何年か前に見つけたウィーン市街の一角を示す写真です。とても気に入っています。
古い写真ですが、市街の雰囲気が瑞々しく感じられます。
そこで、ウィーンの路面電車について検索してみました。
「電車」という言葉は、鉄道や旅客・荷物輸送の全歴史を見た場合不適切ですね。電気以前から運搬車両は利用されていました。古くは馬車が主流でしたが、先ずは運搬機能や運搬量増加のため軌条が使われるようになり、鉄による軌条、つまり鉄道が普及。都市交通のための鉄道で最初に牽引車の役割を果たしたのは馬さんでした。
19世紀後半ウィーンで運行されていた鉄道馬車(1885年の絵)
蒸気機関車は19世紀前半に普及しましたが、その後短期間、蒸気機関を都市交通に利用した時期がありました。
下の写真は1903年、ウィーンの市内蒸気列車です。
下の写真はウィーン最初の市電(つまり電動旅客車両)既に1896年に開発されたものです。何か特別イベントのときに運行されたものでしょう。
現代のウィーン市電は低床車両で、乳母車や車椅子の乗り降りも簡単です。
こうして見てきたところから推定すると、一番上の写真は1970年代と思われます。
ドイツ語Wikiのウィーン市電記事には写真が沢山あります
日本語Wiki:路面電車
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