法人税と所得税の増税は歴史のネジを巻き戻し正常化するだけだ。( https://blog.goo.ne.jp/n7yohshima/e/41d1d30fc29a4a9789a577b5efa78ec0 )
岸田の問題点は、「決断と根拠」の言い切りがない。話を聞くなら、その反対に強い主張が自信を持った意見としてあるべきだ。それとも、サポートの官僚の支持もないのか。これでは財務省(麻生派)の言いなり増税となり、自民党内の離反も呼び自滅となりかねない。
財政の均衡は必要だ。これ以上の国債頼みの政策は問題な上、これから利上げも見込まれ負債の利払いコストも上昇する。家計の金利収入を抑え、国債利払い低下を図った、「無制限緩和」の日銀も債務超過の危機( https://toyokeizai.net/articles/-/637685 )であり頼むことはできない。むしろ、アベノミクスのまやかしの出口戦略がなく、これ以上の国債だよりは危険というのが真相だ。しかし、大声で言うわけにはいかないのが岸田のジレンマだ。
今までの政権と政策の陥穽を正直に指摘すべきだ。但し、事実の裏打ちと解決提案に経済学のブレーンが必要だ。正しい政策なら負担の公平さの説明と「芯のある主張」が必須だ。そのためには、「新しい経済政策」として法人税率引上げ、復興税ではなく累進課税の強化(以前に戻す)など納得感のある内容を提示しリーダーシップを発揮すべきだ。(なにやら復興税と所得税の付替えになりそうだが)なお、法人税を上げても、株価は下る理屈がない、たんまりある内部留保の積上げが減るだけだ。むしろ、低下している労働配分率が節税効果もあり高まると考える。
それにしても演説も下手だ、棒読みで長い