前回最後の写真の反対方向にはスウェーデン広場(ドイツ語:シュヴェーデンプラッツ)があります。
この広場はドナウ運河に沿って広がり、手前は旧市街(ウィーン1区)、運河の向こうはレオポルトシュタット(ウィーン2区)です。
この広場がスウェーデン広場と名付けられたのは、第一次大戦直後、敗戦と大帝国崩壊で困難な状況にあったオーストリアに、スウェーデンからの支援(とりわけ子供たちのための支援)があったからです。これに感謝する意味で1919年11月、市議会で「スウェーデン広場」と命名することが決められました。
ここは公共交通機関の重要な乗り換え地点なので、以前は良くウロウロしていました。またピンボケ写真を羅列
1)夏にはベンチでアイスを食べる人が多い広場
2)数路線の市電の停留所になっています
3)大きな木の木陰も有ります
4)
5)いつも混んでいる市内で有名なアイス屋さん
6)アイス屋さんで(飼い主を)待っていた犬さん
市電線路、車道の向こうにドナウ運河(19世紀末の河川工事前はドナウの傍流)があり、橋もスウェーデン橋と呼ばれています。
運河のプロムナードと橋向こうに、私の引越し以後にできた新しい建造物があります。
7)手前の白い屋根は「ウィーン・シティ」ターミナル
右側のビルは、ジャン・ヌーヴェル設計で2010年に完成したホテル&オフィスビル
ジャン・ヌーヴェルのビルは夜になると中からの照明で幻想的なのですが、昼間は普通のビルです。
8)横断歩道を渡ります
スウェーデン橋の位置には中世から木製の橋があり、長らくドナウ傍流に架かる唯一の橋でした。木製なので繰り返し造りなおされたようです。
以下ウィキ・フリー画像。
1819年から1909年まで架かっていたフェルディナント橋
時計付き絵画で左端に文字盤が見えます
1954年から1955年に建造された現在のスウェーデン橋
味気ない橋ですね。1950年代にはモダンだったのかも・・・
第二次大戦後、連合軍4ヵ国共同占領時代のウィーンでは、旧市街は4ヵ国が交替管理、他は4ヵ国の分担地域となっていました。
この橋の向こうレオポルトシュタット(ウィーン2区)はソ連管理地区になっていました。
詳しくは連合軍軍政期(オーストリア)をご覧ください
横断歩道の向こうへ続きます でも乞無期待
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