もみじさんが護岸工事をした谷のすぐそばにはみかんを運んでいた車と駐車場がそのまんまあるが長年の風雪に耐えかね駐車場も車も傾いている。
長年誰にも見向きもされなかったもの達だ。
ガンピの皮の剥ぎ方もあるらしく手も足も使っての剥ぎ方をもみじさんから教わった。
彼女はガンピを剥いだときの香りが好きだといっていた。
皮を剥いだ後の白い木と枝先に残った葉を使って車を飾った。
かたずけなくても乾いたら五右衛門風呂のたきつけにしてくれると言うのでそのまま置いてきた。
落っこちている葉は持ち帰りあまりの暑さにひるんだががんばって草木染にした。
葉を煮るとドロットした液になり驚いたがミョウバンと鉄媒染で淡い黄色とグレーに染まった。
暑い一日谷間の涼しい場所で思いきり遊べて大量のガンピの皮と草木染の布が手元に残った。
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