いつものHPに興味深い記事が載っていました。
ホホジロザメ
ウィキ・フリー画像
「ジョーズ」で名高いホホジロザメは、地球最大の肉食魚で、人間が襲われる事故もあるため、獰猛な悪役というイメージが定着していますが、彼らも地球の生物進化の過程で生まれた生物であり、海洋における生物バランスに寄与しているのかも知れません。
この記事で紹介されているのは、国際的科学者チームの研究により、ホホジロザメのゲノムの特徴が解明されたことです。それによれば、ホホジロザメのゲノムにはDNAを保護・修復する特性があり、従ってゲノムが極めて安定しているということです。
ゲノムが安定していれば癌発病率が低くなり、巨大な身体でも平均寿命が高くなるのです。
ホホジロザメには殆ど癌がなく、その巨体にもかかわらず平均寿命73才と極めて長寿です。
世界的な人類の平均寿命は72才(平均寿命の低い国々も加算するため)。
こうした特性が人類の癌予防にも応用できるのではないかと期待されているそうです。
悪役イメージが強く、海洋での狩猟の対象になるため、ホホジロザメ自体が絶滅危惧種となっています。
どうせ悪い奴だから絶滅してもいいという考え方は危険だと思います。そこから生態系自体が崩壊する可能性もあります。
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