Philipsの録音でベートーベン5番をブレンデルとウイーン・フィルで聴いていると低音が膨らむ感じがする。なんでかなと思って他の録音、DGなどでは低音が物足りない位だ。ホールの響きが入っているのかもしれない。他に、ボストン・シンフォニーやアムステルダム・コンセルトヘボウというシュー・ボックス型ホールは対向面があり響きを感じる。
Philipsの録音で小沢征爾のサイトウキネンのチャイコフスキー4番を聴くと、4楽章のグラン・カッサで床が揺れる。こんなのは初めてだ。床が揺れそうでヴォリュームを絞るくらいだ。
とまれ、低域がこなれ、つまりはダンパーがしなやかになってきたのは買って3年が経つからか。あの頃は下の子供が大学院試験で猛勉強していたのを思い出す、古いDynaudio Audience70改造版の搬出と新しいFocus 340 Oberon搬入を手伝ってくれたっけ。
しかも3時間鳴らすと、さらに生々しくなり高音のとげとげしさがなくなり、空気感と立体感が良くなり、まるで別物でゆったり鳴る。Dynaudioの寝起きは悪いのは相変わらず。
初期のContourなどDynaudioのウーファーは磁力が弱く、駆動力のあるアンプでないと鳴らなかったが、いまや75㎜の内磁磁器回路は追加フェライト・マグネットなどで強力になった。そのうえ、DENON PMA SX1のBTL接続の駆動が効きだしたのか、圧倒的な低音圧とホールの地鳴りだ。
低音は馴染んできたが、高音はこちらの耳の劣化が心配だ