25年前のアメリカにいた頃、アメリカの水力紡績業発祥の地であるLowellの産業資産で水力タービン、紡績工場、運河を含めたツアーは楽しかった思い出だ。( http://en.wikipedia.org/wiki/Lowell_National_Historical_Park )National Park Service( http://www.nps.gov/index.htm )の運営で、歴史の浅い国であり近代文化の保存や観光化の姿勢に感銘を受けた。なお、歴史資産の転用もあり、工場の再生も進行しつつあった。
我が国ではアメニティ(近代労働集約化に対する癒し)として、中世の歴史物の寺社や庭園が観光の要点であったが、今回の軍艦島など産業文化資産の観光化は、発展の歴史を学ぶこと、技術の発祥と承継につながること、わかりやすく親しみやすいことあり発展が期待される。
なくなってしまいつつあるが、古い団地(清澄町 旧東京市営店舗向住宅 や昔の田園都市(千里山住宅地 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E9%87%8C%E5%B1%B1 など)などの保存も欲しい。
美術や歴史という文化系でなく、技術や都市、産業開発という理科系の分野がこれからの観光に欲しい。アメリカでスプートニク・ショック(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AF )の対抗策として発展をみた科学博物館なども都市観光のマグネットとなっている。
理科系観光は面白い