都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

京都の歴史を歩く(小林丈広・高木博志・三枝暁子):歩いての歴史解説は新鮮

2016-07-06 04:06:22 | 都市計画

 同志社、京都、立命の教授が専門に基づいて書いており、盛りだくさんでお得な内容。参考資料リストだけでも買う価値がある。

 道と場(居住エリアの特徴)が鍵となって、独自な読み物で歩いてみるのも楽しいだろう。(当方は充分に歩いており情景が浮かぶ)

 知見は:

・御池、五条、堀川は防火帯として第二次世界大戦時に建物疎開で拡幅

・祇園は18世紀の建仁寺の再建で境内を開発が起こり

・清水寺の長吏と「犬神人」、収容所としての「長棟堂」、「新護寺」

・博覧会と岡崎、御所の開発

・京都駅と烏丸通の15間の拡幅は「御幸道」

・阪急嵐山線は昭和大礼にあわせて敷設、愛宕山には愛宕鉄道、ケーブル、ホテルや遊園地もあった

 臨場感のある解説だ

コメント
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