猫獅子展が開催されている
NHM(自然史博物館)を創設したのは
マリア・テレジアの
夫君です。
フランツ・シュテファン皇帝の肖像が中央階段踊り場に飾られています
中央はフランツ・シュテファン皇帝で、周囲に並ぶ顧問は、左から
ゲラルド・ファン・スウィーテン男爵:マリア・テレジアの侍医でウィーン医学校の創設者。
ナイト(騎士)ヨハン・フォン・ベロー:建築家、大規模な博物学コレクションを皇帝が買い上げNHMの基礎となりました(ウィキ記事は
ドイツ語と
フランス語)。
ヴァランタン・ジャメリ・ドュヴァル:皇帝の古銭学研究室長(この人も
ドイツ語と
フランス語)
アベ・ヨハン・マーシー:皇帝の物理学・数学・天文学研究室長(
ドイツ語記事しかありません)
(皇帝はフランス語圏出身なので側近にもフランス名前の人々が見られます)
その下に展示されている3点は最初のコレクションのもの
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/c7/a1742edd82f95289c0147652ebb6c9da.jpg)
絵画のテーブルの上に見られます(水晶、エメラルド、アンモナイト)
通路に見られる帆船模型
この帆船は帝国海軍の
フリゲート艦ノヴァラ号で、
フランツ・ヨーゼフの弟で海軍提督
マクシミリアン大公(後のメキシコ皇帝)が乗っていた帆船です。彼は、この船で世界一周をし、
メキシコ革命で銃殺された後も、その亡骸はノヴァラで、当時の軍港
トリエステに戻りました。
中央階段
中央階段を飾る天井画「生命の循環」
この天井画は画家
ハンス・カノンに委嘱されました。題材については自由選択が許されたそうで、カノンは自然史博物館に相応しいと考えた題材を選びました。
写真が逆さなので見やすい画像は
こちら
(中央にスフィンクスがいて、その下で哲学者が悩んでいます)
猫族の皆さんをじっくり訪問した後で疲れていたので、鳥の部屋1室だけ覗いたところ、
書記官鳥がいらしたのでパチリ
因みに、この鳥さんのことを知ったのは「
くるねこ」第10巻でございます