暑い、朝から比叡山で避暑と思うと、「比叡山1Day」(2千円)は京都地下鉄で7時半からの販売。まずは前田珈琲でトーストのモーニング(600円)を7時前から。
7時半に「比叡山1Day」を買うと、京都8:19か8:59というのがケーブル連絡の始めのため東寺にお参り。九条から歩く。盆の法要は9:30からのため出直す。帰りは京都駅に、近鉄の通路から東に歩くと涼しい。8:59の地下鉄で国際会館、バスでケーブル乗場。ケーブルは長く、途中で曲がっているなど大正末期の比叡山お参り用で現在は京都電燈の系譜で京福が運営する。( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%AC%E7%A6%8F%E9%9B%BB%E6%B0%97%E9%89%84%E9%81%93%E9%8B%BC%E7%B4%A2%E7%B7%9A )高低差561mで、長く堪能。麓の八瀬遊園(1964年開業)があったが、今はエクシブになっていた。さらに、ロープ・ウェイに連絡、起伏が激しく、ケーブルが無理だったのだろう。( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A1%E5%B1%B1%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%97%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4 )
頂上は涼しい。比叡山は琵琶湖も洛中も見える。延暦寺の東塔地域を散策、漫画の歴史看板が面白い。アスファルトの道路であまり霊感を感じないが、高低差があり石段がきつい。最澄と空海の寺をめぐると、唐で学んだ同じ経歴にもかかわらず密教の教えの位置付けや大乗小乗仏教のとらえ方の違いを感じる。( http://www.mikkyo21f.gr.jp/kukai-ronyu/cat55/post-269.html )
帰りのロープ・ウェイでは宝ヶ池プリンスの楕円形がくっきりわかる。村野藤吾の設計表現は強烈な存在感だと感じ入った。洛中の鴨川デルタや糺の森、御所の緑がくっきり。
京都駅から東寺に14時半の法要に。山田忍良和尚の話が面白い。般若心経について解説があり、色は物体、空は無し、この対比は白い紙と絵の関係で消すこともできる。空に対するのは執着の執でこだわりとか思い込みという。これを聞いて、論文とは白い紙に黒で絵を描くのでなく、反証し黒で塗りつぶし、白で絵が浮かび上がるという益川敏英さんの著作を思い出した。( http://blog.goo.ne.jp/n7yohshima/e/0126e1777afae192c0da50ad6aa70484 )
愚妻が良い法要に出会えたと感謝。
地下鉄が無料のため、山科まで足を延ばし、ニトリで買物。車がないため荷物が重いが楽しい。歩きまわった一日で避暑も。