原題は BASE NATION How U.S. Military Bases Abroad Harm America and the World
重い内容で、基地国家の建設について、原住民への影響、独裁者やマフィアとの結託、麻薬の流通、商品としての性、丸投げ業者のぼろ儲け、蓮の葉(リリー・パッド)で小規模化など良く調査、ヒアリングができたものだ。
知見は:
・基地国家はショッピング・モールもある「ちょっとしたアメリカ」でゲーティッド・コミュニティと似る
・ドイツへの進駐ではレイプを「ブロンド女性の解放」や略奪、闇市で人種的敵意が→フランス版は「兵士とセックス 第二次世界大戦のフランスで米兵は何をしたのか?」メアリー・ルイーズ・ロバーツ に詳しい( http://blog.goo.ne.jp/n7yohshima/e/10fa9be74ffe5e3cb704dd4b761c1c20 )
・グアムはチャロモ人の土地を接収、自給自足からスパム料理に、比類なき支持があった、インフラが限界に達する基地の拡大
・米軍艦ホンジュラスといわれた基地はホンジュラス政府と深い関係で独裁国家の暴走をまねく→独裁国家は虐殺が多い→暴力の人類史 スティーブン・ピンカー ( http://blog.goo.ne.jp/n7yohshima/e/0a0470b08fea4ec903991c0cd52138e3 )、合わせて南米の麻薬取引を助長(コントラ、ガテマラも)そのため難民が発生しアメリカや周辺に
・ナポリの基地は、マフィアと関係、施設の「リース建設」(丸投げ)にも関与し資金が還流
・基地には「第三国民」として単純労働のフィリピン人などが多い
・韓国は1950年の朝鮮戦争から国連軍慰安所設置の許可証を発行、1961年から韓国人立入禁止の「特別区域」の米軍向け慰安所設置、1990年代からジューシーガールという主にフィリピン人の人身売買によりクラブを舞台に売春し搾取(「ゼロ・トレランス」で規制)
・軍は労働力不足を金・食料・住居と商業的セックスで穴埋め、売春に金を使うほど軍の給料に依存するのは好ましい。性行為感染症対策で監視の目を光らせながらセックスを供給(売春宿は乾ドック)
・売春宿は男らしさを高め、他人が自分より「劣る」生き物と吹き込め、人を殺しやすくさせる
・ぼろ儲けの請負企業への「戦争に必要なすべての物」の丸投げ、金銭的問題への無関心→陸軍は特殊な小さいドーナツを高価に納入と友人から聞く
・沖縄は日本とアメリカの三角関係で日本のプエルトリコ、思いやり予算は軍人一人あたり15万ドル
・蓮の葉(リリー・パッド)は小規模化で低コストと軋轢排除
確かに、アメリカという異国が基地としてあるのは政治・経済・文化と利権・性・難民の面で影響が大きい