昨年、秋にホテルニューさがみやに泊まった。伊豆山港の北、走り湯の先にあり前は熱海ビーチラインに面している。良い印象で料理も良かった。
今回の土石流は山合の残土埋立地から、谷筋を通り、新幹線の下のアンダー・パスを通じて伊豆山港まで達している。このような、谷や川筋が前からあったということだ。
熱海は別荘などが多いが急峻な傾斜を登る道や住宅など開発の「土地の形質の変更」がある。昔は、別荘などのブームがあったが今は自炊のキャンプかフルサービスのホテルの2極化であり、税金やメンテナンスに金のかかる別宅としての別荘を使う時代ではない。しかし、「形質の変更」残る。
考えると、使われなくなった別荘はどうするのか疑問がある。海沿いのマンションなども管理組合が機能しておらず廃墟化する事例もあると聞く。活用として、ワーケーションなどの利用ができるかどうかだろう。
やはり、山は削ったり盛ったりしない山のままが一番良い。それにしても開発行為にあたるかどうかは行政手続きと順法性、搬入などの事実収集などの検証が欲しい。半面、グレー・ゾーンの建設残土処分の行き先など管理が必要ではないか。ゴミは行き先などトレースする大阪などの自治体がある。できれば埋立地に平らな土地だけでなく山でも作ればと思うが。大阪の天保山も川ざらえの土の山だ。
臭いものに蓋よりも、受け皿を作るのが都市経営だ