みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

ナポレオン♀

2009-06-26 | おきにいり
       気の違ったメンドリが、自分はジャンヌダルクだと思い込んでいました。

       仲間のメンドリたちは「ふんふん、そうかね」と、あしらっていました。

       ところが、気の違ったメンドリはジャンヌダルクでいるのに疲れ

       自分はナポレオンだと言い出しました。仲間のメンドリたちは

       「それは無理だよ。ナポレオンは男だよ」と申しました。

       気の違ったメンドリ曰く「誰でも気が違った瞬間から、

       何者だろうと、自分がなりたい者になっていいんだよ。

       私は自分がナポレオンの銅像だと思ってもいいんだよ。」

       仲間のメンドリたちは、この論理を認めざるを得ませんでした。

       それ以来、気の違ったメンドリは1日中鶏舎の真ん中に立って

       ナポレオンの銅像になりましたとさ。


   


       これはルイジ・マレルバの「思慮深いメンドリたち」の笑い話のひとつです。

       この本は131の短い笑い話を集めたもので、登場人物?は皆メンドリです。

       中性名詞のあるドイツ語訳では、中性名詞のニワトリになっていますが

       原文のイタリア語には男性名詞・女性名詞しかありません。

       この場合やはり「思慮深いメンドリたち」の方が、愛嬌があって良いと思います。

       Wikipedia:Luigi Malerba(英語)




       上のイラストは、イタリアのエウナウディ出版社の本の表紙です。

       新しいソフトでの縮小に慣れず、画像のサイズがばらばらでスンマセン



追記:「気の違った」という言葉、あまり良くないのですが、ほかに「頭のおかしい」「気のふれた」「頭の狂った」「気の狂った」など、あれこれ考えても、結局大差ないようにも思えます。「発狂したメンドリ」とか「狂気のメンドリ」と言うと、ちょっと笑い話には向かないような・・・というわけで、そのままにしておきます