イタリアで現代的なサイド・ライン(前後のフェンダーがない)記念碑的作品、初めて見たのはCisitalia 202 Coupe(1947) Pininfarina (https://en.wikipedia.org/wiki/Cisitalia https://www.toyota.co.jp/Museum/collections/list/data/0190_Cisitalia202Coupe.html )
考えられた曲線と張り、バランスが良く破綻がない。グリルの細工なども工芸品的で丁寧。びっくりしたのは丸っこいお尻が可愛い。トランク・リッドもない。
丸っこいお尻の車は大好きだ(昔Car Graphic のセンター青色ページのエッセイにも同じような内容があった)グラマスな曲線で宇宙船みたいなCitroen DS、 ドイツで機能的なガル・ウイング・ドアのMercedes Benz 300SLも丸っこいお尻一族で良い。
最近のCG活用のスタイリングは切り取った面が折曲がり接合し、その隙間にライトやインテークがあるが、この時代はクレイ・モデルで模型を作り、穴をあけてライトを仕込んだのがよくわかる。張りのあるふくらみは卵と同じ構造のモノコック強度の確保のためだ。
日本車も珍しいのがあった。
・Flying Feather:伝説の乗用車、ブリキ細工みたい
・Fuji Cabin 5A:一つ目、丸っこい
・Mazda Familia 1966:懐かしい、プラモデルも作った。マツダの車は小粋なスタイリングだった。小杉二郎の丸っこく愛嬌のあるスタイリングが好きだ( http://www2.mazda.com/ja/stories/history/familia/story/p2.html )
価値ある展示で電車の関係もあり40分しか居られなかったが楽しめた