夏が来れば思い出す・・・夏の季語ともなっている小さな昆虫

しかし軽くあしらうことはできない厄介な代物です。危険な感染症を媒介するからです。
尤も、危険なのは産卵期のメスだけ

感染症媒介者として良く知られるのはハマダラカとヒトスジシマカ


この写真はヒトスジシマカです。

この写真の凄いところは、日本語名の由来である「ヒトスジ」が良く見えることです。
ドイツ語名はアジア産虎蚊(Asiatische Tigermücke=アジアテイッシェ・ティガーミュッケ)。Wikiのその他の言語は殆ど学名で済ませています。
ヒトスジシマカがオーストリアで初めて発見されたのは2020年ですが、恐らく今では全国的に広がっていることでしょう。
『目撃したら「Mosquito Alert」というアプリを使って通報してください』と新聞で呼びかけられています。
ハマダラカだって危険なのに

ウィーンに住むようになって蚊には殆ど出会っていませんが、これから増えるかも

ついでにシロアリもゴキブリもいませんが、これから進出してきそうで怖いです

以下は脱線です

フィンランドのショーウィンドウに見られる蚊対策商品

ごく初期のアニメ映画:人を襲う巨大モスキート
この英語Wikiの記事では実際のアニメが見られます



第二次世界大戦のモスキート

航空母艦のホーネットは「スズメバチ」で、なんか雰囲気出てるなと思いますが、爆撃機が蚊ってどうかな

でも上のアニメに出てくる蚊なら怖いですね

蚊を網や道具で採取して、ウイルスの保有を調べます。
ところが、この一連の調査を、自治体が業界団体に委託することができて(かつての横浜市もそう…)、その調査結果が正確かどうかが心配なのです。
業界は、殺虫剤を撒く防除業者と殺虫剤メーカーで構成されています。
→ https://www.pestcontrol.or.jp/news/tabid/101/Default.aspx?itemid=147&dispmid=551
彼らは、蚊の捕捉数やウイルス保有数を多めに報告したほうが、その後の仕事が増えるので、その正確性が気になります。
「調査」と「対策」は、別にしないと意味がありません。
いまのところ、検出は無いので問題となっていませんが、病原体が検出され出すとにわかにその数を水増しして自分たちの利益にするのではないか…
とにかく調査は、公の団体がしないと、日本だと新たな利権になってしまうのです。
<ののちゃんより>
私は調べたことないです
病原体の検出数を水増しすると給付金とかが沢山出るんでしょうか?
そして、そのお金を防疫ではなく別の用途に流用するとか・・・だったら問題ですね。
報告するだけなら数を水増しした分、別の機関が余計に対策を強化して良い効果になるのでは?
逆に過小な報告は危険ですね。
安政の大地震のとき、各藩が被害数を少なめに幕府に報告したのではないかという疑惑があるようです。
先生に叱られないように誤魔化す生徒みたい
正確な数値が公正に公開されることが大切ですね。