以前に書いた「思い出話」の退屈なまとめです。
つくづく感じたのは「麻痺」ということなのです
強烈に記憶に残るのは、例外もありますが、だいたい怖い話・・・
それが、現在のことでなく何百年も前に起こったことでも
突然、リアルに恐怖を感じることがあります。
その例が、2回にわたるオスマントルコの攻囲。
第一回が1529年。第二回が1683年。その間に154年・・・
と言っても、当時のオスマントルコはハンガリーも占領していたので
軍勢は小アジア半島まで引き上げたわけでなく、
いつ又攻めてくるか分からない方々との境界は目と鼻の先。
あるとき突然それを実感してゾーッ
当時、この辺りに住んでいた人たちは、さぞ怖かったろうと思いました。
ところが、その後、色々怖い話を聞いたり読んだり
とりわけ1991年の
湾岸戦争は、東欧開放で大喜びの直後だったので
特にショックが強かったのです。それから、国境から見える戦争があったり
かれこれするうち、最初の「ゾーッ」感覚が麻痺していました。
ひょっとすると、この方がもっと怖いことかも知れません
ついでに、もうひとつゾーッとしたのは、東西ドイツ再統一のとき。
ヒャー、またデッカイ国が出来ちゃったな~、このドイツに
またヒトラーのようなのが登場したら怖かろうな~と思ったものです。
あの頃、フランスの新聞「ル・モンド」には、風刺漫画として
「ドイツ再統一後、毎晩、防空壕に入るサッチャー首相」が登場しました。
でも、今のドイツは民主主義国家。安心していて大丈夫だろうと思います
ヨーロッパ現代史に関する思い出話
「紛失」した書類
1968年の引越し計画
国境から見える戦争
帰らない人
無国籍証明
Wikipedia:
オスマントルコの第一次ウィーン包囲
Wikipedia:
オスマントルコの第二次ウィーン包囲
Wikipedia:
オスマン帝国
(右の地図に領土の拡張と縮小が緑で、現在のトルコ共和国が赤で示されます)
このところ梅雨のような空模様
街中に住んでいるので分かりませんが、地方によっては50年に1度の豪雨とか。
新聞のHPに載った
シュタイアーの様子
画像下半分は増水したシュタイアー川です