同志社、京都、立命の教授が専門に基づいて書いており、盛りだくさんでお得な内容。参考資料リストだけでも買う価値がある。
道と場(居住エリアの特徴)が鍵となって、独自な読み物で歩いてみるのも楽しいだろう。(当方は充分に歩いており情景が浮かぶ)
知見は:
・御池、五条、堀川は防火帯として第二次世界大戦時に建物疎開で拡幅
・祇園は18世紀の建仁寺の再建で境内を開発が起こり
・清水寺の長吏と「犬神人」、収容所としての「長棟堂」、「新護寺」
・博覧会と岡崎、御所の開発
・京都駅と烏丸通の15間の拡幅は「御幸道」
・阪急嵐山線は昭和大礼にあわせて敷設、愛宕山には愛宕鉄道、ケーブル、ホテルや遊園地もあった
臨場感のある解説だ