以前にも書きましたが、ヨーロッパでも「黄砂」現象があります。
サハラ砂漠で大規模な砂嵐があると、お池のような地中海を渡り、アルプスをも乗り越えてドイツまで到達します

多分、北欧や北極までは届かないだろうと思います
ウィーンでは「はっきりしない曇天」くらいでしたが、下の写真は砂嵐の
ザルツブルクです。過去1週間くらい続いたようですが、一応今回の分は終わりらしいです。
シュテファン寺院でも、ウクライナ国旗のライトアップをしています。
数日前の夜中、突然シュテファン寺院の鐘が鳴りだし20分ほど鳴り続けました。鐘の音が届く周辺に住んでいる人たちは、もしやローマ教皇が急死とか、ロシア軍のウクライナ侵攻が拡大して大変なことになっているのか、とビックリしたそうですが、単にコンピューター・プログラムのエラーでした。しかも、プログラムを修復するのに20分くらいかかり、その間、鐘が鳴り続けたのでした。
Covid-19パンデミックだけでも鬱陶しいのに、ロシア軍のウクライナ侵攻、日本では地震もありましたね。オーストリアは3月に入ってコロナ規制をほぼ解除したのですが、その途端に又新規感染数が急増
地震、台風、砂嵐など天災は人間の意志で操作できませんが、戦争は人間が起こすものですから、すぐ止められるのです。理屈の上では・・・
でも、侵略戦争を始めた人物の思考が狂っているとしたら、強制的に止めさせなければいけません。
しかし、核兵器を含めたロシア軍の軍備が強大なため、全面戦争や核兵器投入を恐れて、NATOは軍事介入しないと宣言しています。
ウクライナ大統領は再三、ウクライナ上空を
飛行禁止空域にしてほしいと訴えていますが、残念ながら誰も手出しできません。
バルト三国は歴史的に長くロシアとソ連の支配・圧迫を受けてきたので、ウクライナ同様に強い危機意識をもっています。
従って飛行禁止空域の設定や、場合によってはNATO軍の武力介入も必要だとしています。正論なのですが、難しいですね。
ラトビアの首相だったか(記憶曖昧、但しバルト三国のどれかの国家元首)が「ナチスは罰せられたが、ロシアの独裁者(スターリンとプーチン)は、まだ罰せられていない」と述べています。この事実は重大です。世界戦争と核兵器投入で脅迫すれば、誰にも止められることなく好き勝手ができる、ということでは、世界平和の保証がありません。
むむむ、どうすりゃいいんだぁぁぁぁ~~~~



追記

今、ウクライナの作曲家の交響曲を聴きながら追加です。普段殆ど聞くことのないウクライナのクラシック音楽ですが、これも連帯表明ですね。
色々なところで色々な形でウクライナ支援と連帯の行動が広がっています。
音楽の都らしく、ウクライナのためのチャリティ・コンサートが色々企画・開催されています。ロシア人のピアニストとウクライナ人声楽家によるコンサートもあります。
ローマ教皇とロシア正教総主教のネット会談は残念ながら平行線に終わったようです。ロシア正教はソ連崩壊後にプーチンの強力なバックアップ(オリガルヒからの資金投入)で復興したので、総主教はプーチン信奉者で、しかもLGBTを罪悪とするアナクロ人間ですから、仕方ないでしょう
とにかく一刻も早くウクライナに自由と平和が戻ってくるよう祈りましょう