都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

神護寺までトレッキング

2017-11-30 03:10:20 | 京都

 祝日でゆったり愚妻とトレッキングの装備でお出かけ。阪急で嵐山まで9:40頃。ここから神護寺までゆったり4時間15km程ぶらぶらする。

 渡月橋は大混雑で、小火があったのか救急車や消防車が川の東岸を走る。アジア系観光客が多く混雑。竹の小径を歩くと混雑。小倉池の北岸に柿の木を見つける。

 途中に「町並み保存館」( http://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000185265.html )に立ち寄る。伝統的建造物保存地区のため明治の初めの建物を利用とあるが大正の増築など感じられる民家だ。基礎を見ると明治期だ。近くには茅葺の民家もあり心が和む。妻壁に懸漁の位置に「水」とあるのは火除けのためだろう。近くには京都で火除けのお札で高名な愛宕山も近い。展示が面白く、あまり知られていない愛宕鉄道(現在バスの道とトンネルになっている)やケーブルの歴史や近傍の平野屋の模型が楽しめる。平野屋は鮎の卸の機能があり、裏の地階の生簀貯めた鮎を洛中に運んでいたとのこと。当時は歩き出会っただろうから錦市場まで2時間ほどの輸送だ。( http://ayuchaya-hiranoya.com/ ) お茶を一服と思ったが先を急ぎ、トンネルの上の坂を越える。途中の山の色づきが雄大でしかも人がいないというのはゆったりする。

 清滝の登山道のバス停について、登り始める。川沿いで傾斜は緩い。京都一周トレイル( https://kanko.city.kyoto.lg.jp/trail/ )の一部でもあり案内が親切。神護寺まで3kmくらい。川沿いでこの前の台風の被害か杉の倒木が多い。川の流れはきれいで多様な石がある。断層のような地質だ。前にシルバー女性の集団が難儀しているが、靴は単なるスニーカーで危なっかしい。歳なら装備をと思う。追い越して快適に歩く。

 神護寺の近くは旅館も多い。驚きの石の階段をずしずし登る。神護寺は空海が入京の折、14年間も住持された真言密教の高雄山寺の系譜( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E8%AD%B7%E5%AF%BA )がある。ここまでの道を弘法大師の足跡を辿れたのがうれしい。苔が多く、「気」を感じる。見事な紅葉も多く、苔も青い。

 金堂には胎蔵界と金剛界の曼陀羅( http://www.jingoji.or.jp/treasure14.html )、愚妻が色々祈願、このあと厄落としのかわらけ投げも。

川の向こうのバス停まで、石段を下りながら弘法大師の硯石の先に虹を見る。しみじみとご縁を感じる。(帰洛して北を見ると北山にまた虹)

登りもこなしてバス停から13:40JRバス(520円)で四条大宮まで。気が付くと2時過ぎで英多朗は中休み、やむなく大戸屋で遅いお昼を。食べると眠気が。

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