓦亭)

なお、食後にお茶とビスケット(市販)が出た。

 どうにもセンスが合わない。ドゥミグラス・ソースももっと繊細になるか、厚く苦い味にするかが良いと思う。また、カツも揚げ切りは良いが小さい断面のお肉ではジュースが飛んでしまうだろう。また、オープン・キッチンの店内も磨き抜かれているとは言い難い。

 課題の多いお店だ

話は変わるがハヤシ・ライスの記録がもうすぐ100件になる。ハヤシ・ライス(一部ドゥミグラス・ソース)の殿堂入りは、京都の丸太町東洋亭、みしな、東京の御茶ノ水小川軒、日本橋のたいめいけん2階そして無くなった有楽町店を含め馴染みの香味屋本店だ
コメント
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