都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

痴女の誕生(安田理央):熟女・人妻への回帰と痴女が面白い

2016-08-25 03:16:40 | 世情

 アダルトメディアの研究家の著作、AVの分析が主。知見は:

・痴女は90年から出現。熟女・人妻は現在AV3割、雑誌5割と人気、もともと戦後のエロは人妻から

・キカタン女優は単体女優(アイドルで単独、名前が売れている)と企画女優(企画もの、大勢出るうちの一人)の合体で、企画ものに出るアイドル、2000年頃から

・ビニ本からヴィデオへ、AVになり、インターネット

・素人投稿はフィルムからインターネットでさらに拡大、自撮りも(女神と呼ばれる)→ナンパAVはすたれる

・痴女の元祖は黒木香と豊丸

・言葉攻めは池袋の「乱コーポレーション」(1991年創業)が発祥で南智子のAVに→言葉攻め「痴女」の出現

・女性のセックスは「微笑(71年創刊)」や「ヤングレディ(63年創刊)」の過激化

 「痴女」がどうして流行るのかの考察が薄いと思う。(当方自身ではAVを見る気もしない、どの年代・年齢・世代に受けているかホーコート分析でもして欲しい)、驚いたのはメディアとしてのエロは変化し多様で、インターネットが変えたのが良く分かる

コメント (2)
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