みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

禅の意義について

2007-12-29 | かりねこ

           私は、手にしていた「禅の意義について」を下におろし、猫の方へ目をやった。

           猫は、丁寧に毛づくろいをしながら、柔らかな毛皮の中から微笑んだ。

           「猫よ、この本を貸してやろうか?勉強になるよ。

           あ、でも、お前、この本は、もう読んだようだね。」

           猫は頭を上げ、私の方へ向き直って言った。

           「馬鹿を言うんじゃないよ。その本は、ワタシが書いたのさ。」


                               


12月29日は、チョビヒゲのチョビさんの一周忌です。「猫、物思う」のスターだったチョビさんは、糖尿病と闘って虹の橋を渡りました。この禅猫は、きっとチョビさんだと思います。それで「猫、物思う」から画像をお借りしました。ちゃーちゃんさん、チョビさん、それにココアちゃん、小梅ちゃん、フフフと笑って頂ければ幸いです。


                               


                    

上の禅猫小話は、この本から引用したものです。猫の白黒写真を集め、夫々に小話や詩がつけられています。しかし、この本も、禅猫小話を別の本から引用しています。いずれも、もう古い本ですが、ネットの古本屋さんには有りそうです。



それぞれの本のデータです。
上の画像の本
Helga und Victor von Brauchitsch: Auf leisen Pfoten, Herder Freiburg 1984
禅猫小話の出典
Dilys Laiing: The Literary Cat, Push Pin Press, New York, Berkley Windover Books 1977

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4 コメント

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チョビだ!! (ちゃーちゃん)
2007-12-28 12:32:44
ななみみずさん、記事にしてくださってありがとうございます!
禅猫だなんて、渋い!!渋すぎですぅ~。
チョビのこの顔、一般うけはしないけれど、味のあるいい顔ですよね。
ああ・・ちょび髭見てたらウルウルしてきちゃった。
1年経っても何年経っても、チョビのことは忘れないでしょう。
私の子というより、チョビは私の彼だったような気がします。
「禅の道に女はいらぬ!」なーんて思われてたかもしれませんね。
ココアと小梅はまだまだコドモだけれど、チョビのように立派に育ってほしいものです。
ななみみずさん、本当にありがとう!!
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Unknown (海月)
2007-12-28 17:18:25
チョビちゃん、達磨法師の絵を思わせる渋いお顔ですね^^
うちのナツも鼻に黒い模様があるので、こういう柄の猫さんには愛着がわきます。

前の記事の「よしの山」のイラストも素敵です。
毛筆で達者な字が書けてうらやましいです。
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ちゃーちゃんさん (ななみみず)
2007-12-28 21:32:38
喜んでいただけて、私も嬉しいです
チョビさん、この話にピッタリだとおもいます。どの猫さんにも夫々個性がありますが、チョビさんには独特の雰囲気がありますよね
チョビさんは虹の橋から、これからも、ちゃーちゃんさん、ココアちゃん、小梅ちゃんのことを見守っていることでしょう
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海月さん (ななみみず)
2007-12-28 21:40:48
はい、ハル母さん、ナツ君には、こういう「柄猫」さんならではの雰囲気がありますよね。猫さんの自前毛皮ファッションは最強です

筆に見えますか?実は筆が無いので、スケッチ用の柔らかい鉛筆で書いたんです

私なんぞ読める字しか書けないヘッポコ。光悦さんの字なんか、さっぱり読めません
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