この地球上に人間がふたりきりだったら・・・で高齢の女性だけだったら・・・
もうじき滅亡ですね
そういう状況なのが
キタシロサイ
3月19日に亡くなった地上最後の殿方スーダンさん(そういう名前)
保護区で過ごしていたスーダンさんは45才で、高齢による疾患に苦しみ、立つこともできなくなったため、保護区の獣医の判断で安楽死となりました。
現在、地上に生存しているのはスーダンさんの娘と孫娘のふたりきり。
関係者は、何年も前に採取・保存された精子によって、娘さんと孫娘さんに人工授精を試みるそうです。
20日のラジオでも
新聞HPでも報道されました。
追記:3月22日付けの
NZZにも「スーダンさん死去」の記事が載りました。
キタシロサイは赤道より北部に住んでいたシロサイの亜種です。
1960年には、まだ自然状態で2360頭が確認されていたのですが、サイの角に薬効があるという迷信のため乱獲され、現在に至っています。
しかし、角の成分は髪や爪と同じタンパク質なので、薬効はないものと思われます。
ミナミシロサイは19世紀に絶滅されたと思われていたのですが、その後、生き残りが発見され、熱心な保護活動によって今では南アフリカを中心に、ナミビア、ケニヤ、ジンバブエ、ボツワナなど合わせて数千頭が生きています。これからも保護活動は続けられるでしょうから、ミナミシロサイは存続できそうです。
シロサイ
サイ科
前回のトラさんと同じく、サイさんも地球上の大切な「宝物」です。
ずっと存続し続けてほしいと思います

今日の蛇足
3月20日は「春の始まり」でした(
春分の日)。別に休みでも何でもありません。
日本では21日が、お彼岸の中日としてお休みですね。
こちらでは3月末の土日から又「
夏時間」が始まります。今年は3月31日が土曜日なので、ぴったり4月1日から夏時間になります。