布ぞうり講習会を受けてくれた人が出来上がった布ぞうりを持ってきてくれた。
うれしそうに取り出したのは歩き始めたばかしのお孫さん用に作った可愛いミニ布ぞうりだ。
PPロープも大人用に使う8ミリでなく5ミリを使ったそうだ。
鼻緒は柔らかい綿ロープを2本綴じて使ってある。
足に合わせて長さは決めたいのでと鼻緒の裏の始末はしてなかった。
使っている布はお孫さんのお父さんである彼女の息子さんが生まれたとき彼女のお母さんが手縫いで作ってくれたベビーふとんを解いたものだそうな。
たかが布ぞうりだが思い出の布で思いをこめて作るとたいへんなものになる。
東南アジアの手織りの布は売るためでなく主婦が家族の幸せを願って織る祈りの布だと聞く。
もしかしてそれに通じるものがある。
話をしている内お孫さんのお母さんであるお嫁さんの布ぞうりもおそろいで作りたくなったようだ。
良い話を聞けた。
思い出の布や気にいた布で作る布ぞうり講習会は希望者があれば地道にやっていくつもりだ。
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