都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

一之舟入を描きました:運河の利水、浅い水と護岸の建物、日銀の松

2015-05-12 04:56:16 | 趣味

 二日酔いだが、元気に8時から開始、12時過ぎに描き上げる。一之舟入を東の高瀬川から描く。一点透視で構図が早い、鉛筆が1時間で完了、インキングに1時間、色鉛筆に1時間、透明水彩で水を描くのに手間取り、1時間超。疲れた。

 絵は日銀の松並木が手前にある。なぜか枝が見え、外はもっこり刈込で面白い。手前の立ち入り禁止の赤い柵は一部にした。奥の京都ホテルと弥栄のビルも省略。見えないが島津のビルを合成で描いても良かったが手間だ。さっさと描く、昔の荷揚げの賑わいに思いを馳せる。人力で引く喫水の低い高瀬舟が再現されている、この水深よりも当時は深かったのだろう。でないと荷積みの船が底をこすり前に引けない。それとも水上の橇のように河床を擦っていたのだろうか。モーダル・シフトの中では船運が最も古い。道と舗装がなく、運河が都市のロジスティクスだった。例えば大坂の米蔵も河川港と倉庫の集積だった。明治以降は鉄道、最近は自動車がこれに替った。

 護岸の建物はどうやら一之舟入が利用されなくなって後からできたようで、石の基礎の上に柱を建てている。増築が多く、押小路の道路側からは街並みが揃っている長屋風だが裏は良く分からない構成だ。出格子があり、大正あたりの建築だろうか。建築は専門でもありすらっと描ける。木や山の方がむしろ手間だ。

 描いていると楠木だろうか上から花や枝が盛大に落ちてくる。虫も一杯でスリランカ旅行の時の仕様を転用した長袖、長ズボンでよかった。川面を仲良く泳いだり歩いたりの鴨のつがいが可愛い。堰をメスからよっこと越して、オスが続く。カカア天下かレディ・ファーストだろうか。さざ波の音を楽しみ気持ちよく描く、しかし二日酔いで気分は悪い。

 観光客が多い。近くには結婚式場もある。お昼は一之舟入で坦々麺にしようかと思ったが辛いのがつらい体調で高倉二条のつけ麺チャーシュー(ゆず麺)にした。

 驟雨のなか、Promenadaで帰る。アイズのLierre 36B(380g)はしなやかで軽く街乗りにはもったいない位だ。シャワーの後、お昼寝。窓の外には東山。すだ椎の黄色い花が目立つ。

 絵をご覧ください。

 http://www15.plala.or.jp/n7ohshima/ichinofunairi.jpg

 連休を楽しむ

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