都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

自転車は京都の敵か:歩行者と自転車の事故が多いなら自転車道の整備を

2022-12-03 02:31:17 | 都市経営

 烏丸通の御所の西側は市道と御所(国有地)の間の歩道が狭い。そこで歩道を自転車禁止の社会実験が行われる。

 https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/921450 

 確かに狭いが、車道の路肩が狭く、L字側溝とアスファルトの継目や排水溝のグレーチングなどあり走る障害だ。

 自転車道、または自転車ゾーンの整備が急務だ。烏丸は御池から丸太町まで、また府警の東側には青く塗った「自転車専用」の路側帯があるが、路上駐停車の車と荷捌き利用が多く、実際には「自転車での追越冒険」の普通の路側帯になっている。

 また、四条、河原町とアーケードの寺町・新京極・三条(東側)・錦の商店街は通行禁止だ。 

 https://ja.kyoto.travel/bicycle/rule/

 これは、歩行者からの売上増加を狙ったのか、三条など道の中にベンチも置いているのに自転車は排除だ。

 そのため、田の字地区の北東エリアなら南北・東西の動線は御幸町から東洞院や姉小路から蛸薬師の一方通行を自転車で走るが、ここも駐停車の自動車(業務用、ごみ回収、タクシー)が多く、それを追い越す自動車が危険だ。業務車両で20km/h規制だが、速度も速く、譲る気がない。また、歩行者(観光客は特に動きが読めない)やベビー・バギーも通行しているが幅員は7~8m程しかない。

 京都都心での自転車の通行ゾーンと通行禁止道路の見直しが必要だ。それでないと単なる「自転車いじめ」であり、自転車重視のオランダやデンマークにSDGsの観点からも遅れを取る。京都議定書の環境問題にも逆行している。

 特に、路側帯では歩道の横に「自転車専用帯」を設けるなど、道路構造令の特例など対応とし、駐停車は車道側(車線幅を狭めるか、車線数を減らす)対応などが望まれる。この場合、自転車と車の間には仕切りの区画が欲しい。

 あわせて、何度も書くが20 km/h規制のエリアには始点と交差点にハンプやバンプの障害設置が必要だ。

 色で塗るだけの「やったふり」で「管理・規制」がないのは「効果」もない

コメント
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