黒川紀章の美術館の遺作となった国立新美術館にルノワール展を朝から子供と見に行く。泉ガーデンタワーで降りて歩く。住友不動産六本木グランドタワーが正面に。日建設計にしては派手な造形だ。( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%8F%E5%8F%8B%E4%B8%8D%E5%8B%95%E7%94%A3%E5%85%AD%E6%9C%AC%E6%9C%A8%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC ) ここには日本IBMと六本木プリンスがあった。時代の変遷を感じる。
六本木の朝は、アクシスの前を通り、ハリファックス・ビル、ロアビルを横目に歩く。外国人観光がドン・キホーテの前にたむろ。ドイツ発祥のドルネ・ケバブが多い。そこかしこに寝ている若者。ニュー・ヨークみたいだ。この辺りもあまり来ない。
森ビルの六本木ヒルズ、三井不動産の東京ミッドタウンが見える。国立新美術館は大きい。カーブのガラス・ウオールが綺麗で、内装は木という対比。( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E6%96%B0%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8 )子供は乃木坂駅のチケット売り場で待つ。東京大学は割引で1,000円、大人は1,600円で安い。
展示はオルセー美術館・オランジュリー美術館からで、一級品が多い。パリで見たのは四半世紀前だ。ブランコやムーラン・ド・ラ・ギャレットなどは木洩れ日の表現に驚く。ルノワールは見ていて幸せになる。後期の裸婦ではガブリエルが素晴らしい。女性が好きなルノワールの真骨頂で、肌の照り映え、陰影の緑、質感の赤が展開し、太い腰にフォルムがまとまる。
特に、ジャンとガブリエルは特に良く画家の優しいまなざしを感じた。
子供も楽しみ1時間。あまり混まないのも良い。パレットなどがあったが、油壷が2つ、細い筆がたくさんで、おつゆ描きと、細かな色彩の変化の秘密を知った。
楽しい、黒川建築でも八重洲の大同生命など取り壊しが多いが、この美術館は良いな